【FUJI(6134)】配当C(64点)・利回り1.1% — 2026年3月期

保有中(筆者が当該銘柄を保有)📁 機械

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結論: 来期一気に+100円の大幅増配計画

📊 スコア: C 64点
💰 配当: 80→90円(+10円)、来期190円予想(+100円)
良い点: 営業利益率16.2%・自己資本比率83.5%・配当性向50%基本
⚠️ 注意点: 利回り1.1%・のれん減損8,087百万円・ROE 7.0%


1. 業績ハイライト

  • 売上高 1,806億円(+41.8%)・営業利益 292.8億円(+112.5%)
  • EPS 178.79円(+49.4%)・ROE 7.0%(+2.1pt)
  • ロボットソリューション事業が売上+47.8%・営業利益+105.7%と牽引
  • マシンツール事業はセグメント損失1.07億円と赤字転落
  • ファスフォードテクノロジののれん減損損失 80.87億円 計上で純利益伸び率は+44.3%に圧縮

2. 配当判断サマリー

  • 年間配当 80→90円(+10円・+12.5%)
  • 来期2027/3期は配当性向50%基本方針に沿い190円予想(+100円・約2.1倍)
  • 配当方針は「配当性向50%を基本」と明示・累進や DOE 目標は未開示
  • DOEは当期3.5%・自己資本比率83.5%で実質無借金・財務余力は厚い
  • 来期予想190円ベースの利回りは株価¥7,993に対し約2.4%水準

3. スコア内訳

配当持続性ランク: C(64/100点) ★★★☆☆

カテゴリ 配点 得点 主な内容
配当 50 28 性向7、DOE 7、利回り0、方針6、耐性8
財務 25 17 自己資本10、ネットキャッシュ4、営業CF安定性3
収益 25 19 営業利益率15、ROE 4
合計 100 64

3-1. 主な加点(高得点項目)

  • 営業利益率 15/15: 16.2%は15%以上で満点・機械業として極めて高水準
  • 自己資本比率 10/10: 83.5%は60%以上で最上位帯・実質無借金
  • 増配減配耐性 8/10: 過去6年で減配履歴なし・コロナ期も配当維持・来期+100円大幅増配予想
  • 配当性向 7/10: 50.3%は機械業(中央値35%)で乖離+15pt・+10〜+20pt帯
  • DOE 7/10: 当期3.5%は3〜5%帯

3-2. 主な減点(低得点項目)

  • 配当利回り 0/10: 当期実績DPS 90円÷株価¥7,993=1.13%は2.5%未満
  • ROE 4/10: 7.0%は5〜10%帯・自己資本比率83.5%が分母を厚くしている影響大
  • ネットキャッシュ 4/10: 約549億円(時価総額の約7.8%)で10%未満帯

3-3. 全体所感

  • スコアの中心要素: 営業利益率16.2%・自己資本比率83.5%という2つの「上位帯」項目で計25点を確保
  • 主な減点要因: 株価上昇先行で配当利回り1.1%が0点・厚い自己資本でROE 7.0%が4点止まり
  • ランク境界の判断: C(55-69点)上位の64点・来期実績配当190円が確定すれば利回り点数の改善余地あり

※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。


4. Pros & Cons

4-1. ✅ Pros

  • AIサーバー関連設備需要でロボットソリューション事業の売上が+47.8%と構造的追い風
  • 現預金531.6億円・有利子負債極小で実質無借金・自己資本比率83.5%の財務超健全
  • 来期2027/3期 売上+16.8%・営業利益+48.9%と強気予想で増益モメンタム継続
  • 自己株式883千株取得(財務CF △23.74億円)で株主還元姿勢を実行

4-2. ⚠️ Cons

  • 子会社ファスフォードテクノロジに係るのれん減損損失80.87億円を当期計上
  • マシンツール事業は売上△12.5%・営業損失1.07億円と赤字転落
  • 営業CFが234.13→91.81億円へ△60.8%と急減・売上債権増291億円が運転資本を圧迫
  • 累進配当の明文化はなく、配当性向50%基準のため業績悪化局面では減配リスク

保有状況: 筆者は本銘柄を 保有しています(株数は非開示・2026年5月時点)


5. 筆者メモ

ロボットソリューション事業が売上+47.8%・営業利益+105.7%と圧倒的牽引、一方でマシンツール事業は赤字転落。

事業ポートフォリオの二極化が進行し、セグメント間の収益依存度が高まっている。

次回(2027年3月期 第1四半期決算)見るポイント:

  • ロボットソリューション事業のAIサーバー向け受注残・新工場(岡崎)稼働率
  • マシンツール事業のセグメント損益が黒字復帰できるか
  • 中間配当95円(予)の実装と通期190円計画の進捗率

6. 配当の見方

6-1. 配当の中身

項目
2025年3月期実績 80.00円(中間40+期末40)
2026年3月期実績 90.00円(中間40+期末50)
2027年3月期予想 190.00円(中間95+期末95)
配当性向(連結・表面) 50.3%(90円 ÷ EPS 178.79円・決算短信記載値)
DOE(連結・純資産配当率) 3.5%(決算短信記載値)
配当利回り 1.1%(直近実績DPS 90円 ÷ 株価¥7,993・2026-05-15終値・J-Quants API)
配当方針 「将来の事業展開に伴う資金需要に配慮しつつ、株主への継続的な利益還元を経営の最重要政策のひとつと位置づけ、配当性向50%を基本とする」(短信1.(5))
連続増配年数 1期連続増配(2026/3期)+ 来期予想で 2期目 継続見込み

6-2. 過去年度 連結DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用、配当÷EPS再計算)

2022年以前の履歴を表示
年度 DPS(円) EPS(円) 配当性向
2020/3 50.00 163.81 30.5%
2021/3 50.00 184.26 27.1%
2022/3 70.00 219.70 31.9%
年度 DPS(円) EPS(円) 配当性向
2023/3 80.00 212.05 37.7%
2024/3 80.00 110.59 72.3%
2025/3 80.00 119.64 66.9%
2026/3 90.00 178.79 50.3%
2027/3(予) 190.00 375.37 50.6%

(注)

  • データ基準: EDINET DB引用・直近期は短信記載と一致確認済
  • 配当政策の傾向: 2023/3期以降は80円で3期維持・2026/3期から増配再開・配当性向50%基準を明確化

6-3. 配当の評価ポイント(3点)

  • 増配構造: 2026/3期は80→90円(+12.5%)・来期予想は90→190円(+111%)と業績連動で大幅増配計画
  • 方針シグナル: 「配当性向50%を基本」の方針を維持しつつ、業績拡大を即座に配当に反映する利益連動色が強い
  • 耐性実績: コロナ期(2020-2021/3期)は50円維持・過去6年で減配履歴なし

7. 詳細データ

7-1. 業績サマリー

指標 当期 前期 前期比
売上高 180,642百万円 127,387百万円 +41.8%
営業利益 29,282百万円 13,781百万円 +112.5%
経常利益 31,291百万円 15,328百万円 +104.1%
当期純利益 15,733百万円 10,906百万円 +44.3%
EPS 178.79円 119.64円 +49.4%
ROE 7.0% 4.9% +2.1pt
営業利益率 16.2% 10.8% +5.4pt

セグメント別(対前年同期比)

セグメント 売上 前期比 セグメント利益 前期比
ロボットソリューション事業 168,737百万円 +47.8% 33,623百万円 +105.7%
マシンツール事業 9,705百万円 △12.5% △107百万円 赤字転落(前期+740百万円)

業績増減要因の「画質」診断

観点 評価 解釈
一過性要因 🟡 ファスフォードテクノロジに係るのれん減損損失80.87億円を当期計上・営業利益への影響はないが純利益伸び率を圧縮
営業外損益 🟢 経常利益は+104.1%と営業利益+112.5%とほぼ整合・特殊な営業外要因なし
純利益押し下げ/押し上げ要因 🟡 のれん減損80.87億円(特別損失)の純利益押し下げが発生(為替換算調整勘定+41.87億円はOCI/純資産項目で純利益には非反映)
開示の誠実性 🟢 のれん減損の金額・対象子会社を明示・後発事象として継続企業への影響なしと注記

画質: 良好寄り(本業の力による高品質な営業増益・純利益は一過性のれん減損で薄まる)

7-2. 財務・CFサマリー

指標 2025年3月期 2026年3月期
営業CF(百万円) 23,413 9,181
投資CF(百万円) △11,418 △6,971
財務CF(百万円) △16,195 △9,038
現金等期末残高(百万円) 58,005 53,159
自己資本比率(%) 89.5 83.5
  • 有利子負債: 期末で実質僅少・短信CF対有利子負債比率は「—」表記の無借金水準・インタレストカバレッジ431.4倍
  • ネットキャッシュ: 現金等531.59億円+有価証券11.81億円 − 有利子負債(極小) ≈ 約549億円のネットキャッシュ・時価総額(発行済97,824千株−自己株9,910千株)×¥7,993 ≒ 7,028億円の約7.8%でプラス領域

7-3. 来期業績予想(2027年3月期)

項目 予想 前期比
売上高 211,000百万円 +16.8%
営業利益 43,600百万円 +48.9%
経常利益 44,300百万円 +41.6%
親会社株主帰属当期純利益 33,000百万円 +109.7%
EPS 375.37円 +109.9%

7-4. データ出典の透明性

項目 出典 信頼度
通期売上・営業利益・経常利益・純利益・EPS・ROE・営業利益率 2026年3月期 決算短信(2026-05-14開示) 🟢 一次情報
来期業績予想・配当方針 2026年3月期 決算短信「1.(4)今後の見通し」「1.(5)利益配分に関する基本方針」 🟢 一次情報
配当実績・来期予想・配当性向・DOE 2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」 🟢 一次情報
自己資本比率・純資産・現金等・有利子負債・自己株式取得 2026年3月期 決算短信「連結貸借対照表」「連結CF計算書」 🟢 一次情報
セグメント別 2026年3月期 決算短信「業績の状況」 🟢 一次情報
過去配当履歴・EPS推移 EDINET DB 🟢 一次情報
株価¥7,993(2026-05-15終値) J-Quants API(JPX 公式) 🟢 一次情報

【免責事項】 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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