【三和ホールディングス(5929)】配当B(83点)・累進配当・利回り3.9% — 2026年3月期

保有中(筆者が当該銘柄を保有)📁 金属製品

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結論: 本業はやや減速もDOE10%・累進配当で還元姿勢が際立つ

📊 スコア: B 83点
💰 配当: 106→130円(+24円)、来期146円予想(+16円、70周年記念14円含む)
良い点: 累進配当宣言、DOE10%目標、自己資本比率63.6%、5期連続増配
⚠️ 注意点: 欧州・アジア減益、営業利益微減、米国関税影響


1. 業績ハイライト

  • 売上高 6,607億円(△0.3%)・営業利益 791億円(△1.8%)で本業は微減
  • 純利益 598億円(+3.9%)・特別損失減と固定資産売却益が押し上げ
  • 日本セグメント利益+9.0%が好調で売価転嫁とメンテ事業が貢献
  • 欧州△36.0%・アジア△72.8%と海外2地域が構造改革局面

2. 配当判断サマリー

  • 年間配当 106→130円(+24円)で5期連続増配を継続
  • 来期は普通配当132円+70周年記念配当14円=146円予想で実質も増配
  • DOE目標を8%→10%へ引き上げ・株主資本ベースへ変更し還元意欲を強化
  • 「年間配当146円を下限の目安」と明示・累進配当の事実上の宣言と読める

3. スコア内訳

配当持続性ランク: B(83/100点) ★★★★☆

カテゴリ 配点 得点 主な内容
配当 50 44 性向7、DOE10、利回り7、方針10、耐性10
財務 25 17 自己資本10、ネットキャッシュ4、営業CF安定性3
収益 25 22 営業利益率12、ROE10
合計 100 83

3-1. 主な加点(高得点項目)

  • DOE 10/10: 当期DOE8.2%・来期方針10%へ引き上げで5%以上ライン余裕
  • 配当方針 10/10: 「年間146円を下限」と明示・累進配当の事実上の宣言
  • 増配・減配耐性 10/10: 5期連続増配・コロナ期も配当維持・来期も増配計画、ガイド tier1(3年連続増配+ショック減配なし+来期増配予想)で満点
  • ROE 10/10: 17.8%で15%以上ライン・国内製造業として高水準
  • 自己資本比率 10/10: 63.6%(前期60.2%)で改善・装置産業として超優良
  • 営業利益率 12/15: 12.0%で10〜15%帯・グローバル製造業として安定水準
  • 配当性向 7/10: 46.2%でメーカー中央値35%対比+11.2pt・「中央値+10pt理想範囲」直上
  • 配当利回り 7/10: 3.9%で3.5〜4.5%帯・累進配当織り込み水準

3-2. 主な減点(低得点項目)

3-3. 全体所感

  • スコアの中心要素: 配当方針(DOE10%・累進)とROE 17.8%の両立が高得点を支える
  • 主な減点要因: 海外大型設備投資でネットキャッシュ比率が薄く配当利回りも4%未満
  • ランク境界の判断: 83点でB上位・営業利益率が15%超えればA(85点)入りに近い水準

※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。


4. Pros & Cons

4-1. ✅ Pros

  • DOE目標を株主資本ベース10%へ引き上げ・国内製造業として最強水準の還元方針
  • 自己資本比率63.6%(+3.4pt)で財務体質が改善し増配余力は厚い
  • 営業CF 614億円・現預金1,156億円で配当総額274億円を十分カバー
  • 自己株式取得を継続し総還元利回りはさらに上乗せ余地

4-2. ⚠️ Cons

  • 北米セグメント△9.0%で米国関税の本格化リスクが残存
  • アジア(華東事業)は△72.8%と構造改革途上で短期回復は見えず
  • 来期上期予想は営業利益△10.4%・純利益△13.4%で減益スタート
  • 70周年記念配当14円は来期限りの一過性で実質普通配当は132円ベース

保有状況: 筆者は本銘柄を 保有しています(株数は非開示・2026年5月時点)


5. 筆者メモ

「年間146円を下限」と明示し累進配当を事実上宣言。70周年記念14円剥落後も本則132円維持の運用実績が積み上がるかが、配当方針スコア10/10の説得力を左右する。

次回(2027年3月期 Q2)見るポイント:

  • 北米Pasco Doors買収効果の上乗せ寄与額・関税影響の数値開示
  • 欧州・アジアの構造改革進捗と利益率の底打ち時期
  • 配当方針「146円下限」の運用実績・記念配当剥落後の本則ベースが132円維持できるか

6. 配当の見方

6-1. 配当の中身

項目
2025年3月期実績 106円(中間47円+期末59円)
2026年3月期実績 130円(中間62円+期末68円・予定配当から+6円増配)
2027年3月期予想 146円(中間73円+期末73円・うち70周年記念配当14円)
配当性向(連結・表面) 46.2%(130円 ÷ EPS281.61円・決算短信記載値)
DOE(連結・純資産配当率) 8.2%(決算短信記載値・次期から10%へ引き上げ予定)
配当利回り 3.9%(直近実績DPS130円 ÷ 株価¥3,315・2026-05-18終値・J-Quants API)
配当方針 DOE10%(株主資本ベース)目標+「年間146円を下限の目安」と明示・累進配当の事実上の宣言
連続増配年数 5期連続増配(2022→2026年3月期) + 来期予想で 6期目 継続見込み

6-2. 過去年度 連結DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用、配当÷EPS再計算)

2022年以前の履歴を表示
年度 DPS(円) EPS(円) 配当性向
2020/3期 34.00 97.14 35.0%
2021/3期 34.00 96.21 35.3%
2022/3期 36.00 103.40 34.8%
年度 DPS(円) EPS(円) 配当性向
2023/3期 58.00 149.71 38.7%
2024/3期 78.00 196.03 39.8%
2025/3期 106.00 264.61 40.1%
2026/3期 130.00 281.61 46.2%
2027/3期(予想) 146.00(普通132+記念14) 288.08 50.7%

(注)

  • データ基準: EDINET DB引用、直近期は短信記載と一致確認済
  • 記念配当の扱い: 2027/3期予想146円のうち14円は創立70周年記念配当・本ブログのルール上「記念配当は実質配当ベースから除外」のため普通配当ベースは132円(+2円)
  • 配当政策の傾向: 2022年以降は性向35%帯から段階的に切り上がり当期46%・来期50%予想・DOE目標引き上げと連動した「水準切り上げ」型

6-3. 配当の評価ポイント(3点)

  • 増配構造: 5期連続増配(2022→2026)・累計DPS 36→130円(+3.6倍)で配当政策の方向性は明確
  • 方針シグナル: DOE目標を8%→10%・株主資本ベースへ変更し「146円下限」と明記・累進配当の事実上の宣言
  • 耐性実績: コロナ期(2020/3期・2021/3期)も34円維持・過去10年で減配履歴なし

7. 詳細データ

7-1. 業績サマリー

指標 当期 前期 前期比
売上高 660,712百万円 662,380百万円 △0.3%
営業利益 79,095百万円 80,515百万円 △1.8%
経常利益 80,647百万円 84,015百万円 △4.0%
当期純利益 59,776百万円 57,512百万円 +3.9%
EPS 281.61円 264.61円 +6.4%
ROE 17.8% 19.0% △1.2pt

セグメント別(対前年同期比)

セグメント 売上 前期比 セグメント利益 前期比
日本 291,335百万円 +1.3% 39,067百万円 +9.0%
北米 241,856百万円 △1.5% 37,754百万円 △9.0%
欧州 115,023百万円 +0.6% 2,178百万円 △36.0%
アジア 13,006百万円 △15.3% 101百万円 △72.8%

業績増減要因の「画質」診断

観点 評価 解釈
一過性要因 🟡 固定資産売却益13.97億円・関係会社清算益3.20億円が特別利益に計上・純利益+3.9%のうち一部は一過性寄与
営業外損益 🟢 受取利息35.5億円・受取配当6.7億円が安定収益・為替差損は3.4億円と小幅
純利益押し下げ/押し上げ要因 🟡 子会社事業再構築費用17.30億円(欧州・アジア構造改革)が継続計上・前期1,107百万円の減損は剥落
開示の誠実性 🟢 セグメント別の現地通貨ベース・売価転嫁/関税影響の解説が詳細・キャッシュフロー関連指標の3期比較を開示

画質: 中程度(一過性益と構造改革費用が相殺・本業の地力は営業利益△1.8%で判断)

7-2. 財務・CFサマリー

指標 2025年3月期 2026年3月期
営業CF(百万円) 76,942 61,396
投資CF(百万円) △30,174 △17,917
財務CF(百万円) △42,890 △52,702
現金等期末残高(百万円) 103,114 91,583
自己資本比率(%) 60.2 63.6
  • 有利子負債: 社債20,000(うち1年内償還10,000)+短期借入8,338+1年内返済長期借入14,025+長期借入2,217+リース債務(流動3,540+固定8,954)=計57,074百万円
  • ネットキャッシュ: 現預金115,589+有価証券9,496−有利子負債57,074=+68,011百万円(時価総額約6,958億円対比9.8%・プラス水準)

7-3. 来期業績予想(2027年3月期)

項目 予想 前期比
売上高 677,000百万円 +2.5%
営業利益 81,000百万円 +2.4%
経常利益 82,500百万円 +2.3%
親会社株主帰属当期純利益 60,000百万円 +0.4%
EPS 288.08円 +2.3%

(参考)上期(2Q累計)予想は売上+1.4%・営業利益△10.4%・純利益△13.4%と減益スタート・下期挽回計画。

7-4. データ出典の透明性

項目 出典 信頼度
通期売上・営業利益・経常利益・純利益・EPS・ROE・営業利益率 2026年3月期 決算短信(2026年5月14日開示) 🟢 一次情報
来期業績予想・配当方針 2026年3月期 決算短信「1.(4)今後の見通し」「1.(5)利益配分に関する基本方針」 🟢 一次情報
配当実績・来期予想・配当性向・DOE 2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」 🟢 一次情報
自己資本比率・純資産・現金等・有利子負債・自己株式取得 2026年3月期 決算短信「連結貸借対照表」「連結CF計算書」 🟢 一次情報
セグメント別 2026年3月期 決算短信「業績の状況」 🟢 一次情報
過去配当履歴・EPS推移 EDINET DB 🟢 一次情報
株価¥3,315(2026-05-18終値) J-Quants API(JPX 公式) 🟢 一次情報

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