【クレステック(7812)】配当C(59点)・利回り5.04% — 2026年6月期 Q3

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結論: 期末配当 41→61円上方修正で年間102円(+34.2%)・利回り5.04%

📊 スコア: C 59点
💰 配当: 76→102円予想(+26円・期末上方修正41→61円)、利回り5.04%
良い点: 期末配当大幅上方修正、利回り5.04%、3Q進捗超過(営業105%/経常117%)
⚠️ 注意点: 直近2年内に減配履歴(2024→2025で89→76円)、累進配当宣言なし(配当性向30%以上目標は明示)、3Q時点で通期予想据置


1. 業績ハイライト

  • 3Q累計 売上138.54億円(△5.0%)・営業利益12.86億円(+7.6%)で減収増益
  • 経常利益13.94億円(+23.1%)は為替差益1.36億円含む・本業実勢は営業段階+7.6%
  • 中国華東地区セグメント利益+846.3%の生産性向上が押し上げ
  • 純利益9.86億円(+29.2%)は移転補償金1.11億円(特別利益)含む
  • 進捗率は営業105.1%/経常117.5%/純利益119.5%で通期予想超過(Q4季節低下で据置)

サマリー

  • 本業改善: 営業利益+7.6%(進捗105.1%)・営業利益率9.28%へ改善・中国華東のセグメント利益+846.3%が牽引・M&A攻勢でドゥルック社等3社子会社化
  • 業績の質に留意: 経常+23.1%のうち為替差益1.36億円(営業外)・純利益+29.2%のうち移転補償金1.11億円(特別利益)込みで本業実勢は営業段階の+7.6%が妥当
  • 配当上方修正: 期末配当を41→61円に上方修正(年間102円・+34.2%)・前期76円からの大幅増配で利回り5.04%・3Q時点での修正は還元姿勢の前進シグナル

2. 配当判断サマリー

  • 期末配当予想を41→61円へ上方修正・年間102円(中間41+期末61)で前期76円から+34.2%増配
  • 配当利回り5.04%(102円÷株価2,024円)は本ブログ高水準帯
  • 過去9期で減配履歴2回(2019→2020で46→36円・2024→2025で89→76円)・連続増配未確立
  • 配当方針はIR公式『株式・配当』で「配当性向30%以上を目標」明示・累進配当宣言/DOE目標は未明示(中期経営計画「CR Challenge 27」進行中)

3. スコア内訳

配当持続性ランク: C(59/100点) ★★★☆☆

カテゴリ 配点 得点 主な内容
配当 50 29 性向9・DOE4・利回り10・方針6・耐性0
財務 25 18 自己資本7・ネットキャッシュ7・営業CF安定性4
収益 25 12 営業利益率8・ROE4
合計 100 59

3-1. 主な加点(高得点項目)

  • 配当利回り 10/10: 5.04%(102円÷株価2,024円)・短信明示の年間配当予想ベースで本ブログ高水準帯
  • 配当性向 9/10: 37.5%(2026/6期予想)で30-40%帯・業績連動方式と整合・原資余裕あり
  • 営業CF安定性 4/5: 過去6期営業CFは概ね安定(中央値80%帯)
  • 自己資本比率 7/10: 46.6%(+1.9pt)で40-60%帯・M&A資金借入後も維持
  • ネットキャッシュ 7/10: 時価総額対比でプラス水準維持・M&A資金借入増もカバー

3-2. 主な減点(低得点項目)

  • 増配減配耐性 0/10: 直近2年内に減配履歴あり(2024→2025で89→76円)・採点ルール上「直近2年内減配で0点」帯
  • DOE 4/10: 約2.8%(参考値・3Q末純資産で試算)で1-3%帯・配当原資の絶対水準は中庸下限
  • ROE 4/10: 通期予想8.46%(EPS272.30円÷BPS3,217.76円)で5-10%帯・自己資本厚みで分母大きい

3-3. 全体所感

  • スコアの中心要素: 配当利回り10点(100%)+配当性向9点(90%)+配当方針6点(IR で配当性向30%以上目標明示)+自己資本/ネットキャッシュ7点(70%)+営業CF安定性80%帯が押し上げ
  • 主な減点要因: 増配減配耐性0点(直近2年内減配)+DOE/ROE各4点(中庸帯下限)の3項目で配点不足・耐性0点が痛い
  • ランク境界の判断: 総合59点でC帯(55-69)中位・通期短信で累進配当宣言が出れば配当方針6→10点・3年連続増配定着で増配減配耐性→8点復帰でB(70+)上振れ余地

※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。


4. Pros & Cons

4-1. ✅ Pros

  • 期末配当上方修正(41→61円)で年間102円・前期76円から+34.2%の大幅増配
  • 配当利回り5.04%(102円ベース)は本ブログ高水準帯・株価2,024円
  • 中国華東地区セグメント利益+846.3%でグローバル収益分散が機能
  • M&A攻勢(アルファ・ティー・ヘッププロモーション・ドゥルック社)で事業領域拡大・グローバル化(ベトナム・ハノイ新拠点候補)

4-2. ⚠️ Cons

  • 直近2年内に減配履歴(2024年89円→2025年76円・△14.6%)・採点ルール上の耐性0点
  • 累進配当宣言・DOE目標は短信/IRとも明示なし・配当性向30%以上目標のみで方針シグナルは中位
  • 経常+23.1%は為替差益1.36億円含み・純利益+29.2%は移転補償金1.11億円(特別利益)含みで一過性要素あり
  • M&A資金需要で短期借入金+7.92億円(3Q累計)・のれん発生62+225百万円で買収統合リスク

保有状況: 筆者は本銘柄を 保有していません(観察対象として継続フォロー予定)


5. 筆者メモ

利回り5.04%は高水準だが、過去9期で減配2回・累進配当宣言なし(配当性向30%以上目標のみ)。高利回り単独での判断は危うく、通期決算の方針強化を待ちたい。

次回(2026年6月期 通期)見るポイント:

  • 通期確定値での営業利益率(3Q累計9.28% vs 通期予想6.93%)の着地
  • 期末配当61円の確定 + 累進配当宣言の有無(通期短信「利益配分の基本方針」)
  • M&A 3社の統合効果と海外売上比率の変化(ベトナム拠点進捗)

6. 配当の見方

6-1. 配当の中身

項目
2025年6月期実績 中間38+期末38=76円 — 全額普通配当
2026年6月期予想 中間41+期末61=102円(期末を41→61円に上方修正・2026-05-15公表) — 全額普通配当・+34.2%増配
配当性向(連結・表面) 37.5%(102円 ÷ EPS272.30円・通期予想ベース・決算短信「3.連結業績予想」記載値)
DOE(連結・純資産配当率) 約2.8%(配当総額約3.05億円 ÷ 3Q末純資産107.4億円・3Q末値で試算・短信3Q未開示のため参考値)
配当利回り 5.04%(年間配当予想102円 ÷ 株価¥2,024・2026-05-22終値・J-Quants API)
配当方針 配当性向30%以上を目標(IR公式『株式・配当』https://www.crestec.co.jp/ir/stock_info03.php で明示)・業績連動方式を基本とし安定性と成長性のバランス重視・累進配当宣言とDOE目標は未明示
連続増配年数 0期連続増配(直近の2024→2025で89→76円△14.6%減配で連続増配未確立)+ 2026年予想102円で増配復帰見込み(1期目)

6-2. 過去年度 連結DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用・配当÷EPS再計算)

2022年以前の履歴を表示
年度 DPS(円) EPS(円) 配当性向
2018/6 39.0 127.60 30.6%
2019/6 46.0 150.00 30.7%
2020/6 36.0 83.98 42.9%
2021/6 45.0 147.98 30.4%
2022/6 78.0 271.01 28.8%
年度 DPS(円) EPS(円) 配当性向
2023/6 83.0 276.42 30.0%
2024/6 89.0 295.48 30.1%
2025/6 76.0 240.15 31.6%
2026/6(予想) 102.0(上方修正後) 272.30 37.5%

(注)

  • データ基準: EDINET DB引用・直近期(2025/6)は短信記載と一致確認済・2026/6は通期予想ベース
  • 異常値の説明: 2020年は配当性向42.9%(コロナ禍で純利益急減・配当46→36円△21.7%減配)・2025年は減配(89→76円)でEPS急減(295→240円)局面に対応・2026年予想は上方修正で37.5%(前期31.6%から+5.9pt)
  • 配当政策の傾向: 過去9期で減配履歴2回(2019→2020/2024→2025)で連続増配未確立・2026年予想102円は前期76円から+34.2%の大幅増配で還元姿勢前進

6-3. 配当の評価ポイント(3点)

  • 増配構造: 2026年予想102円(+34.2%)で還元姿勢前進だが、過去9期で減配2回・連続増配未確立
  • 方針シグナル: IR公式『株式・配当』で「配当性向30%以上を目標」明示・業績連動方式を基本・累進配当宣言とDOE目標は未明示・中期経営計画「CR Challenge 27」(2025-2027年度)進行中
  • 耐性実績: 2024→2025で△14.6%減配(89→76円)+ 2019→2020で△21.7%減配(46→36円)の履歴あり・直近2年内減配で採点ルール上の耐性0点帯

7. 詳細データ

7-1. 業績サマリー

指標 3Q累計(2026/6期) 3Q累計(2025/6期) 前期比
売上高 138.54億円 145.84億円 △5.0%
営業利益 12.86億円 11.95億円 +7.6%
経常利益 13.94億円 11.32億円 +23.1%
四半期純利益 9.86億円 7.63億円 +29.2%
EPS(3Q累計) 329.48円 248.07円 +32.8%
営業利益率 9.28% 8.19% +1.09pt

進捗率(通期予想対比)

指標 累計実績 通期予想 進捗率 標準ペース
売上高 138.54億円 176.69億円 78.4% 75%
営業利益 12.86億円 12.24億円 105.1% 75%
経常利益 13.94億円 11.86億円 117.5% 75%
純利益 9.86億円 8.25億円 119.5% 75%

セグメント別(対前年同期比・3Q累計)

区分 売上 前期比
日本 40.69億円 △4.5%
中国地域 32.83億円 +1.8%
東南アジア/南アジア 45.69億円 △12.5%
欧米 19.31億円 +2.8%

業績増減要因の「業績の質」診断

観点 評価 解釈
一過性要因 🟡 為替差益1.36億円(営業外)・移転補償金1.11億円(特別利益)で経常+23.1%/純利益+29.2%押し上げ・実勢は営業+7.6%
営業外損益 🟡 為替差益+1.36億円が経常段階を押し上げ・為替変動リスク継続
純利益押し下げ/押し上げ要因 🟡 移転補償金1.11億円(特別利益)で純利益+29.2%・剥落後の通期着地は要注視
開示の誠実性 🟢 連結範囲変更(ヘッププロモーション新規)・M&A案件・期末配当上方修正を短信P2・P4で詳細開示

業績の質: 営業段階+7.6%の本業改善は実勢評価だが、経常+23.1%・純利益+29.2%は為替差益+特別利益を含む。実勢ベースは営業段階で見るのが妥当。

7-2. 財務・CFサマリー

指標 2025/6末 2026/6期3Q末
流動資産(百万円) 12,565
流動負債(百万円) 6,256(短期借入金 +792)
純資産(百万円) 8,931 10,743(+1,812)
自己資本比率(%) 44.7 46.6(+1.9pt)
1株当たり純資産(円) 2,624.13 3,217.76(+22.6%)
  • 有利子負債: 3Q累計で短期借入金+792百万円・長期借入金+108百万円・社債△181百万円(M&A資金需要)
  • ネットキャッシュ: 3Q末現金及び預金は短信本表未開示(財務諸表詳細で確認可)・短期借入金増を考慮するとネットキャッシュは限定的・実質無借金ではない

7-3. 来期業績予想(2026年6月期 通期・据置)

項目 予想 前期比
売上高 176.69億円 △5.9%
営業利益 12.24億円 △7.1%
経常利益 11.86億円 +2.4%
親会社株主帰属当期純利益 8.25億円 +12.0%
EPS 272.30円 +13.4%

3Q累計で営業/経常/純利益いずれも通期予想を既に超過(105.1%/117.5%/119.5%)。第4四半期(4-6月)は季節要因で利益が低下する傾向があり、為替変動リスクも勘案して通期予想は据置(短信P3「(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」)。

7-4. データ出典の透明性

項目 出典 信頼度
3Q累計売上・営業利益・経常利益・純利益・EPS・営業利益率 2026年6月期 第3四半期決算短信(2026-05-15開示) 🟢 一次情報
通期業績予想・進捗率・期末配当上方修正 2026年6月期 第3四半期決算短信「3.連結業績予想」「2.配当の状況」注 + 別紙「期末配当予想の修正に関するお知らせ」(2026-05-15公表) 🟢 一次情報
配当実績・予想・配当性向 2026年6月期 第3四半期決算短信「2.配当の状況」 🟢 一次情報
自己資本比率・純資産・流動資産/負債・短期借入金 2026年6月期 第3四半期決算短信「(2)連結財政状態」(短信P1・P5) 🟢 一次情報
セグメント別売上(日本/中国/東南南アジア/欧米) 2026年6月期 第3四半期決算短信「1.(1)当四半期の経営成績の概況」(短信P2・P4) 🟢 一次情報
M&A攻勢(アルファ・ティー/ヘッププロモーション/ドゥルック)・連結範囲変更 2026年6月期 第3四半期決算短信「1.(1)経営成績の概況」「※ 注記事項(1)連結範囲の重要な変更」(短信P1・P4) 🟢 一次情報
過去配当履歴・EPS推移(2018-2025年6月期) EDINET DB 🟢 一次情報
配当方針(配当性向30%以上目標) クレステック IR 公式『株式・配当』https://www.crestec.co.jp/ir/stock_info03.php(2026-05-24 確認) 🟢 一次情報
株価¥2,024(2026-05-22終値) J-Quants API(JPX 公式) 🟢 一次情報

【免責事項】 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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