結論: 上期は営業2桁増益、厚い現金を還元と投資に回す
📊 スコア: C 68点
💰 配当: 125→110円予想(表面△15円=株式公開25周年記念配当25円の剥落・普通配当ベース100→110円で+10円)、期末一括配当のため中間配当なし
✅ 良い点: 14期連続増配、DOE4〜5%目安の還元方針、自己資本比率74.6%、実質無借金
⚠️ 注意点: 予想性向61.7%、利回り3.49%、上期の営業CFマイナス、旧盆の時期ずれ
1. 業績ハイライト
- 営業収益1,299.29億円(+6.3%)・小売とCVSがともに増収
- 営業利益98.49億円(+13.1%)・上期予想比109.1%
- 純利益64.14億円(+9.2%)・EPS105.44円(+11.0%)
- 営業CF△12.37億円・前期末に膨らんだ買掛金等を支払い
- 自己株式2,417,900株を取得・取得額は78.05億円
サマリー
- 上期予想を上回る増益: 営業収益は上期予想にほぼ並んだ(100.1%)一方、営業利益は109.1%、純利益は109.0%で着地。販管費の伸び(+5.8%)が営業収益の伸び(+6.3%)の内側に収まった
- 時期ずれと天候を含む増収: 会社は既存店の増収要因に、高気温による季節商材の好調と、旧盆が前年の9月から今年は8月に移ったことによる食料品の需要増を挙げる。前年は下期にあった旧盆需要が上期に入っている
- 現金は還元と支払いで減少: 配当77.19億円と自己株式取得78.05億円で計155.24億円を還元し、前期末に膨らんだ買掛金・未払金の支払いで営業CFもマイナスに。現金及び預金は795.34億円から486.40億円へ減った
2. 配当判断サマリー
- 期末110円予想(中間0円)は修正なし。前期125円は株式公開25周年記念配当25円を含み、普通配当ベースでは100→110円の+10円増配予想
- 普通配当ベースで14期連続増配(EDINET DB確認範囲・分割調整後)。当期予想どおりなら15期目で、株式分割(2024年9月・1:2)の調整後でも減配はない
- 株主還元方針は「DOE4〜5%を目安に配当を実施」(IR資料・2026-04-07公表)。通期予想ベースの配当性向61.7%は小売業の中央値35%を上回る
- 上期の還元は配当77.19億円+自己株式取得78.05億円=155.24億円で、中間純利益64.14億円の約2.4倍。自己株式の取得枠(上限150億円)の52.0%を消化した
同じ2月期決算の小売業で「配当性向35%以上、DOE3.0%を目安」とするあさひ(3333)が性向とDOEの二本立てなのに対し、サンエーはDOEのレンジ(4〜5%)だけを目安に置く。
3. スコア内訳
配当持続性ランク: C(68/100点) ★★★☆☆
| カテゴリ | 配点 | 得点 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 配当 | 50 | 36 | 性向4・DOE10・利回り4・方針8・耐性10 |
| 財務 | 25 | 20 | 自己資本10・ネットキャッシュ7・営業CF安定性3 |
| 収益 | 25 | 12 | 営業利益率8・ROE4 |
| 合計 | 100 | 68 | — |
3-1. 主な加点(高得点項目)
- DOE 10/10: 5.0%(直近の通期決算短信に記載された2026年2月期実績の純資産配当率)で「5%以上」帯の満点。記念配当25円を含む表面値で、当期の会社予想DOEは開示されていない
- 増配減配耐性 10/10: 14期連続増配(普通配当ベース・EDINET DB確認範囲)+直近5年で減配なし+当期予想も普通配当ベース+10円の増配で満点
- 自己資本比率 10/10: 74.6%(前期末72.0%から+2.6pt)で「60%以上」帯の満点。自己資本が減る中で、現金の減少で総資産がそれ以上に縮んだため比率は上がった
- 配当方針 8/10: IR資料「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」(2026-04-07公表)で「DOE4〜5%を目安に配当を実施」と明示(DOE目標型・※目安は適宜見直し)
- ネットキャッシュ 7/10: +486.40億円(現金及び預金486.40億円・借入金と社債の計上なし)で時価総額約2,014.8億円の24.1%、「プラス・10〜30%」帯の7点
3-2. 主な減点(低得点項目)
- 配当性向 4/10: 61.7%(通期予想ベース・110円÷通期予想EPS178.27円)で小売業の中央値35%から+26.7pt、「+20〜+30pt」帯の4点
- 配当利回り 4/10: 3.49%(予想DPS110円÷株価¥3,150)で「2.5〜3.5%」帯の4点
- ROE 4/10: 通期予想7.3%(予想純利益110.25億円÷平均自己資本1,519.19億円=前期末1,564.14億円と中間期末1,474.24億円の平均)で「5〜10%」帯
3-3. スコアの動き(定点観測)
- スコア変動: 前期(2027年2月期Q1)68点 → 今期(2027年2月期 中間期)68点(±0点)でランクCを維持
- 変動の内訳: 10項目すべて前期と同点。自己資本比率は76.1%→74.6%、ネットキャッシュの時価総額比は24.9%→24.1%、配当利回りは3.25%→3.49%(株価¥3,380→¥3,150)と数値は動いたが帯は変わらない。収益2項目は採点根拠を通期予想に揃え、営業利益率は第1四半期累計7.3%→通期予想6.8%(175.27億円÷2,572.70億円・「5〜10%」帯の8/15点)、ROEは2026年2月期実績7.0%→通期予想7.3%としたが、いずれも同じ帯にとどまった
- 満点項目は維持: DOE10/10・増配減配耐性10/10・自己資本比率10/10の3項目が満点のまま。普通配当ベースの増配予想と、借入金・社債のない財務は変わっていない
- 現在の位置づけ: C帯(55〜69点)の上位で、B(70点)まで2点。配当利回り3.49%は「3.5%」の帯境界まで0.01pt差にあり、株価の小さな変動でも利回りの帯(4点/7点)が入れ替わる位置にある
※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。
4. 事業の強み・構造リスク
※本章はスコア(§3)に入っていない事業上の強み・構造リスクを扱います。
4-1. ✅ 事業の強み
- 商品販売以外の収入源: 不動産賃貸や加盟店からの収入などの営業収入は上期105.98億円(+6.5%)で、売上高の伸び(+6.3%)を上回った。大型店の改装でドラッグストアや専門店を誘致しており、仕入原価のかからない収入が配当原資を支える。
- 自社ブランドと独自商品の強化: 「くらしモア」「成城石井」商品などの販売を強め、2026年9月には食品部門独自のプライベートブランドを創設した。上期の売上総利益率は31.84%(前年同期31.49%)で、独自商品は価格競争を避けて粗利を確保する手段になる。
4-2. ⚠️ 構造リスク
- 沖縄の天候と観光に左右される商圏: 上期は台風接近で6月に1日・8月に2日間の臨時休業があり、入域観光客数も前年同期を下回った。会社は事業環境を沖縄の観光需要と地域経済の動きで説明しており、天候や観光客数の振れが既存店売上を通じて利益に響く。
- 設備投資の増加と償却負担: 上期の有形固定資産の取得は133.23億円(前年同期29.23億円)で、建設仮勘定は33.16億円→94.27億円に増えた。上期の減価償却費は35.80億円(+11.6%)で、建設中の資産が完成すれば償却費の増加が利益の重しになる。
保有状況: 筆者は本銘柄を 保有していません(観察対象として継続フォロー予定)。
5. 筆者メモ
上期の設備投資は約133億円で前年の4倍を超えました。建設中の店舗などが完成すると減価償却費が増えるため、営業利益の伸びをどこまで保てるかを見ていきます。
次回(2027年2月期 第3四半期)見るポイント:
- 旧盆が上期に移った影響が出る下期の既存店売上と、通期営業利益予想175.27億円に対する第3四半期累計の進捗率
- 期末110円予想(普通配当ベース+10円)の修正有無と、自己株式の取得枠(上限150億円・2027年2月26日まで)の消化状況
- 営業CFが通期でプラスに戻るか(上期は前期末の支払い期ずれの解消で△12.37億円)
6. 配当の見方
6-1. 配当の中身
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 2026年2月期実績 | 125円(期末一括・普通配当100円+株式公開25周年記念配当25円) |
| 2027年2月期 中間期実績 | 配当なし(期末年1回配当のため第2四半期末の配当は0円) |
| 2027年2月期予想 | 110円(期末一括・表面△15円・普通配当ベース+10円・中間期決算で修正なし) |
| 配当性向(連結・表面・通期予想ベース) | 61.7%(110円 ÷ 通期予想EPS178.27円・本サイト算出。当期予想110円は記念配当を含まないため表面=普通配当ベース) |
| DOE(連結・純資産配当率) | 5.0%(決算短信記載値=2026年2月期 決算短信「2.配当の状況」の2026年2月期実績。記念配当25円を含む表面値) |
| 配当利回り | 3.49%(予想DPS110円 ÷ 株価¥3,150・2026-10-06終値・J-Quants API) |
| 配当方針 | IR資料「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」(2026-04-07公表)の株主還元方針で「DOE4〜5%を目安に配当を実施」を明示(※DOEの目安は適宜見直し)。有価証券報告書(第56期・2026年5月25日提出)「配当政策」では株主への安定的な利益還元の継続を基本方針とし、期末年1回の剰余金配当を基本とする |
| 連続増配年数 | 14期連続増配(普通配当ベース・EDINET DB確認範囲・株式分割調整後) + 当期予想で 15期目 継続見込み(普通配当ベース100→110円) |
6-2. 過去年度 連結DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用、配当÷EPS再計算)
2022年以前の履歴を表示
| 年度 | DPS(円・分割後換算) | 実質普通DPS(円・分割後換算) | EPS(円・分割後換算) | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 2017 | 23.5 | 23.5 | 153.07 | 15.4% |
| 2018 | 25 | 25 | 162.42 | 15.4% |
| 2019 | 26 | 26 | 147.13 | 17.7% |
| 2020 | 26.5 | 26.5 | 120.19 | 22.0% |
| 2021 | 27.5 | 27.5 | 95.02 | 28.9% |
| 2022 | 30 | 30 | 105.54 | 28.4% |
| 年度 | DPS(円・分割後換算) | 実質普通DPS(円・分割後換算) | EPS(円・分割後換算) | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 2023 | 37 | 37 | 122.47 | 30.2% |
| 2024 | 55 | 55 | 172.82 | 31.8% |
| 2025 | 80 | 80 | 185.49 | 43.1% |
| 2026(実績) | 125(普通100+記念25) | 100 | 172.67 | 57.9% |
| 2027(予) | 110 | 110 | 178.27 | 61.7% |
(注)
- データ基準: EDINET DB引用。2024年度のDPS55円・EPS172.82円は2025年2月期 決算短信が示す分割換算値、2025・2026年度は各期の決算短信と一致を確認済み。2027年度は会社予想(中間期決算で修正なし)。配当性向は実質普通DPS ÷ EPSで再計算しており、記念配当のある2026年度は表面値(決算短信記載72.4%)と異なる
- 株式分割: 2024年9月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を実施(2025年2月期 決算短信の注記)。2024年度以前のDPS・EPSは分割後換算(例: 2024年度の実額はDPS110円・EPS345.63円)。配当は期末年1回のため、2025年度の80円は全額が分割後の株数に対する配当
- 異常値の説明: 2026年度のDPS125円は普通配当100円+株式公開25周年記念配当25円(2026年2月期 決算短信「2.配当の状況」注記)。記念配当を除いた実質普通配当ベースでは80→100円の+20円増配
- 配当政策の傾向: 表の範囲(2017〜2026年度)で毎期増配・減配なし。2023年度以降は増配幅が広がり(+7円→+18円→+25円→普通配当ベース+20円)、2027年度予想は普通配当ベース+10円
6-3. 配当の評価ポイント(3点)
- 増配構造: 分割調整後の普通配当は23.5円(2017年度)→100円(2026年度)へ約4.3倍。EPSの伸びを上回るペースの増配で、実質の配当性向は15%台から57.9%まで上がり、当期予想は61.7%
- 方針シグナル: 株主還元方針はDOE4〜5%目安(IR資料・2026-04-07公表)。2026年2月期の実績DOE5.0%は記念配当込みの値で、目安の上限にあたる。中間期決算でも期末110円予想を変えておらず、自己株式の取得も並行して進めている
- 耐性実績: 表の範囲で減配がなく、コロナ期(2020〜2021年度)も増配を続けた。中間期末の現金及び預金486.40億円は、当期予想110円の配当総額(中間期末の株式数ベースで約65.38億円)の約7.4倍
7. 詳細データ
7-1. 業績サマリー(2027年2月期 中間期累計)
| 指標 | 当中間期 | 前年同中間期 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 1,299.29億円 | 1,222.16億円 | +6.3% |
| 営業利益 | 98.49億円 | 87.06億円 | +13.1% |
| 経常利益 | 102.19億円 | 91.06億円 | +12.2% |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 64.14億円 | 58.74億円 | +9.2% |
| EPS(中間期) | 105.44円 | 94.99円 | +11.0% |
| 営業利益率(中間期実績) | 7.6% | 7.1% | +0.5pt |
| 自己資本比率 | 74.6% | 72.0%(前期末) | +2.6pt |
(注)営業収益は売上高と営業収入(不動産賃貸収入・加盟店からの収入等)の合計で、営業利益率は営業収益を分母とした中間期累計の実績。スコアの営業利益率(6.8%)・ROE(7.3%)は通期予想ベースで採点している。EPSの伸び(+11.0%)が純利益(+9.2%)を上回るのは、自己株式の取得で期中平均株式数が61,841,823株→60,832,141株(△1.6%)に減ったため。
会社の上期予想(2026年4月7日公表)との比較
| 指標 | 上期予想 | 上期実績 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 1,297.89億円 | 1,299.29億円 | 100.1% |
| 営業利益 | 90.26億円 | 98.49億円 | 109.1% |
| 経常利益 | 93.53億円 | 102.19億円 | 109.3% |
| 中間純利益 | 58.87億円 | 64.14億円 | 109.0% |
セグメント別(対前年同期比)
| 区分 | 営業収益 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 小売事業 | 1,249.86億円 | +6.4% |
| CVS事業 | 49.47億円 | +4.9% |
- 小売はセグメント利益86億円(+14.4%)。台風接近による臨時休業(6月に1日・8月に2日間)を除いた期間の既存店売上は堅調で、高気温による季節商材、旧盆の時期ずれ(前年9月・本年8月)による食料品の需要増、観光土産物・免税売上の伸びが増収要因
- CVSはセグメント利益12.48億円(+5.3%)。FC店舗の2店舗閉店・4店舗新規開店と既存店の好調による
業績増減要因の「業績の質」診断
| 観点 | 評価 | 解釈 |
|---|---|---|
| 一過性要因 | 🟡 | 既存店の増収要因に、高気温による季節商材と旧盆の時期ずれ(前年9月・本年8月)を会社が明記。台風による臨時休業(計3日)は逆に下押し要因 |
| 営業外損益 | 🟢 | 営業外収益4.16億円(前年同期4.21億円)、営業外費用0.46億円(うち自己株式取得費用0.23億円)。経常+12.2%は営業+13.1%にほぼ連動 |
| 純利益押し下げ/押し上げ要因 | 🟡 | 税負担率が29.4%→30.9%に上がり、固定資産除却損1.26億円(前年同期0.59億円)、非支配株主に帰属する中間純利益5.58億円(+9.8%)もあって、純利益の伸びは+9.2%と営業段階より小さい |
| 開示の誠実性 | 🟢 | 旧盆の時期ずれや台風による休業日数を本文で具体的に開示。連結範囲・会計方針の変更、修正再表示はいずれもなし |
→ 業績の質: 営業段階の増益は確かだが、前年は下期にあった旧盆需要が上期に入った分を含む(中位〜良好)
7-2. 財務・CFサマリー
| 指標 | 2026年2月期 | 2027年2月期 中間期 |
|---|---|---|
| 営業CF(百万円) | 31,617 | △1,237 |
| 投資CF(百万円) | △6,486 | △13,278 |
| 財務CF(百万円) | △5,440 | △16,377 |
| 現金及び預金(BS・百万円) | 79,534 | 48,640 |
| 短期有価証券(BS流動・百万円) | 0 | 0 |
| 現金及び現金同等物 期末残高(CF・百万円) | 79,534 | 48,640 |
| 自己資本比率(%) | 72.0 | 74.6(+2.6pt) |
(注)2026年2月期の3つのCFは通期、2027年2月期 中間期は中間連結キャッシュ・フロー計算書の金額(前年同中間期の営業CFは23,356百万円)。現金及び預金・現金及び現金同等物は前期末・中間期末の残高。
- 有利子負債: 中間連結貸借対照表に借入金・社債の計上なし(有利子負債0百万円)。リース債務は中間連結貸借対照表で区分表示されず流動・固定負債の「その他」に含まれる(前期末の区分表示は流動12百万円+固定252百万円=264百万円)
- ネットキャッシュ: 現金及び預金48,640百万円 + 短期有価証券0百万円(中間連結貸借対照表の流動資産に有価証券の計上なし) − 有利子負債0百万円 = +48,640百万円(時価総額約2,014.8億円〔株価¥3,150×期末発行済株式数63,963,308株・自己株式を含む〕比 24.1%・「プラス・10〜30%」帯=7/10点)。前期末のリース債務264百万円を同額とみなして控除しても24.0%で同じ帯
- 自己株式: 2026年4月7日の取締役会決議(上限700万株・150億円・取得期間2026年4月8日〜2027年2月26日・市場買付)に基づき2,417,900株を取得(中間連結キャッシュ・フロー計算書の取得支出78.05億円)し、譲渡制限付株式報酬として10,400株を処分。期末自己株式数は2,115,709株→4,523,209株。期末発行済株式総数は63,963,308株で前期末から変わらず、消却はない
- 営業CFの動き: 税金等調整前中間純利益100.92億円・減価償却費35.80億円に対し、仕入債務△57.30億円・未払金△33.16億円・売上債権△41.44億円の運転資本の動きで営業CFはマイナス。前期末(2026年2月28日)は金融機関の休日で、買掛金・未払金が膨らんだまま期末を迎えていた(2026年2月期 決算短信)ため、その支払いが当中間期に入った形
- 設備投資: 有形固定資産の取得による支出は133.23億円(前年同期29.23億円)。建設仮勘定が33.16億円→94.27億円、土地が358.35億円→368.26億円に増えた
- 営業CF安定性: 過去5年の通期営業CF(2022〜2026年2月期)は40.85→147.43→211.78→149.80→316.17億円と赤字の期は無いが、5期平均(173.21億円)からの乖離が±20%を超える期があり、最も離れた1期(2026年2月期)を除いた4期でもその平均(137.47億円)から±20%以内に収まらないため3/5点
7-3. 通期業績予想(2027年2月期・2026年4月7日公表から修正なし)
| 項目 | 予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 営業収益 | 2,572.70億円 | +4.8% |
| 営業利益 | 175.27億円 | +2.7% |
| 経常利益 | 179.75億円 | +1.2% |
| 親会社株主帰属当期純利益 | 110.25億円 | +3.3% |
| EPS | 178.27円 | +3.2% |
| 営業利益率(通期予想) | 6.8%(175.27億円÷2,572.70億円・営業収益ベース・本ブログ算出) | △0.1pt(前期実績6.95%) |
| ROE(通期予想) | 7.3%(110.25億円÷平均自己資本1,519.19億円・本ブログ算出) | +0.3pt(前期実績7.0%) |
| 1株当たり年間配当 | 110円 | 表面△15円・普通配当ベース+10円(予想性向61.7%) |
- 進捗: 通期予想に対する上期の進捗は営業収益50.5%・営業利益56.2%・経常利益56.9%・純利益58.2%。前期の上期比率(営業収益49.8%・営業利益51.0%・経常利益51.2%・純利益55.0%)を上回る
- 下期に必要な額(本サイト算出・通期予想−上期実績): 営業収益1,273.41億円(前期下期比+3.3%)・営業利益76.78億円(同△8.2%)・純利益46.11億円(同△4.0%)。予想どおりなら下期は減益となる計算で、前年は下期にあった旧盆需要が今期は上期に入っている点も下期の比較に影響する
- 前期比の見方: 営業利益率の前期実績6.95%は営業収益(2,455.48億円)を分母とした値(決算短信が示す売上高営業利益率7.6%は売上高を分母とする)。ROEの前期実績7.0%は決算短信記載の自己資本当期純利益率
7-4. データ出典の透明性
| 項目 | 出典 | 信頼度 |
|---|---|---|
| 中間期の営業収益・営業利益・経常利益・中間純利益・EPS・自己資本比率・セグメント別・営業外損益・特別損失 | 2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)(2026-10-06開示) | 🟢 一次情報 |
| 通期業績予想(据え置き)・当期配当予想(修正なし) | 2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信「2.配当の状況」「3.2027年2月期の連結業績予想」「(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」 | 🟢 一次情報 |
| 配当実績・記念配当の内訳・DOE・2026年2月期の実績(ROE・営業CF・リース債務)・上期予想・自己株式取得の決議内容・期末日が金融機関の休日だった旨 | 2026年2月期 決算短信(2026-04-07開示)「2.配当の状況」「3.業績予想」「(2)当期の財政状態の概況」「(重要な後発事象)」 | 🟢 一次情報 |
| 株式分割(2024年9月1日付・1:2)と2024年2月期の分割換算DPS・EPS | 2025年2月期 決算短信(2025-04-07開示)の注記 | 🟢 一次情報 |
| 配当方針 | IR資料「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」(2026-04-07公表)・有価証券報告書 第56期(2026-05-25提出・EDINET)「配当政策」 | 🟢 一次情報 |
| 営業利益率(通期予想)・ROE(通期予想)・配当性向(通期予想ベース)・ネットキャッシュ・下期に必要な額 | 本ブログ算出(会社予想値・決算短信の自己資本および株式数より計算。ROE分母は期首自己資本(前期末)と中間期末自己資本の平均) | 🟡 補助データ |
| 自己資本・現金及び預金・短期有価証券・有利子負債・建設仮勘定・発行済株式数・自己株式数 | 2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信「中間連結貸借対照表」「発行済株式数(普通株式)」「株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記」 | 🟢 一次情報 |
| 中間期の営業CF・投資CF・財務CF・現金及び現金同等物 中間期末残高 | 2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信「中間連結キャッシュ・フロー計算書」 | 🟢 一次情報 |
| 過去配当履歴・EPS推移・通期の営業CF(2022〜2025年2月期) | EDINET DB | 🟢 一次情報 |
| 株価¥3,150(2026-10-06終値) | J-Quants API(JPX 公式) | 🟢 一次情報 |
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