結論: 特別利益使途を明示・高画質開示で配当60→100円大幅増配
📊 スコア: A 85点
💰 配当: 60→100円(+40円)、投資有価証券売却益反映の増額
✅ 良い点: 高営業利益率、ネットキャッシュ厚、出店加速、開示画質
⚠️ 注意点: 営業益△20.3%、特別利益色の強い増配、配当方針弱め
1. 業績ハイライト
- 売上 18,253百万円(+5.9%)・通期進捗69.4%
- 営業益 4,279百万円(△20.3%)・成長投資1,093百万円先行
- 純利益 7,631百万円(+108.5%)・投資有価証券売却益67.62億円計上
- LABO来店台数+13.1%・新車マーケット+24.1%と本業堅調
- 今期30店舗計画順調・三菱自動車工業で純正採用開始
2. 配当判断サマリー
- 配当60→100円(40+60)・+40円増配、特別利益を株主還元へ充当
- 配当性向29.2%(100円÷342.22円)・サービス業中央値以下で原資余裕大
- ネットキャッシュ約122億円・配当原資2,729百万円を十分カバー
- 7期連続増配・コロナ期も増配維持で耐性実績は強固
3. スコア内訳
配当持続性ランク: A(85/100点) ★★★★★
| カテゴリ | 配点 | 得点 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 配当 | 50 | 40 | 性向10、DOE10、利回り7、方針3、耐性10 |
| 財務 | 25 | 20 | 自己資本10、ネットキャッシュ7、営業CF安定性3 |
| 収益 | 25 | 25 | 営業利益率15、ROE 10 |
| 合計 | 100 | 85 | — |
3-1. 主な加点(高得点項目)
- 営業利益率 15/15点: 通期予想27.7%・累計23.4%でいずれも15%以上満点帯
- 配当性向 10/10点: 29.2%(100円÷342.22円)・サービス業中央値(30〜40%)以下で配当原資余裕大
- DOE 10/10点: 約11.4%(配当総額2,729百万円÷自己資本23,991百万円)で5%超満点帯
- 自己資本比率 10/10点: 74.9%(60%以上で満点)・前期72.7%から更に改善
- ROE 10/10点: 通期予想ベース約39%・特別利益除外でも15%超満点帯
- 増配減配耐性 10/10点: 7期連続増配・コロナ期(2020/6期→2021/6期)も増配維持で来期相当も増額継続
- 営業CF安定性 5/5点: 過去5期で営業CFは継続黒字・成長投資先行でも資金繰り余裕は厚い
- 配当利回り 7/10点: 3.96%(100円÷2,525円)・3.5〜4.5%帯
- ネットキャッシュ 7/10点: 約122億円・時価総額約689億円の17.7%でプラス10〜30%帯
3-2. 主な減点(低得点項目)
- 配当方針 3/10点: 安定配当・成長投資との両立を定性的に説明する程度・累進配当宣言/DOE目標/性向目標いずれも未明示
3-3. 全体所感
- スコアの中心要素: 高営業利益率(23〜28%)・厚いネットキャッシュ・連続増配履歴という3点の構造的強み
- 主な減点要因: 配当方針の明文化が弱く累進/DOE/性向のいずれも目標化されていない点
- ランク境界の判断: A下位(85-87点帯)・配当方針の明文化が進めばA中位以上へ
※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。
4. Pros & Cons
4-1. ✅ Pros
- 投資有価証券売却益67.62億円の使途(成長投資1,093百万円・配当増額1,090百万円相当)を表形式で明示・開示の透明性が極めて高い
- LABO総来店台数+13.1%・リピート率約87%の高粘着サービスモデルが地方出店でも採算化
- EXキーパー新車純正採用が拡大(三菱自動車工業・スバル・ボルボ・メルセデス)・新車マーケット+24.1%
- 2031年550店舗計画・既存店改装(モビリティベース化)による中長期成長余地
4-2. ⚠️ Cons
- 営業利益△20.3%・経常△19.9%と本業は減益(特別利益原資の成長投資先行が要因・足し戻し後はほぼ横ばい)
- 配当方針の明文化が弱い・累進/DOE/性向のいずれも目標化されていない
- +40円増配のうち、配当総額換算で約1,090百万円分は特別利益を原資・来期(2027/6期)以降の配当水準は要観察
- 出店ペース加速で新店初年度の不採算期間と既存店共食い(△5〜15%)が短期的に重い
保有状況: 筆者は本銘柄を 保有していません(観察対象として継続フォロー予定)。
5. 筆者メモ
コーティング中心の実店舗サービスで営業利益率27.7%・7期連続増配・コロナ期も増配維持。労集約型サービス業として業績の構造的強さが確定しており、A帯スコアを支える根拠となっている。
次回(2026年6月期 通期決算・2026年8月予定)見るポイント:
- 通期着地と特別利益除く実力ベース営業益の最終値(成長投資の足し戻し後)
- 来期(2027/6期)配当方針(60円ベース戻し/100円維持/累進方針明文化)
- 30店舗計画の通期達成・新店初年度の採算化進捗
6. 配当の見方
6-1. 配当の中身
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 2025年6月期実績 | 60.00円(中間0+期末60) |
| 2026年6月期予想 | 100.00円(中間40+期末60)・前期比+40円 |
| 配当性向(連結・表面) | 29.2%(100円 ÷ EPS342.22円・決算短信記載値) |
| DOE(株主資本配当率) | 約11.4%(配当総額2,729百万円 ÷ 自己資本23,991百万円・筆者試算) |
| 配当利回り | 3.96%(2026/6期予想DPS100円 ÷ 株価¥2,525・2026-05-18終値・J-Quants API) |
| 配当方針 | 安定的かつ継続的な配当を基本とし、特別利益発生時は株主還元へ充当する旨を本Q3開示で明示 |
| 連続増配年数 | 7期連続増配(EDINET DB ベース・2019/6期以降) |
6-2. 過去年度 連結DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用、配当÷EPS再計算)
2022年6月期以前の履歴を表示
| 年度 | DPS(円) | EPS(円) | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2018/6 | 4.5 | 41.33 | 10.9% |
| 2019/6 | 6.0 | 59.97 | 10.0% |
| 2020/6 | 7.5 | 64.61 | 11.6% |
| 2021/6 | 20.0 | 75.65 | 26.4% |
| 2022/6 | 31.0 | 113.41 | 27.3% |
| 年度 | DPS(円) | EPS(円) | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2023/6 | 43.0 | 145.06 | 29.6% |
| 2024/6 | 50.0 | 162.02 | 30.9% |
| 2025/6 | 60.0 | 179.14 | 33.5% |
| 2026/6 予想 | 100.0 | 342.22 | 29.2% |
(注)
- データ基準: EDINET DB引用、直近期は短信記載と一致確認済
- 特別/記念配当の有無: 過去9年の減配履歴は EDINET DB の分割調整不整合による表示差(2014-2018年帯)のみで、普通配当ベースでは2019/6期以降は一貫増配。当期2026/6期の100円は普通配当としての増額(特別配当/記念配当の付与ではなく、特別利益を原資とした通常配当の増額)
- 配当政策の傾向: 利益成長に応じた段階的増配を継続・性向は20〜35%帯で安定推移
6-3. 配当の評価ポイント(3点)
- 増配構造: 7期連続増配(2019/6期以降)+ 当期100円は前期比+66.7%の大幅増額・利益成長と特別利益の合算で実現
- 方針シグナル: 累進配当/DOE目標/性向目標の明文化はないが、特別利益発生時に株主還元へ充当する姿勢を本Q3開示で実証
- 耐性実績: コロナ期(2020/6期)も増配維持・営業CFも継続黒字で構造的な耐性は高い
7. 詳細データ
7-1. 業績サマリー
| 指標 | 当期累計(Q3) | 前期累計(Q3) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 18,253百万円 | 17,242百万円 | +5.9% |
| 営業利益 | 4,279百万円 | 5,370百万円 | △20.3% |
| 経常利益 | 4,291百万円 | 5,357百万円 | △19.9% |
| 四半期純利益 | 7,631百万円 | 3,660百万円 | +108.5% |
| EPS | 279.64円 | 134.11円 | +108.5% |
| 営業利益率 | 23.4% | 31.1% | △7.7pt |
セグメント別(対前年同期比)
| セグメント | 売上 | 前期比 | セグメント利益 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| キーパーLABO運営 | 10,026百万円 | +7.1% | 1,122百万円 | △45.4% |
| キーパー製品等関連 | 8,227百万円 | +4.4% | 3,156百万円 | △4.8% |
業績増減要因の「画質」診断
| 観点 | 評価 | 解釈 |
|---|---|---|
| 一過性要因 | 🟢 | 投資有価証券売却益67.62億円(特別利益)の発生事実と充当用途(成長投資1,093百万円)を表形式で明示 |
| 営業外損益 | 🟢 | 受取配当金等の小規模変動で実質ほぼ中立 |
| 純利益押し上げ要因 | 🟢 | 純利益+108.5%は特別利益が主因と会社が明示・実力ベース営業益は+0.1%(53.73億円相当・足し戻し後)と注記 |
| 開示の誠実性 | 🟢 | 特別利益の使途(TV広告/特別賞与/店舗開発/教育訓練等)を費目別に金額開示・「画質が極めて高い」レベル |
→ 画質: 良好(特別利益の使途明示で実力との分離が容易)
7-2. 財務・CFサマリー
| 指標 | 2025/6 期末 | 2026/6 Q3末 |
|---|---|---|
| 現金及び預金(百万円) | 4,172 | 13,283 |
| 投資有価証券(百万円) | 4,354 | 83 |
| 自己資本比率(%) | 72.7 | 74.9 |
| 利益剰余金(百万円) | 17,755 | 23,749 |
- 有利子負債: 長期借入金 1,069百万円(うち1年内返済506+長期563)・リース債務 360百万円(合計約1,429百万円)
- ネットキャッシュ: 現金13,283百万円 − 有利子負債約1,069百万円(リース除く) ≈ +12,214百万円・時価総額約689億円(¥2,525×27.29百万株)の約17.7%
7-3. 通期業績予想(2026年6月期 通期・据置)
| 項目 | 予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 26,300百万円 | +13.9% |
| 営業利益 | 7,287百万円 | +2.7% |
| 経常利益 | 7,287百万円 | +2.2% |
| 当期純利益 | 9,340百万円 | +91.0% |
| EPS | 342.22円 | +91.0% |
7-4. データ出典の透明性
| 項目 | 出典 | 信頼度 |
|---|---|---|
| 売上・営業利益・経常利益・純利益・EPS・営業利益率 | 2026年6月期 第3四半期決算短信(2026年5月15日開示) | 🟢 一次情報 |
| 通期業績予想・配当方針 | 2026年6月期 第3四半期決算短信「業績予想などの将来予測情報に関する説明」 | 🟢 一次情報 |
| 配当実績・予想・配当性向 | 2026年6月期 第3四半期決算短信「2.配当の状況」 | 🟢 一次情報 |
| 自己資本比率・純資産・現金等・有利子負債 | 2026年6月期 第3四半期決算短信「四半期貸借対照表」 | 🟢 一次情報 |
| セグメント別(LABO運営/製品等関連) | 2026年6月期 第3四半期決算短信「経営成績に関する説明」 | 🟢 一次情報 |
| 過去配当履歴・EPS推移 | EDINET DB | 🟢 一次情報 |
| 株価¥2,525(2026-05-18終値) | J-Quants API(JPX 公式) | 🟢 一次情報 |
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