【TAKARA & COMPANY(7921)】配当B(78点)・DOE7.5%目標明示 — 2027年5月期Q1

保有中(筆者が当該銘柄を保有)📁 その他製品

PR本記事には広告リンクを含みます

結論: 本業は大幅増益、180円への増配で予想性向66%

📊 スコア: B 78点
💰 配当: 120→180円(+60円)、中間90円+期末90円の予想を据え置き
✅ 良い点: 営業利益+24.6%、自己資本比率79.9%、実質無借金、5期連続増配
⚠️ 注意点: 予想配当性向66.4%、通訳・翻訳は減収減益、予想利回りは4.59%→4.26%


1. 業績ハイライト

  • 売上高9,512百万円(+4.7%)で増収
  • 営業利益2,125百万円(+24.6%)と大幅増益
  • 四半期純利益1,446百万円(+21.1%)
  • 金融商品取引法関連製品が+21.6%と伸長
  • 通期予想は据え置き、営業利益の進捗率43.4%

サマリー

  • 粗利率の改善で大幅増益: 売上総利益率が44.3%→47.9%(+3.6pt)へ上がって販管費の4.9%増を吸収し、第1四半期累計の営業利益率は18.78%→22.35%へ上昇した
  • ディスクロージャー関連が牽引: セグメント売上7,517百万円(+9.4%)、利益2,028百万円(+35.5%)。金融商品取引法関連と会社法関連の伸びが、IR関連製品(△4.8%)の減少を補った
  • 高い進捗は季節性込みで読む: 顧客の3月決算集中で第1・第4四半期に売上が偏る。営業利益の進捗率43.4%は前年同期の同じ比率38.6%を上回るが、通期予想は据え置かれた

2. 配当判断サマリー

  • 当期予想は中間90円+期末90円=180円(+60円)で、第1四半期時点で修正なし。前期120円は全額普通配当のため実質普通配当ベースでも+60円で、実現すれば6期連続の増配となる
  • 予想配当性向66.4%(180円÷会社予想EPS271.12円)は会社目安の50〜100%に収まる一方、その他製品の業種中央値35%からは+31.4pt離れ、採点上は0点の帯にあたる
  • 会社は今期のDOEを7.6%と見込み、自ら掲げたDOE7.5%以上の目安を上回る計画(採点はこの会社見込み7.6%で実施・前期実績は4.9%)。180円配当の総額は約2,323百万円で、第1四半期末の現金及び預金19,198百万円の約12%
  • DOEと配当性向の目安を併せて掲げる型はマックス(6454)(DOE6.0%、配当性向50%目安)と同じで、TAKARA & COMPANYは目安の水準が一段高い

3. スコア内訳

配当持続性ランク: B(78/100点) ★★★★☆

カテゴリ 配点 得点 主な内容
配当 50 35 性向0・DOE10・利回り7・方針8・耐性10
財務 25 24 自己資本10・ネットキャッシュ10・営業CF安定性4
収益 25 19 営業利益率12・ROE7
合計 100 78 —

3-1. 主な加点(高得点項目)

  • ネットキャッシュ 10/10: +19,169百万円で、時価総額約555.7億円の34.5%。プラスかつ30%以上の満点帯で、有利子負債は29百万円のみ
  • 自己資本比率 10/10: 79.9%(前期末76.2%から+3.7pt)で60%以上の満点帯
  • 増配減配耐性 10/10: 実質普通配当ベースで5期連続増配(2022→2026年5月期)、直近5年で減配なし、当期予想も+60円の増配で満点
  • DOE 10/10: 会社見込み7.6%(2026年5月期決算短信 本文「利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」記載の2027年5月期見込み)で5%以上の満点帯。配当性向・配当利回りと同じく今期予想で揃えた。前期実績は4.9%
  • 営業利益率 12/15: 通期予想14.3%(4,900百万円÷34,200百万円)で10〜15%帯。第1四半期累計は22.35%だが、売上が第1・第4四半期に偏るため採点には通期予想を用いる
  • 配当方針 8/10: 配当性向50〜100%とDOE7.5%以上を目安として併記しており、DOE目標の明示として8点
  • 営業CF安定性 4/5: 2022〜2026年5月期の営業CFは2,743→4,723→3,355→4,366→3,763百万円(2025年5月期は企業結合の会計処理確定後の値)で赤字の期なし。5期平均3,790百万円から最も離れた2022年5月期(△27.6%)を除くと、残り4期は4期平均4,052百万円から±17.2%以内
  • 配当利回り 7/10: 4.26%(当期予想DPS180円÷株価¥4,225)で3.5〜4.5%帯
  • ROE 7/10: 通期予想10.6%(当期純利益予想3,500百万円÷平均自己資本32,875百万円)で10〜15%帯

3-2. 主な減点(低得点項目)

  • 配当性向 0/10: 通期予想66.4%(予想DPS180円÷会社予想EPS271.12円)。その他製品の中央値35%から+31.4ptで「+30pt超」の帯。会社目安50〜100%の範囲内だが、業種比では配当原資に対する配当の重さが大きい側にある

3-3. スコアの動き(定点観測)

  • スコア変動: 前期85点 → 今期78点(△7点)で、ランクはA→B。財務24点・収益19点は変わらず、動いたのは配当カテゴリのみ
  • 変動の内訳: 配当は42→35。配当性向7→0は、採点根拠が2026年5月期実績45.8%から当期通期の会社予想66.4%へ切り替わったため。配当利回り10→7は、株価が¥3,925→¥4,225へ上がり4.59%→4.26%となったため。DOE7→10は、採点根拠を前期実績4.9%から会社の今期見込み7.6%へ切り替えたため
  • 満点項目: 自己資本比率、ネットキャッシュ、増配減配耐性の10/10を維持し、DOEが10/10に加わった。前カルテで満点だった配当利回りは7/10へ1段下がった
  • 現在の位置づけ: B帯(70〜84点)の中ほど。配当性向は「+30pt超」の帯に1.4pt入った位置で、通期EPSが約277円(180円÷65%≒276.9円)以上になれば性向65%以下の「+20〜+30pt」帯(4点)に当たる関係にある。DOEは会社見込み7.6%で評価しており、満点帯の下限5%まで2.6ptの余裕がある。無借金に近い財務と本業の増益は崩れておらず、増配で上がった性向を利益の伸びがどこまで吸収するかが、同じ物差しでの位置を左右する

※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。


4. 事業の強み・構造リスク

※本章はスコア(§3)に反映されていない事業上の強み・構造リスクを扱います。

4-1. ✅ 事業の強み

  • 開示実務に組み込まれるシステム: WizLaboの導入顧客数の増加に加え、開示決算の業務受託も伸び、金融商品取引法関連製品が増収となった(当第1四半期決算短信)。顧客の毎期の開示作業に入り込む取引が広がるほど売上の再現性が高まり、配当原資の土台が固まる
  • 積立超過の退職給付制度: 退職給付に係る資産2,661百万円が同負債279百万円を大きく上回り、当第1四半期の販管費に計上された退職給付費用は49百万円のマイナス(利益の押し上げ要因)だった(四半期連結財務諸表)。積立不足の穴埋めが配当原資と競合しにくい

4-2. ⚠️ 構造リスク

  • 案件の数と規模に左右される通訳・翻訳: 大型イベントや社内会議の案件減少、翻訳案件の小型化で、セグメント利益は86百万円(△49.0%)とほぼ半減した(当第1四半期決算短信)。利益が案件次第で振れやすく、連結の配当原資を分散して支える力は弱い
  • M&Aを軸にした成長戦略とのれん: のれん1,792百万円、顧客関連資産678百万円を抱え、のれん償却は四半期76百万円。会社はROIC重視のM&Aを成長の軸に掲げており(2026年5月期決算短信)、買収が重なれば償却と減損の可能性が利益の振れ要因になる

保有状況: 筆者は本銘柄を 保有しています(株数は非開示・2026年9月時点)。


5. 筆者メモ

景気に左右されにくいディスクロージャー支援の安定感に惹かれて持っています。今期は180円への増配で予想配当性向が66%まで上がるので、利益の伸びがその重さをどこまで吸収できるかを一番見ています。


6. 配当の見方

6-1. 配当の中身

項目 値
2025年5月期実績 120円(中間45円+期末75円〈普通45円+特別30円〉・実質普通配当ベース90円)
2026年5月期実績 120円(中間60円+期末60円・全額普通配当・実質普通配当ベース+30円)
2027年5月期予想 180円(中間90円+期末90円・+60円・第1四半期決算短信で修正なし)
配当性向(連結・通期予想ベース) 66.4%(予想DPS180円 ÷ 会社予想EPS271.12円・本ブログ算出。2026年5月期決算短信の会社見込みも66.4%。記念配当・特別配当の予定はないため実質普通配当ベースと同値)
DOE(連結) 7.6%(2027年5月期の会社見込み・2026年5月期決算短信 本文「利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」記載値。同短信「2.配当の状況」表の2027年5月期(予想)行はDOE欄が空欄のため、本文の記載値を採点根拠とした。参考: 2026年5月期実績は4.9%〔同表の純資産配当率〕)
配当利回り 4.26%(予想DPS180円 ÷ 株価¥4,225・2026-09-29終値・J-Quants API)
配当方針 2027年5月期から従来の安定配当を改め、業績と資本状況に応じた「フレキシブルな株主還元」へ移行。配当性向50〜100%、DOE7.5%以上を目安に運営し、同年度からDOE(株主資本配当率)をKPIに設定した。会社は2027年5月期のDOEを7.6%と見込む(本カルテのDOE採点根拠)(中期経営計画・2026年5月期決算短信「利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」)。還元の選択肢として記念配当、株主優待制度の再開、自社株買いも挙げており、2026年8月25日には「株主優待制度の内容の決定に関するお知らせ」を開示している
連続増配年数 5期連続増配(実質普通配当ベース・2022→2026年5月期)+ 当期予想で 6期目 継続見込み

6-2. 過去年度 連結DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用、配当÷EPS再計算)

2022年以前の履歴を表示(連続増配の検証用)
年度 DPS(円) 実質普通DPS(円) EPS(円) 配当性向
2016 50 50 96.99 51.6%
2017 50 50 96.81 51.6%
2018 50 50 99.39 50.3%
2019 50 50 110.63 45.2%
2020 54 54 139.01 38.8%
2021 54 54 130.01 41.5%
2022 58 58 171.29 33.9%
年度 DPS(円) 実質普通DPS(円) EPS(円) 配当性向
2023 70 70 197.66 35.4%
2024 80 80 231.76 34.5%
2025 120(普通90+特別30) 90 314.00 28.7%
2026 120 120 261.92 45.8%
2027(予) 180 180 271.12 66.4%

(注)

  • データ基準: 年度は5月期(例: 2026=2026年5月期)。EDINET DB引用で、2025年5月期・2026年5月期の配当金額・EPS・配当性向は2026年5月期 決算短信「2.配当の状況」「(1)連結経営成績」の記載値と一致確認済。2027年(予)の行は2027年5月期 第1四半期決算短信の会社予想(年間180円・EPS271.12円)で、配当性向は本ブログ算出
  • DPS 列の方針: 「DPS」は表面値、「実質普通DPS」は特別配当を除いた普通配当ベース。2025年5月期の表面120円は期末に特別配当30円を含み(2026年5月期 決算短信「2.配当の状況」注記: 期末配当75円の内訳は普通配当45円・特別配当30円)、実質普通DPSは90円。同年の配当性向は実質ベース(90円÷314.00円=28.7%)で記載しており、表面ベースでは38.2%(決算短信記載値)。この特別配当は翌2026年5月期に継続していないため、単発として除外している
  • 連続増配の起点と数え方: 実質普通配当ベースでは2021年5月期(54円)が前期と同額の据え置きで、2022年5月期(58円)から2026年5月期(120円)まで毎期増配しているため 5期連続増配。当期予想180円で6期目にあたる
  • 株式分割: EDINET DB の分割調整係数は2016年5月期以降の全期で1.0で、株式分割・併合の影響は確認されない。期末発行済株式総数は2025年5月期末から当第1四半期末まで13,153,293株で変わらず、上表は各期の開示実額のまま
  • 配当政策の傾向: 2016〜2019年5月期は50円で据え置き、2020年5月期以降は段階的に増配。配当性向は30%台で推移してきたが、2026年5月期に45.8%、当期予想で66.4%へ上がる。還元方針の転換で、配当額の伸びが利益の伸びを上回る局面に入っている

6-3. 配当の評価ポイント(3点)

  • 増配構造: 実質普通配当ベースで2021年5月期の54円から58→70→80→90→120円と毎期増配し、当期予想は180円(+60円、+50.0%)。増配幅はこの間で最大で、配当性向は45.8%→66.4%へ上がる
  • 方針シグナル: 安定配当から、配当性向50〜100%とDOE7.5%以上を目安とする還元へ切り替え、DOEをKPIに据えた。DOE目標の明示としてガイド上8/10点
  • 耐性実績: 確認範囲(2016〜2026年5月期)で実質普通配当ベースの減配はなく、コロナ期(2020〜2021年5月期)も54円を維持。2025年5月期の特別配当30円は翌期に継続しておらず、除外して評価している

7. 詳細データ

7-1. 業績サマリー(第1四半期累計)

指標 当期(Q1累計) 前期(Q1累計) 前期比
売上高 9,512百万円 9,086百万円 +4.7%
営業利益 2,125百万円 1,706百万円 +24.6%
経常利益 2,219百万円 1,783百万円 +24.5%
四半期純利益 1,446百万円 1,193百万円 +21.1%
EPS 112.05円 92.33円 +21.4%
営業利益率(四半期累計) 22.35% 18.78% +3.57pt
ROE —(四半期は採点に使わない・通期予想は§7-3) — —

(注)前期(Q1累計)の数値は、2026年5月期末に確定した企業結合の暫定的な会計処理の内容を反映した修正後の値(第1四半期決算短信の注記による)。

セグメント別(対前年同期比)

区分 売上 前期比 セグメント利益(前期比)
ディスクロージャー関連事業 7,517百万円 +9.4% 2,028百万円(+35.5%)
通訳・翻訳事業 1,995百万円 △9.8% 86百万円(△49.0%)

ディスクロージャー関連事業の製品区分別(対前年同期比)

区分 売上 前期比
金融商品取引法関連製品 3,510百万円 +21.6%
会社法関連製品 2,077百万円 +9.6%
IR関連製品 1,506百万円 △4.8%
その他製品 421百万円 △16.8%

(注)セグメント・製品区分の売上は外部顧客への売上高。ディスクロージャー関連事業は顧客の決算期が3月に集中するため、第1・第4四半期の売上が他の四半期より多くなる傾向がある(第1四半期決算短信)。

業績増減要因の「業績の質」診断

観点 評価 解釈
一過性要因 🟢 特別利益の計上はなく、特別損失は固定資産除却損340千円(0.3百万円)のみ(前年同期は7千円)。販管費の退職給付費用が49百万円のマイナス(前年同期は17百万円のマイナス)とマイナス幅を広げ、営業増益419百万円のうち約32百万円分を押し上げた
営業外損益 🟢 営業外収益94百万円、営業外費用0.4百万円。前年同期の為替差損6.7百万円が当期は為替差益2.1百万円に変わり、経常増益率+24.5%は営業増益率とほぼ同じ
純利益押し下げ要因 🟡 税負担率が33.0%→33.9%へ上がり、非支配株主に帰属する四半期純利益も0.4→20百万円へ増えたため、純利益の伸び(+21.1%)は営業利益(+24.6%)をやや下回った
開示の誠実性 🟢 監査法人の期中レビューを任意で受け、結論に指摘事項はない。前年同期の数値を企業結合の会計処理確定に合わせて修正した旨を注記し、減収となった製品区分・セグメントの要因も記載

→ 業績の質: 特別損益や営業外の影響は小さく、増益は売上総利益率の改善による本業由来

7-2. 財務・CFサマリー

指標 前期(2026年5月期) 当第1四半期(2026年8月末)
営業CF(百万円) 3,763 N/A(CF未作成)
投資CF(百万円) △3,060 N/A(CF未作成)
財務CF(百万円) △2,156 N/A(CF未作成)
現金及び預金(BS・百万円) 17,694 19,198
短期有価証券(BS流動・百万円) 0 0
現金及び現金同等物 期末残高(CF・百万円) 17,590 N/A(CF未作成)
自己資本比率(%) 76.2 79.9
  • 有利子負債: 1年内返済予定の長期借入金15百万円+長期借入金14百万円=29百万円(四半期連結貸借対照表)。前期末に50百万円あった短期借入金は当第1四半期末に残高がない。社債・リース債務の区分表示はない
  • ネットキャッシュ: 現金及び預金19,198百万円 + 短期有価証券0百万円 − 有利子負債29百万円 = +19,169百万円。時価総額約555.7億円(株価¥4,225×期末発行済株式数13,153,293株・自己株式を含む)に対して34.5%で、プラスかつ30%以上の10/10点。流動資産に有価証券の計上はないため短期有価証券は0とした。投資その他の資産の投資有価証券3,250百万円(長期)と退職給付に係る資産2,661百万円は分子に算入していない
  • 営業CFの採点対象5期(2022年5月期〜2026年5月期・単位百万円): 2,743 → 4,723 → 3,355 → 4,366 → 3,763。5期とも黒字で5期平均は3,790百万円。平均からの乖離が最大の2022年5月期(△27.6%)を1期除くと、残り4期は4期平均4,052百万円から±17.2%以内に収まる。当第1四半期は四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため、四半期の営業CFは採点に使っていない
  • 出典: 2025年5月期・2026年5月期は2026年5月期 決算短信「(3)連結キャッシュ・フローの状況」(2025年5月期は企業結合の暫定的な会計処理の確定を反映した値)、2022年5月期〜2024年5月期は EDINET DB(有価証券報告書ベース)
  • 四半期中の資産・負債の動き: 受取手形及び売掛金が5,314→3,031百万円(△2,282百万円)、未払費用が1,957→688百万円(△1,269百万円)へ減り、現金及び預金は+1,504百万円。純資産は四半期純利益1,446百万円の計上と剰余金の配当774百万円を主因に+915百万円の33,722百万円
  • 株式数: 期末自己株式数は245,608株(前期末245,588株)。2026年8月28日開示の譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分は、9月25日に払込完了を開示している(当第1四半期末後)。自己株式の処分で期末発行済株式総数は変わらないため、上の時価総額の株数基礎には影響しない

7-3. 通期業績予想(2027年5月期)

項目 予想 前期比
売上高 34,200百万円 +9.8%
営業利益 4,900百万円 +10.9%
経常利益 —(会社予想の開示なし) —
親会社株主帰属当期純利益 3,500百万円 +3.5%
EPS 271.12円 +3.5%
営業利益率(通期予想) 14.3%(4,900百万円÷34,200百万円・本ブログ算出) +0.1pt
ROE(通期予想) 10.6%(3,500百万円÷平均自己資本32,875百万円・本ブログ算出) △0.2pt

2026年7月8日公表の通期予想は第1四半期決算短信で修正なし。予想EPSは2026年5月期決算短信の271.16円から、本短信では271.12円と表示されている。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上27.8%、営業利益43.4%、純利益41.3%で、前年同期の同じ比率(前期実績に対する前年同期累計)は売上29.2%、営業利益38.6%、純利益35.3%。売上は前年並みからやや遅く、利益は前年より速いペースで進んでいる。前期の当期純利益には投資有価証券売却益603百万円(特別利益)が含まれており、純利益の計画は+3.5%と営業利益の+10.9%より小さい。ROEの分母は期首自己資本(2026年5月期末32,425百万円)と当第1四半期末33,325百万円の平均。前期比は2026年5月期実績(売上高31,154百万円、営業利益4,420百万円、当期純利益3,382百万円、EPS261.92円、営業利益率14.2%、ROE10.8%)に対するもの。

7-4. データ出典の透明性

項目 出典 信頼度
第1四半期の売上高・営業利益・経常利益・四半期純利益・EPS・営業利益率・セグメント別・製品区分別 2027年5月期 第1四半期決算短信(2026-09-29開示)「四半期連結損益計算書」「セグメント情報等の注記」「1.(1)当四半期連結累計期間の経営成績の概況」 🟢 一次情報
通期業績予想・当期配当予想(年間180円) 2027年5月期 第1四半期決算短信「2.配当の状況」「3.2027年5月期の連結業績予想」 🟢 一次情報
営業利益率(通期予想)・ROE(通期予想)・配当性向(通期予想) 本ブログ算出(会社予想値より計算・ROE分母は期首自己資本(前期末)と当第1四半期末自己資本の平均) 🟡 補助データ
配当実績・特別配当の内訳・DOE(会社の今期見込み=採点根拠/前期実績=参考)・配当方針 2026年5月期 決算短信(2026-07-08開示)「2.配当の状況」「1.(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」 🟢 一次情報
自己資本比率・現金及び預金・短期有価証券・有利子負債・投資有価証券・発行済株式数・自己株式数 2027年5月期 第1四半期決算短信「四半期連結貸借対照表」「(4)発行済株式数(普通株式)」 🟢 一次情報
営業CF・投資CF・財務CF・現金及び現金同等物 期末残高 2026年5月期 決算短信「(3)連結キャッシュ・フローの状況」(当第1四半期は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していない) 🟢 一次情報
譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分・株主優待制度の内容の決定 適時開示(2026-08-25「株主優待制度の内容の決定に関するお知らせ」・2026-08-28「譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ」・2026-09-25 同処分の払込完了に関するお知らせ) 🟢 一次情報
過去配当履歴・EPS推移・営業CF推移(2022年5月期〜2024年5月期) EDINET DB 🟢 一次情報
株価¥4,225(2026-09-29終値) J-Quants API(JPX 公式) 🟢 一次情報

【免責事項】 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

本記事は配当持続性スコアの枠組みに基づき、筆者が一次情報と内容を確認・編集して公開しています。下書き・集計・整形には補助ツールを使用しています。誤りにお気づきの方は X(@haitoukarte) へお知らせください。