結論: 中堅企業向けコンサル軸に増収、5期連続増配・高DOE・高ROE維持。
📊 スコア: B 77点
💰 配当: 42.50→48.00円(+5.50円・分割後)、2026年12月期予想48円継続(中間24+期末24)
✅ 良い点: 5期連続増配、自己資本比率78.2%、DOE17.8%、高ROE26%超
⚠️ 注意点: Q1営業益△9.0%、配当性向66.6%、サービス業中央値超え、株式分割直後
1. 業績ハイライト
- 売上高: +2.2%、月次支援コンサル・経営研究会費が牽引。
- 営業利益: △9.0%、人的資本投資・M&A費用の先行で減益。
- 経常利益: △8.0%、減益も受取利息増(投資有価証券運用)で吸収。
- 親会社株主帰属四半期純利益: +1,660.8%、前年同期の減損2,156百万円の反動。
- 自己資本比率: 72.4% → 78.2%(+5.8pt)、現金回転で厚みが増加。
2. 配当判断サマリー
- 表面DPS 2025年実績85円(分割前)→ 2026年予想48円(分割後・分割考慮で実質+5.50円)、5期連続増配継続。
- 1株→2株の株式分割を2026年1月1日付で実施、本稿は分割後ベースで統一表記。
- 配当性向は通期予想ベース 66.6%、サービス業中央値(25〜30%)を大きく超過。
- 配当利回り 4.43%(¥1,084・2026-05-15終値・J-Quants API)、高水準。
- 過去6年で減配履歴なし、コロナ期も増配継続で耐性は高い。
3. スコア内訳
配当持続性ランク: B(77/100点) ★★★★☆
| カテゴリ | 配点 | 得点 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 配当 | 50 | 30 | 性向0、DOE10、利回り7、方針3、耐性10 |
| 財務 | 25 | 22 | 自己資本10、ネットキャッシュ7、営業CF安定性5 |
| 収益 | 25 | 25 | 営業利益率15、ROE10 |
| 合計 | 100 | 77 | — |
3-1. 主な加点(高得点項目)
- 営業利益率 15/15(100%): 通期予想営業利益率24.6%(9,100/37,000)、コンサル業の高粗利構造で15%基準を大きく上回る。
- 自己資本比率 10/10(100%): 当Q末78.2%、現金循環型ビジネスで借入が極めて軽い財務基盤。
- DOE 10/10(100%): 配当総額約4,363百万円÷自己資本24,500百万円で17.8%、5%基準を大幅超過。
- ROE 10/10(100%): 通期予想純利益6,550百万円÷自己資本24,500百万円で約26%、15%基準を大きく超過。
- 増配減配耐性 10/10(100%): 5期連続増配、コロナ期も減配なし、2026年12月期予想も増配。
3-2. 主な減点(低得点項目)
- 配当性向 0/10(0%): 通期予想66.6%(48円÷EPS72.07円)、サービス業中央値30%との乖離+36pt超で機械採点上は0点。ただし高ROE・高DOE構造を考慮した相対評価では実質的な減配リスクは限定的(§6-3参照)。
- 配当方針強度 3/10(30%): 「安定配当・成長還元」を定性的に明記するも、配当性向目標やDOE目標等の数値開示はなく、累進配当方針の明文化もないため方針強度の機械評価は低位。
3-3. 全体所感
- スコアの中心要素: 高い営業利益率・自己資本比率・ROEの揃った財務効率と、5期連続増配の累積実績。
- 主な減点要因: 配当性向の中央値超過と、配当方針開示が定性的にとどまる点が機械採点上の重しに。
- ランク境界の判断: 77点はBランク(70-84)中位帯、減益局面でも財務厚みで配当余力を維持。
※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。
4. Pros & Cons
4-1. ✅ Pros
- 物流子会社ロジクリエイトの2026年1月グループイン、SCMコンサル領域を強化。
- 中期経営計画(2026-2028)初年度スタート、AX・DXコンサル領域への先行投資推進。
- 自己株式9,102千株(発行済の9.1%相当)保有、機動的還元の原資として活用余地。
- 経営研究会員数の増加が継続(会費収入+7.6%)、ストック型収益基盤が拡大。
4-2. ⚠️ Cons
- 販管費が前年同期871百万円→1,286百万円(+47.6%)へ急増、人的資本・M&A投資の先行費用が利益を圧迫。
- 物流BPO売上が△30.2%、政策的縮小とはいえ受注減のセグメント存在。
- M&Aコンサル売上が△12.9%、M&A市場の競合激化や案件タイミングの影響を受けやすい。
- 株式分割直後で過去配当履歴の比較が分かりにくく、PER・PBR等の指標も投資家側で再計算が必要。
保有状況: 筆者は本銘柄を 保有しています(株数は非開示・2026年5月時点)。
5. 筆者メモ
配当性向66.6%はサービス業中央値を上回るが、ROE約26%・DOE17.8%の高効率構造ゆえの結果。 利益絶対額が安定する限り、過度な懸念は不要と読んでいる。
次回(2026年12月期 第2四半期決算・2026年8月頃予定)見るポイント:
- 中間配当24円が予想通り実施されるか(中計初年度の還元意思表示)。
- 販管費の伸びが続くか、それとも単発的な投資ピークだったかの見極め。
- 月次支援コンサル・経営研究会員数の増勢継続有無、ストック収益の安定性。
6. 配当の見方
6-1. 配当の中身
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 2025年12月期実績 | 期末85円(分割前)・分割考慮後 42.50円 |
| 2026年12月期予想 | 中間24円 + 期末24円 = 48.00円(分割後ベース) |
| 配当性向(連結・通期予想ベース) | 66.6%(48.00円 ÷ EPS72.07円・決算短信記載値) |
| DOE(連結・純資産配当率・推計) | 約17.8%(配当総額推計4,363百万円 ÷ 自己資本24,500百万円) |
| 配当利回り | 4.43%(2026年予想DPS48円 ÷ 株価¥1,084・2026-05-15終値・J-Quants API) |
| 配当方針 | 利益配分は安定的・継続的な配当を基本方針として明記 |
| 連続増配年数 | 5期連続増配 + 2026年12月期予想で 6期目 継続見込み(分割考慮ベース) |
6-2. 過去年度 連結DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用、分割後ベース)
2022年以前の履歴を表示
| 年度 | DPS(円・分割後) | EPS(円・分割後) | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2020年3月期 | 11.25 | 35.16 | 32.0% |
| 2021年3月期 | 12.00 | 44.29 | 27.1% |
| 2022年3月期 | 13.75 | 50.46 | 27.2% |
| 年度 | DPS(円・分割後) | EPS(円・分割後) | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2023年3月期 | 16.25 | 53.15 | 30.6% |
| 2024年3月期 | 18.75 | 64.00 | 29.3% |
| 2024年12月期(変則9ヶ月) | 21.25 | 35.34 | 60.1% |
| 2025年12月期 | 42.50 | 71.78 | 59.2% |
| 2026年12月期(予想) | 48.00 | 72.07 | 66.6% |
(注)
- データ基準: EDINET DB引用、2026年1月1日付の株式分割(1株→2株)を遡及調整し分割後ベースで再構築。直近期は決算短信記載と一致確認済。
- 決算期変更: 2024年に決算期を3月→12月へ変更、2024年12月期は9ヶ月変則決算のため配当性向が一時的に上振れ。
- 配当政策の傾向: 過去6年で減配履歴なし、5期連続増配を継続。決算期変更後も増配ペースを維持。
6-3. 配当の評価ポイント(3点)
- 増配構造: 利益成長に連動した増配スタイル、5期連続増配で配当総額は分割後ベースで2020年11.25円→2025年42.50円へ約3.78倍。
- 方針シグナル: 配当性向目標やDOE目標の数値開示はないが、結果としてDOE17.8%の高水準を継続、株主資本を効率的に還元する姿勢が読み取れる。
- 耐性実績: コロナ期(2020-2021)も連続増配を継続、決算期変更時も配当ペースを乱さず、減配リスクは過去実績上は低い。
7. 詳細データ
7-1. 業績サマリー
| 指標 | 当Q1 | 前年同期Q1 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,944百万円 | 7,775百万円 | +2.2% |
| 営業利益 | 2,100百万円 | 2,307百万円 | △9.0% |
| 経常利益 | 2,136百万円 | 2,321百万円 | △8.0% |
| 親会社株主帰属純利益 | 1,391百万円 | 79百万円 | +1,660.8% |
| 1株Q1純利益(分割後) | 15.31円 | 0.85円 | +1,701% |
| 営業利益率(Q1) | 26.4% | 29.7% | △3.2pt |
売上高内訳(対前年同期比)
| 区分 | 当Q1 | 前期比 |
|---|---|---|
| 月次支援 | 4,620百万円 | +10.2% |
| プロジェクト | 657百万円 | +3.4% |
| M&A | 237百万円 | △12.9% |
| 経営研究会費 | 810百万円 | +7.6% |
| 広告運用 | 650百万円 | +1.3% |
| 物流BPO | 610百万円 | △30.2% |
| その他 | 356百万円 | △12.1% |
(注)当Q1より報告セグメントを単一セグメントへ変更したため、セグメント利益開示は省略。
業績増減要因の「画質」診断
| 観点 | 評価 | 解釈 |
|---|---|---|
| 一過性要因 | 🟡 | 前年同期に減損2,156百万円・当期は事務所移転費用138百万円、純利益の伸びは特損反動分を含む。 |
| 営業外損益 | 🟢 | 受取利息+19百万円、保険金収入28百万円、健全な営業外推移。 |
| 純利益押し下げ/押し上げ要因 | 🟡 | 法人税等調整額△36百万円、前年同期の△797百万円(税効果)の反動で税負担増。 |
| 開示の誠実性 | 🟢 | セグメント変更注記・売上内訳・分割注記が丁寧に開示。 |
→ 画質: 🟡 中(前年同期の減損反動で純利益の見た目が大きく改善・本業の営業利益は減益基調)
7-2. 財務・CFサマリー
| 指標 | 2025/12期末 | 当Q1末(2026/3) |
|---|---|---|
| 現金及び預金(百万円) | 12,463 | 11,580 |
| 有価証券(百万円) | 2,896 | 200 |
| 長期預金(百万円) | 2,600 | 3,200 |
| 短期借入金(百万円) | 250 | 200 |
| 長期借入金(百万円) | 25 | 40 |
| 自己資本比率(%) | 72.4 | 78.2 |
- 有利子負債: 短期借入金200百万円 + 1年内返済長期借入金10百万円 + 長期借入金40百万円 = 約250百万円、極めて軽微。
- ネットキャッシュ: 現金11,580 + 有価証券200 + 長期預金3,200 − 有利子負債250 = 約14,730百万円(プラス・時価総額の約14.9%)。
- (注)Q1決算短信のためキャッシュ・フロー計算書の開示はなし、貸借対照表の資金項目から推計。
7-3. 通期業績予想(2026年12月期)
| 項目 | 予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 37,000百万円 | +11.0% |
| 営業利益 | 9,100百万円 | +2.9% |
| 経常利益 | 9,100百万円 | — |
| 親会社株主帰属当期純利益 | 6,550百万円 | +0.4% |
| EPS(分割後) | 72.07円 | — |
7-4. データ出典の透明性
| 項目 | 出典 | 信頼度 |
|---|---|---|
| Q1売上・営業利益・経常利益・純利益・EPS・売上内訳 | 2026年12月期 第1四半期決算短信(2026-05-13開示) | 🟢 一次情報 |
| 通期業績予想・中期経営計画・配当方針 | 2026年12月期 第1四半期決算短信「1.(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」 | 🟢 一次情報 |
| 配当実績・来期予想・株式分割注記 | 2026年12月期 第1四半期決算短信「2.配当の状況」 | 🟢 一次情報 |
| 自己資本比率・現金等・有利子負債・自己株式 | 2026年12月期 第1四半期決算短信「四半期連結貸借対照表」 | 🟢 一次情報 |
| 過去配当履歴・EPS推移 | EDINET DB(2026年株式分割を遡及調整して再構築) | 🟢 一次情報 |
| 株価¥1,084(2026-05-15終値) | J-Quants API(JPX 公式) | 🟢 一次情報 |
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