【日本精化(4362)】配当B(83点)・DOE4.3%目標明示 — 2027年3月期 中間期

保有中(筆者が当該銘柄を保有)📁 化学

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結論: 上期は営業減益も、年104円の予想は据え置き

📊 スコア: B 83点
💰 配当: 98→104円予想(+6円)、中間52円を決定・期末52円予想
✅ 良い点: 8期連続増配、DOE4.3%目安、自己資本比率81.8%、借入金ゼロ
⚠️ 注意点: 営業利益△11.1%、純利益の増益は売却益による、下期偏重の通期計画、上期の営業CFは931百万円(前年同期3,336百万円)


1. 業績ハイライト

  • 売上高17,719百万円(+1.3%)・営業利益2,648百万円(△11.1%)
  • 純利益2,676百万円(+6.7%)・EPS123.40円
  • 中間期の営業利益率は17.0%から14.9%へ
  • 実績は期初の中間期予想を営業利益で+1.8%上回る
  • 通期予想と年104円(中間52円)の配当予想は据え置き

サマリー

  • 減益の主因は機能性製品: 機能性製品のセグメント利益は2,689→2,302百万円(△14.4%)で、ビューティケア・ヘルスケア・ファインケミカル・トレーディングの4分野すべてが減益だった。環境衛生製品は利益+19.1%と伸びたが、規模の差で補えなかった。
  • 純利益は売却益で増益: 特別利益に投資有価証券売却益1,165百万円(前年同期299百万円)を計上し、純利益は+6.7%。法人税等の負担率は23.9%から30.8%に上がった。経常利益は△8.0%で、本業の段階では減益である。
  • 通期計画は下期に厚い: 会社は通期予想を変えていない。上期の進捗は営業利益46.5%で、前年同時点の55.8%を下回る。通期予想を達成するには、下期に売上高で前年下期比+20.7%、営業利益で+29.3%が要る計算になる。

2. 配当判断サマリー

  • 中間配当は期初予想どおり52円(前年同期47円・支払開始予定日2026年12月1日)。期末予想52円と合わせた年104円(+6円)は据え置きで、実現すれば9期連続の増配
  • 予想配当性向は43.4%(104円÷予想EPS239.80円)で、前期実績の48.4%を下回る。上期の営業減益の後も予想EPSは変わっていない
  • 配当方針は第14次中期経営計画のDOE(連結純資産配当率)4.3%を目安とする型で、2026年3月期の実績も4.3%だった。中計の目標表に掲げた1株当り年間配当100円を、当期予想104円は上回る
  • 同じDOE型のツムラ(4540)はDOE3.6%の水準を維持し2031年度にDOE5%を目指す方針で、DOEの水準そのものに目標年を置く点が日本精化の目安型と異なる

3. スコア内訳

配当持続性ランク: B(83/100点) ★★★★☆

カテゴリ 配点 得点 主な内容
配当 50 41 性向9・DOE7・利回り7・方針8・耐性10
財務 25 20 自己資本10・ネットキャッシュ7・営業CF安定性3
収益 25 22 営業利益率15・ROE7
合計 100 83 —

中間期カルテのため、配当・収益カテゴリは「2027年3月期の通期予想(期初予想から修正なし)」(DOEのみ、当期の会社見込みの数値の開示がないため直近通期の実績)、財務カテゴリは中間期末の連結貸借対照表を基準に採点。過去系列(営業CF・配当履歴)は直近5期の通期実績を使用。化学(メーカー基準)は業種補正の対象外で、すべて本則の帯で評価している。

3-1. 主な加点(配点比70%以上)

  • 営業利益率 15/15: 通期予想15.2%(5,700百万円÷37,400百万円)で15%以上の満点帯。中間期の実績は14.9%(前年同期17.0%)
  • 増配減配耐性 10/10: 実質普通配当ベースで8期連続増配(2019〜2026年3月期)+直近5年で減配なし+当期104円の増配予想
  • 自己資本比率 10/10: 中間期末81.8%(前期末78.5%から+3.3pt)で60%以上の満点帯
  • 配当性向 9/10: 通期予想43.4%(104円÷予想EPS239.80円)。化学(メーカー基準)の中央値35%との差は+8.4ptで「中央値+10pt以内」の帯
  • 配当方針 8/10: 第14次中期経営計画でDOE 4.3%を目安と数値で明示(2026年3月期 決算短信「(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」)。DOE目標を明示する型
  • DOE 7/10: 4.3%(2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」の純資産配当率(連結)記載値)で3〜5%の帯。当期の会社見込みDOEの数値の開示がないため、直近通期の開示実績を採用
  • 配当利回り 7/10: 予想DPS104円ベースで3.5〜4.5%の帯
  • ネットキャッシュ 7/10: +10,675百万円(現金及び預金9,675百万円+有価証券1,000百万円−有利子負債0円)で、時価総額比10〜30%の帯
  • ROE 7/10: 通期予想10.0%(5,200百万円÷平均自己資本51,750百万円)で10〜15%の帯。分母は期首自己資本51,381百万円と中間期末自己資本52,119百万円の平均

3-2. 主な減点(配点比40%以下)

  • 該当する明確な低得点項目なし(全項目で40%超の得点を確保)

3-3. スコアの動き(定点観測)

  • スコア変動: 前回(2027年3月期Q1)83点 → 今回(2027年3月期 中間期)83点(±0点)。カテゴリ別でも配当41→41、財務20→20、収益22→22で動きなし
  • 変動の内訳: 10項目すべてで判定帯が前回と同じ。通期予想と配当予想が据え置かれたため、配当性向43.4%・営業利益率15.2%は前回と同じ値。ROEは分母の自己資本が増えて10.2%→10.0%になった。ネットキャッシュは設備投資の支払いで125.40億円→106.75億円(10,675百万円)に減ったが、帯は同じ。なお前回記事はROEの分母を第1四半期末の自己資本と書いていたが、採点ガイドの定義(期首と直近の平均)で計算しても10.2%で、点数は変わらない。また前回記事は有利子負債を0円とだけ書いていたが、借入金はないもののごく小さなリース債務(2026年3月期 有価証券報告書の前期末の有利子負債は22百万円)があり、前回・今回とも算入していない(ネットキャッシュの帯は変わらない)
  • 満点項目は維持: 営業利益率15点・増配減配耐性10点・自己資本比率10点の3項目は前回から不変
  • 現在の位置づけ: B帯の上位で、A帯(85点以上)まで2点。満点3項目と配当性向9点が土台を作り、DOE・配当利回り・ネットキャッシュ・ROEの7点が並ぶ構図は前回と同じ。ROEの10.0%(計算値10.05%)は10〜15%帯の下限(10%)に近い位置にある

※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。


4. 事業の強み・構造リスク

※本章はスコア(§3)に反映されていない事業上の強み・構造リスクを扱います。

4-1. ✅ 事業の強み

  • 環境衛生製品は値上げと拡販が効く: 原材料価格の上昇を受けながら、販売価格の改定とフードビジネス・医療介護向けの拡販で売上+5.6%・利益+19.1%。コスト上昇を価格に反映できる分野は、配当原資の下支えになる。

4-2. ⚠️ 構造リスク

  • ヘルスケアはスポット受託で振れる: ヘルスケア分野は前年同期にあった医薬中間体のスポット受託案件の反動に、リン脂質の海外向け減少も重なり、売上が4,223→3,094百万円(△26.7%)に減った。単発の受託の有無で分野の売上が大きく動き、配当原資となる利益の年ごとの振れにつながる。
  • 価格転嫁は原料高に遅れる: ファインケミカルは工業品用ウールグリース誘導体の販売が増えたが、原材料価格の上昇に対応した価格転嫁の時期が下期にずれ込み、利益は630→400百万円(△36.4%)。原料高が続く間は転嫁までの差が利益を削り、配当原資の回復を遅らせる。

保有状況: 筆者は本銘柄を 保有しています(株数は非開示・2026年10月時点)。


5. 筆者メモ

筆者が保有を続ける理由は、DOE4.3%目安と8期連続増配が示す還元方針のぶれなさです。上期は営業利益が1割減っても年104円の予想は変わりませんでした。下期に価格転嫁が進むかを確かめます。


6. 配当の見方

6-1. 配当の中身

項目 値
2026年3月期実績 中間47円+期末51円=98円(配当金総額2,125百万円)
2027年3月期 中間期実績 中間配当52円(期初予想どおり・前年同期47円・支払開始予定日2026年12月1日)
2027年3月期予想 104円(中間52+期末52)・+6円。期初予想から修正なし
配当性向(連結・通期予想・表面) 43.4%(104円 ÷ 予想EPS239.80円・2026年3月期 決算短信の予想欄の記載値と一致。記念配当・特別配当の支給はなく実質普通配当ベースでも同値。前期実績は48.4%〔決算短信の記載値〕)
DOE(連結・純資産配当率) 4.3%(決算短信記載値=2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」の2026年3月期実績。当中間期の決算短信に同欄はなく、当期の会社見込みDOEの数値の開示もない。中計の目安4.3%の水準どおり)
配当利回り 採点帯 3.5〜4.5%(7/10)・予想DPS104円
配当方針 DOE(連結純資産配当率)4.3%を目安とし、配当水準の向上と安定化を目指す(第14次中期経営計画・2026年3月期 決算短信「(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」)。内部留保は人的資本・設備・研究開発の3つの投資に充てる方針。累進配当の宣言はない
連続増配年数 8期連続増配(実質普通配当ベース・2019/3期30円→2026/3期98円) + 当期予想で 9期目。2018/3期は創立100周年記念配当5円を含む28円で、普通配当ベース23円は前期と同額のためここを起点としない

6-2. 過去年度 連結DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用、配当÷EPS再計算)

2022年3月期以前の履歴を表示(記念配当の内訳を含む)
年度 DPS(円) 実質普通DPS(円) EPS(円) 配当性向
2016/3 23.00 23.00 75.76 30.4%
2017/3 23.00 23.00 76.45 30.1%
2018/3 28.00(普通23.00+記念5.00) 23.00 84.83 27.1%
2019/3 30.00 30.00 96.98 30.9%
2020/3 33.00 33.00 110.37 29.9%
2021/3 35.00 35.00 116.17 30.1%
2022/3 54.00 54.00 146.32 36.9%
年度 DPS(円) 実質普通DPS(円) EPS(円) 配当性向
2023/3 57.00 57.00 174.42 32.7%
2024/3 70.00 70.00 146.40 47.8%
2025/3 74.00 74.00 172.06 43.0%
2026/3(実績) 98.00 98.00 202.38 48.4%
2027/3(予想) 104.00 104.00 239.80 43.4%

(注)

  • データ基準: EDINET DB引用、直近期(2026/3)は決算短信記載と一致確認済(DPS98円・EPS202.38円・配当性向48.4%)。2027/3(予想)は中間期決算短信の予想EPS239.80円(期初予想から修正なし)で再計算した値。配当性向は実質普通DPS÷EPSで再計算しており、記念配当を含む2018/3期は表面DPSベースの値(33.0%)と異なる
  • 記念配当の内訳: 2018/3期の28円は創立100周年記念配当5円を含む(普通配当ベース23円=中間11.5円+期末11.5円・2018年4月27日会社開示)。本ブログのルールでは記念配当を除いた実質普通配当ベースで連続増配を数えるため、普通配当が前期の23円と同額の2018/3期は増配の起点とせず、連続増配は2019/3期起点の8期(当期予想で9期目)と表記している
  • 異常値の説明: 2024/3期は減益(EPS 174.42→146.40円)の中でも57→70円へ増配したため配当性向が32.7%→47.8%へ上昇。翌期以降はEPSの回復で43〜48%圏に収まっている
  • 配当政策の傾向: 2016/3期以降の10年で減配なし(実質普通配当ベースでも同様)。2019/3期からは毎期増配が続き、2026/3期は+24円(+32.4%)と増配幅を拡大。記念配当は2018/3期の1回のみで、特別配当の支給は確認できず

6-3. 配当の評価ポイント(3点)

  • 増配構造: 実質普通配当ベースで8期連続増配(2019/3期30円→2026/3期98円・約3.3倍)+当期104円予想で9期目見込み。減益年度(2024/3期)も増配を続けた
  • 方針シグナル: 第14次中期経営計画で DOE 4.3%目安 を数値で明示し、2026/3期実績も4.3%と目安どおり。前期(2026/3期)には155万株の自己株式の消却も実施した
  • 耐性実績: コロナ期(2020/3→2021/3)も33→35円と増配を維持し、2016/3期以降の10年で減配はない

7. 詳細データ

7-1. 業績サマリー(2027年3月期 中間期累計)

指標 当中間期 前年同中間期 前年同期比
売上高 17,719百万円 17,495百万円 +1.3%
売上総利益 5,573百万円 5,878百万円 △5.2%
販売費及び一般管理費 2,924百万円 2,897百万円 +0.9%
営業利益 2,648百万円 2,980百万円 △11.1%
経常利益 2,852百万円 3,101百万円 △8.0%
親会社株主に帰属する中間純利益 2,676百万円 2,507百万円 +6.7%
EPS(中間期) 123.40円 113.59円 +8.6%
営業利益率(中間期実績) 14.9% 17.0% △2.1pt

(注)売上高〜中間純利益の前年同期比は決算短信の記載値、売上総利益・販管費・EPS・営業利益率は本ブログ算出(営業利益率は2,648÷17,719=14.94%、前年同期は2,980÷17,495=17.03%)。スコアの営業利益率(15.2%)・ROE(10.0%)は通期予想ベースで採点している。

期初の中間期予想との比較: 2026年4月28日公表の中間期予想(売上高17,700百万円・営業利益2,600百万円・経常利益2,750百万円・純利益2,400百万円)に対し、実績は売上高+0.1%、営業利益+1.8%、経常利益+3.7%、純利益+11.5%だった。機能性製品について会社は、期初の見通しに対し全体として概ね計画どおりに進んだと説明している。

セグメント別(対前年同期比・外部顧客への売上高)

区分 売上 前年同期比 セグメント利益(前年同期比)
機能性製品 13,875百万円 +0.1% 2,302百万円(△14.4%)
環境衛生製品 3,719百万円 +5.6% 310百万円(+19.1%)
その他(不動産賃貸等) 124百万円 +6.5% 35百万円(+16.7%)
  • 機能性製品の分野別の売上は、ビューティケア4,755百万円(+4.5%)、ヘルスケア3,094百万円(△26.7%)、ファインケミカル3,133百万円(+8.2%)、トレーディング2,893百万円(+32.3%)
  • 分野別の営業利益は、ビューティケア1,129百万円(△4.0%)、ヘルスケア651百万円(△14.1%)、ファインケミカル400百万円(△36.4%)、トレーディング120百万円(△1.9%)
  • ビューティケアは機能性油剤の海外向けが流通在庫の解消で増えた一方、生理活性物質の国内向けが減った。トレーディングは増収でも利益はほぼ横ばいだった

業績増減要因の「業績の質」診断

観点 評価 解釈
一過性要因 🔴 特別利益に投資有価証券売却益1,165百万円(前年同期299百万円)を計上。特別損失109百万円(固定資産除却損51・環境対策引当金繰入額50・減損損失7百万円など)を差し引いても、純利益の増益はこの売却益による
営業外損益 🟢 受取配当金201百万円が中心で、営業外収益241百万円から営業外費用37百万円を引いた純額は120→204百万円。前年同期にあった自己株式取得費用60百万円がなくなった
純利益押し下げ/押し上げ要因 🟡 税金等調整前中間純利益は+16.6%だが、法人税等の負担率(法人税等合計÷税金等調整前中間純利益)が23.9%→30.8%に上がり、純利益の伸びは+6.7%にとどまった
開示の誠実性 🟢 機能性製品を4分野に分けた売上・営業利益の参考表を載せ、ヘルスケアのスポット受託の反動やファインケミカルの価格転嫁の遅れなど、減益の理由を分野ごとに説明している。会計方針の変更・修正再表示はない

→ 業績の質: 営業段階は機能性製品の4分野がそろって減益で、純利益の増益は投資有価証券売却益の上乗せによるもの

7-2. 財務・CFサマリー

指標 前期末(2026/3)・前年同中間期 当中間期末(2026/9)
営業CF(百万円) 3,336 931
投資CF(百万円) △1,847 △4,466
財務CF(百万円) △2,930 △1,131
現金及び預金(BS・百万円) 13,196 9,675
短期有価証券(BS流動・百万円) 2,000 1,000
現金及び現金同等物 期末残高(CF・百万円) 13,341 8,682
自己資本比率(%) 78.5 81.8

(注)CFの3行は4〜9月の6ヶ月累計(左列は前年同期)、現金及び預金・短期有価証券・現金及び現金同等物 期末残高・自己資本比率は各期末時点(左列は前期末=2026年3月末、右列は中間期末=2026年9月末)。短期有価証券は中間連結貸借対照表の流動資産「有価証券」。金額は決算短信の千円単位の値を百万円未満切捨てで表示。

  • 有利子負債: 借入金・社債の残高はない(前期末・中間期末とも)。リース債務は中間連結貸借対照表で独立の科目がなく「その他」に含まれ、上期の返済額は4百万円と小さいため算入していない
  • ネットキャッシュ: 現金及び預金9,675百万円 + 短期有価証券1,000百万円 − 有利子負債0百万円 = +10,675百万円。時価総額比(期末発行済株式数23,822,447株・自己株式を含む)で7/10点。前期末は13,196+2,000−0=+15,196百万円。投資有価証券12,050百万円は投資その他の資産の長期保有分のため算入していない
  • 営業CF安定性: 評価対象は前期までの通期5期(2022〜2026年3月期)の2,285→1,439→6,278→4,087→6,814百万円。5期とも黒字だが、5期平均4,181百万円からの乖離は△65.6%〜+63.0%。最も離れた2023年3月期を除いた4期の平均4,866百万円からも2022年3月期が△53.0%離れ、3/5点
  • 中間期のCF: 営業CFは931百万円(前年同期3,336百万円)。税金等調整前中間純利益3,908百万円・減価償却費708百万円が入り、投資有価証券売却益1,165百万円の調整、棚卸資産の増加1,318百万円、法人税等の支払1,235百万円(前年同期226百万円)が出た。投資CFは有形固定資産の取得5,988百万円が中心で、投資有価証券の売却による収入1,726百万円があった
  • 配当の支払いと手元資金: 財務CFの中心は配当金の支払1,105百万円(前期の期末配当51円分)。上期の営業CFから有形固定資産の取得を差し引くと△5,057百万円で、現金及び預金は13,196→9,675百万円、有価証券は2,000→1,000百万円に減った。前期末に2,507百万円あった設備関係未払金は374百万円に減っている
  • 自己株式: 中間期末の自己株式数は2,129,390株(前期末2,137,447株)。期末発行済株式総数は23,822,447株で変わらない

7-3. 通期業績予想(2027年3月期・期初予想から修正なし)

項目 予想 前期比
売上高 37,400百万円 +10.7%
営業利益 5,700百万円 +6.7%
経常利益 6,000百万円 +7.7%
親会社株主帰属当期純利益 5,200百万円 +17.4%
EPS 239.80円 +18.5%
営業利益率(通期予想) 15.2%(5,700百万円÷37,400百万円・本ブログ算出) △0.6pt(前期実績15.8%)
ROE(通期予想) 10.0%(5,200百万円÷平均自己資本51,750百万円・本ブログ算出) +1.1pt(前期実績8.9%)
1株当たり年間配当 104円 +6円(予想配当性向43.4%)
  • 据え置き: 会社は2026年4月28日公表の通期予想を変えていない
  • 進捗: 通期予想に対する上期の進捗は売上高47.4%、営業利益46.5%、経常利益47.5%、純利益51.5%。前年同時点は売上高51.8%、営業利益55.8%、純利益56.6%
  • 下期に必要な額(本ブログ算出・通期予想−上期実績): 売上高19,681百万円(前年下期比+20.7%)、営業利益3,052百万円(同+29.3%)、純利益2,524百万円(同+31.4%)
  • 前期比の見方: 営業利益率の前期実績15.8%(売上高営業利益率)とROEの前期実績8.9%(自己資本当期純利益率)は、2026年3月期 決算短信の記載値。ROEの分母は期首自己資本51,381百万円と中間期末自己資本52,119百万円の平均

7-4. データ出典の透明性

項目 出典 信頼度
中間期の売上高・売上総利益・販管費・営業利益・営業外損益・経常利益・特別損益・法人税等・中間純利益・EPS・セグメント別・機能性製品の分野別の売上と営業利益 2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)(2026-10-30開示)「1.経営成績等の概況」「中間連結損益及び包括利益計算書」「セグメント情報等の注記」 🟢 一次情報
通期業績予想(据え置き)・中間配当52円・期末配当予想52円・配当支払開始予定日 同上「2.配当の状況」「3.2027年3月期の連結業績予想」「(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」 🟢 一次情報
自己資本・現金及び預金・有価証券・建設仮勘定・投資有価証券・設備関係未払金・発行済株式数・自己株式数 同上「中間連結貸借対照表」「(4)発行済株式数(普通株式)」 🟢 一次情報
中間期の営業CF・投資CF・財務CF・現金及び現金同等物 中間期末残高・リース債務の返済額 同上「中間連結キャッシュ・フロー計算書」 🟢 一次情報
2026年3月期の実績(売上高・営業利益・純利益・EPS・自己資本当期純利益率・売上高営業利益率)・配当実績98円・配当金総額・配当性向48.4%・純資産配当率4.3%・配当方針(DOE4.3%目安)・中計の配当目標・期初の中間期予想 2026年3月期 決算短信(2026-04-28開示)「1.経営成績等の概況」「2.配当の状況」「3.2027年3月期の連結業績予想」「(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」 🟢 一次情報
2018/3期 記念配当の内訳(普通23円+創立100周年記念5円) 「剰余金の配当(創立100周年記念配当)に関するお知らせ」(2018-04-27・会社IR) 🟢 一次情報
営業利益率(通期予想)・ROE(通期予想)・ネットキャッシュ・時価総額比・進捗・下期に必要な額・予想比 本ブログ算出(会社予想値・決算短信の自己資本および株式数より計算。ROE分母は期首自己資本(前期末)と中間期末自己資本の平均) 🟡 補助データ
過去配当履歴・EPS推移・2022〜2026年3月期の営業CF EDINET DB 🟢 一次情報
株価・配当利回り 筆者が確認した終値を採点にのみ使用(数値は非掲載) 🟡 補助データ

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