【エックスネット(4762)】配当C(68点) — 2027年3月期 中間期

保有中(筆者が当該銘柄を保有)📁 情報・通信業

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結論: 上期は利益が計画を先行、手元資金が借入を上回る

📊 スコア: C 68点
💰 配当: 23.75→37.50円予想(+13.75円・2026年10月1日付1:2の株式分割後ベース。分割前の1株では47.5→75円相当)、中間20円(分割前の株式数では1株40円)を決定・期末17.50円予想
✅ 良い点: 営業利益の通期進捗率60.5%、DOE6.4%(前期実績)、自己資本比率55.3%、コア売上比率86.3%
⚠️ 注意点: 予想配当性向60.5%、通期は営業利益△21.7%の減益予想、エクストラ配当は毎期変動する設計


1. 業績ハイライト

  • 売上高2,979百万円(+7.7%)で増収を維持
  • 営業利益484百万円(△2.2%)・賃金改善で微減
  • 中間純利益316百万円(+69.8%)・EPS37.79円
  • コア売上2,572百万円(+4.7%)・売上比86.3%
  • 通期予想は据え置き・営業利益の進捗率60.5%

サマリー

  • 増収でも賃上げで営業は微減: 売上原価+9.3%・販管費+12.8%と費用の伸びが売上+7.7%を上回った。中期経営計画に沿った社員の賃金改善が主因で、中間の営業利益率は16.3%(前年同期17.9%)。第1四半期累計の△8.1%からは減益幅が縮まった
  • 純利益の大幅増は前年の特別損失の反動: 前年同期は株式報酬制度の導入に伴う株式給付引当金繰入額など特別損失136百万円があり、当中間期はゼロ。経常利益は+1.4%で、本業の利益はほぼ横ばいにとどまる
  • 本記事は株式分割後の基準で表示: 2026年10月1日付の1:2分割で、中間配当40円は分割前の株式数、期末予想17.50円と予想EPS61.95円は分割後の株式数が基準。本記事は1株当たりの数値を分割後に揃えており、前回の記事(分割前ベース)の半分の表示になる

2. 配当判断サマリー

  • 年間予想は分割後換算で37.50円(中間20.00円+期末17.50円)。前期23.75円から+13.75円で、実現すれば3期連続の増配。中間配当の支払開始予定日は2026年12月1日で、配当予想の修正はない
  • 予想配当性向60.5%(37.50円÷会社予想EPS61.95円)は情報・通信業(SIer)の中央値25%から+35.5pt上にあり、配当原資の余裕は小さい
  • 配当方針はベース配当(基準配当)とエクストラ配当(追加配当)の2本立てで、配当性向50〜100%が目標。エクストラ配当は期中の業績を元に毎期変動させる設計で、「減配しない会社」を基本とする従来の配当政策は撤回済み
  • 同じ情報・通信業のアイティフォー(4743)は累進配当を明示したうえで配当性向50%目標を掲げており、減配の可能性の扱い方が対照的

3. スコア内訳

配当持続性ランク: C(68/100点) ★★★☆☆

カテゴリ 配点 得点 主な内容
配当 50 31 性向0・DOE10・利回り7・方針6・耐性8
財務 25 15 自己資本7・ネットキャッシュ4・営業CF安定性4
収益 25 22 営業利益率12・ROE10
合計 100 68 —

中間期カルテのため、配当・収益カテゴリは2027年3月期の通期会社予想(DOEのみ、当期の会社見込みの開示がないため直近通期の実績)、財務カテゴリは中間期末の貸借対照表を基準に採点。過去系列(営業CF・配当履歴)は直近5期の通期実績を使用。1株当たりの数値(DPS・EPS)は2026年10月1日の株式分割後の基準。

3-1. 主な加点(配点比70%以上)

  • DOE 10/10: 6.4%(2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」の純資産配当率の記載値)で5%以上の満点帯。中間期決算短信に同欄はなく、当期の会社見込みの開示もないため直近通期の実績を採用
  • ROE 10/10: 通期予想15.42%(当期純利益520百万円÷平均自己資本3,371百万円)で15%以上の満点帯。分母は期首自己資本3,258百万円と中間期末自己資本3,484百万円の平均
  • 営業利益率 12/15: 通期予想13.56%(800百万円÷5,900百万円)で10〜15%帯。中間期の実績は16.3%
  • 増配減配耐性 8/10: 直近5年(2022年3月期〜2026年3月期)で減配なし+当期37.50円(分割後換算)の増配予想。連続増配は2期で「3年以上連続増配」の条件には届かない
  • 営業CF安定性 4/5: 2022年3月期〜2026年3月期の営業CFは1,387→1,156→1,443→837→1,246百万円で5期連続黒字。5期平均1,214百万円からの乖離は2025年3月期の△31.1%が最大で、この1期を除いた4期は平均1,308百万円に対し最大11.6%と±20%以内に収まる
  • 配当利回り 7/10: 予想DPS37.50円ベースで3.5〜4.5%帯
  • 自己資本比率 7/10: 中間期末55.3%(前期末53.2%から+2.1pt)で40〜60%帯

3-2. 主な減点(配点比40%以下)

  • 配当性向 0/10: 通期予想60.5%(37.50円÷会社予想EPS61.95円・いずれも分割後ベース)。情報・通信業(SIer)の中央値25%から+35.5pt離れ、「+30pt超」帯にあたる
  • ネットキャッシュ 4/10: +346百万円(現金及び預金1,546百万円−短期借入金1,200百万円)。「プラス・10%未満」帯にとどまる

3-3. スコアの動き(定点観測)

  • スコア変動: 前回(2027年3月期Q1)66点 → 今回(2027年3月期 中間期)68点(+2点)でランクCを維持。カテゴリ別では配当31→31、財務13→15、収益22→22
  • 変動の内訳: 動いたのはネットキャッシュの2→4の1項目だけ。中間期末の現金及び預金が第1四半期末の1,109百万円から1,546百万円へ増え(上期の営業CFの流入と投資有価証券の償還200百万円による)、短期借入金1,200百万円を上回って△91百万円→+346百万円とプラスに転じた。ほかの9項目は前回と同じ帯で、ROE(通期予想)は分母の自己資本が増えて15.93%→15.42%へ下がったが15%以上の帯に残った。配当利回りは株価の変化で率が動いたが、3.5〜4.5%帯の7点のまま。なお今回から1株当たりの数値を2026年10月1日の株式分割後の基準で表示しており、年間予想DPSは前回の75円(分割前ベース)が37.50円、予想EPSは123.90円が61.95円の表示になるが、配当性向60.5%など比率と点数は基準の変更では動かない
  • 満点項目は維持: DOE 10/10とROE 10/10の2つは前回から不変
  • 現在の位置づけ: C帯(55〜69)の上限近く。配当性向0/10とネットキャッシュ4/10が減点の中心で、配当方針は配当性向目標の明示として6/10にとどまる。ROEの15.42%は満点帯の下限15%に近い位置にある

※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。


4. 事業の強み・構造リスク

※本章はスコア(§3)に反映されていない事業上の強み・構造リスクを扱います。

4-1. ✅ 事業の強み

  • 利息を生む長期の投資有価証券: 中間期末の投資有価証券は2,298百万円で、上期の有価証券利息12百万円と受取利息1百万円の合計が支払利息9百万円を上回る(中間損益計算書)。ネットキャッシュには算入しない長期資産だが、借入金の利払いを実質的に賄い、配当原資となる利益を利払いで削らずに済んでいる
  • SOの顧客層が保険会社へ広がる: 業務を受託するSOは投信・投資顧問会社向けに加え、保険会社向けで4社目のサービス提供を始め、複数社で導入準備が進む(中間期決算短信)。月額課金のコア売上に積み上がる領域で、配当原資の土台となる継続収益の裾野を広げる

4-2. ⚠️ 構造リスク

  • 顧客が資産運用業界に限られる単一セグメント: 事業はXNETサービス事業の単一セグメントで、顧客は投信・投資顧問会社、生損保、地方銀行など資産運用に携わる金融機関に限られる。業界のシステム投資が滞れば、月額課金のコア売上も同時に伸び悩む

保有状況: 筆者は本銘柄を 保有しています(株数は非開示・2026年10月時点)。


5. 筆者メモ

持っている理由は月額課金のコア売上が9割近くを占める安定感で、上期も86.3%を保った。分割で配当は半分の表示になったが、エクストラ配当は毎期変わる設計なので、期末の上乗せ5円がどう決まるかを見ている。


6. 配当の見方

6-1. 配当の中身

項目 値
2026年3月期実績 中間11.25円+期末12.50円=23.75円(分割後換算・支払実額は中間22.50円+期末25.00円=47.50円)
2027年3月期 中間期実績 20.00円(分割後換算。実際の支払は分割前の株式数を基準に1株40円=ベース配当25円+エクストラ配当15円・支払開始予定日2026年12月1日)
2027年3月期予想 37.50円(中間20.00+期末17.50・分割後換算・+13.75円・分割前換算では75円)。期末17.50円の内訳はベース配当12.50円+エクストラ配当5.00円。中間期決算短信で配当予想の修正はない
配当性向(単体・通期予想・表面) 60.5%(37.50円 ÷ 会社予想EPS61.95円・いずれも分割後ベース・本ブログ算出。記念配当・特別配当の計上がないため実質普通配当ベースと同値。分割前換算の75円÷123.90円でも同じ)
DOE(純資産配当率) 6.4%(2026年3月期実績・決算短信記載値。中間期決算短信には純資産配当率の記載がないため前期実績値)
配当利回り 採点帯 3.5〜4.5%(7/10)・予想DPS37.50円
配当方針 中期経営計画「Next STEP 2029」で配当をベース配当(基準配当)とエクストラ配当(追加配当)の2種類に分け、配当性向50〜100%を目標として設定(2026年3月期 決算短信「1.(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」「2.(2)中長期的な会社の経営戦略」)。この配当性向は信託口向けを含む配当金総額を基準に計算する。エクストラ配当は期中の業績を元に毎期変動させる方針で、従来の「減配しない会社」を基本とする配当政策は撤回された。累進配当の宣言はなく、DOE目標の開示もない
連続増配年数 2期連続増配(2025年3月期→2026年3月期・分割後換算15.00→22.50→23.75円)+ 当期予想で 3期目 継続見込み

6-2. 過去年度 DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用、配当÷EPS再計算)

2022年以前の履歴を表示
年度 DPS(円・分割後換算) EPS(円・分割後換算) 配当性向
2018 14.00 28.19 49.7%
2019 14.00 29.37 47.7%
2020 14.00 31.22 44.8%
2021 14.00 34.91 40.1%
2022 14.00 43.48 32.2%
年度 DPS(円・分割後換算) EPS(円・分割後換算) 配当性向
2023 15.00 42.00 35.7%
2024 15.00 44.87 33.4%
2025 22.50 64.37 35.0%
2026(実績) 23.75 64.95 36.6%
2027(予) 37.50 61.95 60.5%

(注)

  • データ基準: EDINET DB引用。DPS・EPSはいずれも2026年10月1日付の株式分割(1:2)後の株式数に換算して全期を統一している。2026年3月期の開示実額(DPS47.50円・EPS129.89円・配当性向36.6%)は2026年3月期 決算短信の記載値と一致を確認済。2027年3月期(予)の行は中間期決算短信の予想EPS61.95円(分割後)と、中間40円(分割前)を分割後に直した20.00円+期末予想17.50円で、配当性向は本ブログ算出
  • 表の基準と株式分割: 株式分割は2017年4月1日(1:2)と2026年10月1日(1:2)の2回。表は2018年3月期以降を掲載しており、2017年4月1日の分割はすでに各期の開示値に反映済みのため、2026年10月1日の分割だけを換算している(配当の支払実額は表の値の2倍)。2027年3月期は中間配当が分割前の株式数基準・期末予想が分割後の株式数基準のため、会社は同期の年間配当金の合計を表示していない。分割後の発行済株式総数は16,523,200株(分割前8,261,600株の2倍)で、記念配当・特別配当の計上はない
  • 連続増配の起点: 2023年3月期(15.00円)から2024年3月期(15.00円)は据え置きで、ここで連続増配が一度途切れている。したがって起点は2025年3月期で、2026年3月期までの 2期連続増配(上表の2024年・2025年・2026年で自証できる)
  • 異常値の説明: 2024年3月期→2025年3月期のDPS急増(15.00→22.50円・+50.0%)は株式分割によるものではない。2024年5月に発行済株式数の50%弱にあたる自己株式を取得してNTTデータグループを離脱した結果、1株当たり当期純利益が44.87→64.37円(分割後換算)へ拡大したことに対応する
  • 配当政策の傾向: 2018年3月期から2022年3月期までは14.00円(分割後換算)で据え置き、2023年3月期に15.00円へ。2025年3月期以降は還元を段階的に引き上げ、当期予想では配当性向60.5%まで到達する。配当性向は2022年3月期の32.2%を底に、2024年3月期に33.4%へ一度戻したものの、2025年3月期以降は上昇が続いている

6-3. 配当の評価ポイント(3点)

  • 増配構造: 分割後換算で2026年3月期の22.50→23.75円(+1.25円・+5.6%)に対し、当期は37.50円(+13.75円・+57.9%)予想と増配幅が一段大きい。内訳はベース配当年間25.00円+エクストラ配当年間12.50円(分割後換算)で、増配分の大半はエクストラ配当が担う
  • 方針シグナル: 中期経営計画で配当性向50〜100%を目標として初めて設定した一方、「減配しない会社」を基本とする配当政策は撤回。ガイドでは配当性向目標の明示として6/10点で、累進配当(10点)・DOE目標(8点)には届かない
  • 耐性実績: 2018年3月期以降は減配がなく、コロナ期(2021年3月期)も据え置いた。ただしエクストラ配当は期中の業績を元に毎期変動させる設計のため、これまでの据え置き実績がそのまま今後の下限を意味するわけではない

7. 詳細データ

7-1. 業績サマリー(2027年3月期 中間期累計)

指標 当中間期 前年同中間期 前年同期比
売上高 2,979百万円 2,766百万円 +7.7%
売上総利益 897百万円 861百万円 +4.2%
販売費及び一般管理費 413百万円 366百万円 +12.8%
営業利益 484百万円 495百万円 △2.2%
経常利益 489百万円 482百万円 +1.4%
中間純利益 316百万円 186百万円 +69.8%
EPS(中間期・分割後) 37.79円 22.31円 +69.4%
営業利益率(中間期実績) 16.3% 17.9% △1.6pt

(注)売上高〜中間純利益の前年同期比は決算短信の記載値、売上総利益・販管費・EPS・営業利益率の前年同期比は本ブログ算出。EPSは2026年10月1日の株式分割が前期の期首に行われたと仮定した会社の算定値。スコアの営業利益率(13.56%)・ROE(15.42%)は通期予想ベースで採点している。

中間期予想との比較: 2026年9月16日に修正した中間期予想(売上高2,950百万円・営業利益450百万円・中間純利益290百万円)に対し、実績は売上高+1.0%、営業利益+7.6%、中間純利益+9.2%と上回った。

品目別(対前年同期比)

区分 売上 前年同期比
アプリケーション 2,057百万円 +3.8%
AMO・SO 921百万円 +17.9%
機器販売等 0百万円 △79.6%

(注)事業はXNETサービス事業の単一セグメントのため、決算短信ではセグメント別の記載が省略されている。上表は決算短信「(1)経営成績に関する説明」の品目別内訳。管理区分では月額課金型のコア売上高2,572百万円(+4.7%)が総売上の86.3%を占め、残りの約407百万円(本ブログ算出)は主に一過性の導入・更改案件(スポットAMO)。会社独自の調整後営業利益(営業利益に人件費と減価償却費を足し戻した値)は1,842百万円(+27.4%)。

業績増減要因の「業績の質」診断

観点 評価 解釈
一過性要因 🟢 当中間期の特別損益はない。増収はアプリケーションとAMO・SOの両区分で、減益は賃金改善による労務費の増加という計画どおりの費用増による
営業外損益 🟢 営業外収益14百万円(有価証券利息12百万円など)が営業外費用9百万円(支払利息のみ)を上回る。前年同期にあった営業外の支払手数料18百万円がなくなり、経常利益は+1.4%と営業利益(△2.2%)より強い
純利益押し下げ/押し上げ要因 🟡 前年同期は特別損失136百万円で税負担率が46.1%に上がっていたが、当中間期は35.3%。中間純利益+69.8%はこの反動によるもので、経常利益+1.4%との差は本業の伸びを示さない
開示の誠実性 🟢 中間期でも品目別内訳・コア売上の区分・調整後営業利益を開示。2026年9月16日の業績予想の修正後の着地を説明し、会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示はいずれも無

→ 業績の質: 本業は増収で営業利益はほぼ横ばい、純利益の大幅増は前年の一過性費用の反動

7-2. 財務・CFサマリー

指標 前期末(2026/3)・前年同中間期 当中間期末(2026/9)
営業CF(百万円) 604 529
投資CF(百万円) 249 △48
財務CF(百万円) △1,093 △124
現金及び預金(BS・百万円) 1,188 1,546
短期有価証券(BS流動・百万円) 0 0
現金及び現金同等物 期末残高(CF・百万円) 1,188 1,546
自己資本比率(%) 53.2 55.3

(注)CFの3行は4〜9月の6か月累計(左列は前年同期)、現金及び預金・短期有価証券・現金及び現金同等物 期末残高・自己資本比率は各期末時点(左列は前期末=2026年3月末、右列は中間期末=2026年9月末)。

  • 有利子負債: 短期借入金1,200百万円のみ(前期末・第1四半期末と同額)。社債・長期借入金・リース債務の計上はない(中間貸借対照表)
  • ネットキャッシュ: 現金及び預金1,546百万円 + 短期有価証券0百万円 − 有利子負債1,200百万円 = +346百万円。時価総額比(期末発行済株式数16,523,200株・自己株式を含む・株価と株数はいずれも2026年10月1日の分割後の基準)で、「プラス・10%未満」帯の4/10点。前期末は現金及び預金1,188,937千円−短期借入金1,200,000千円=△11百万円。中間貸借対照表の流動資産に有価証券の計上はないため短期有価証券は0とした。投資その他の資産に計上される投資有価証券2,298百万円は長期資産のため分子に算入していない
  • 営業CF安定性の評価対象5期(2022年3月期〜2026年3月期・単位百万円): 1,387 → 1,156 → 1,443 → 837 → 1,246。5期とも黒字で、5期平均1,214百万円からの乖離は2025年3月期の△31.1%が最大。この1期を単発の外れ値として除くと残り4期は平均1,308百万円に対し最大11.6%と±20%以内に収まり、安定性は4/5。中間期の営業CFは採点に使っていない
  • 中間期のCF: 営業CFは529百万円(前年同期604百万円)。営業収入の増加で小計は694→738百万円に増えたが、法人税等の支払が95→213百万円に増えた。投資CFは無形固定資産(ソフトウエア)の取得246百万円が中心で、投資有価証券の償還による収入200百万円があった。財務CFは配当金の支払124百万円(前期の期末配当)で、借入金の増減はない
  • 自己株式: 中間期末の自己株式数は8,114,978株(分割後換算・前期末8,163,386株)。うち株式報酬の信託口の保有分は1,600,000→1,551,578株に減った。期末発行済株式総数は16,523,200株(分割後換算)で変わらない

7-3. 通期業績予想(2027年3月期・2026年9月16日修正から変更なし)

項目 予想 前期比
売上高 5,900百万円 +4.3%
営業利益 800百万円 △21.7%
経常利益 800百万円 △20.9%
当期純利益 520百万円 △4.2%
EPS 61.95円 △4.6%
営業利益率(通期予想) 13.56%(800百万円÷5,900百万円・本ブログ算出) △4.49pt(前期実績18.05%)
ROE(通期予想) 15.42%(520百万円÷平均自己資本3,371百万円・本ブログ算出) △2.2pt(前期実績17.6%)
1株当たり年間配当 37.50円(分割後換算) +13.75円(予想配当性向60.5%)
  • 予想の経緯: 2026年4月30日公表値(売上高5,800百万円・営業利益700百万円・当期純利益450百万円)を2026年9月16日に上方修正した値で、中間期決算短信では変更していない。会社は上期の経営成績を概ね予想どおりとし、今後も予想どおりの水準を見込むとしている
  • 進捗: 通期予想に対する上期の進捗は売上高50.5%、営業利益60.5%、経常利益61.1%、当期純利益60.9%。前年同時点は売上高48.9%、営業利益48.5%、当期純利益34.4%
  • 下期に必要な額(本ブログ算出・通期予想−上期実績・上期実績は千円単位の値で計算): 売上高2,920百万円(前年下期比+1.0%)、営業利益316百万円(同△40.0%)、当期純利益203百万円(同△43.0%)。会社は期初に、人財投資をはじめ積極的な追加投資で利益額の減少と利益率の低下を見込むと説明していた(2026年3月期 決算短信「1.(4)今後の見通し」)が、中間期決算短信に下期の費用の内訳の説明はない
  • EPSの基準: 予想EPS61.95円は株式分割後の株式数で算定されている(分割前換算では123.90円)。前期比は前期実績EPS129.89円の分割後換算64.95円に対するもの
  • 前期比の見方: 前期比は2026年3月期実績(売上高5,658百万円・営業利益1,021百万円・経常利益1,011百万円・当期純利益542百万円)に対する決算短信の記載値。営業利益率の前期実績18.05%は本ブログ算出、ROEの前期実績17.6%は決算短信の自己資本当期純利益率。ROEの分母は期首自己資本3,258百万円と中間期末自己資本3,484百万円の平均

7-4. データ出典の透明性

項目 出典 信頼度
中間期の売上高・売上総利益・販管費・営業利益・営業外損益・経常利益・特別損失・法人税等・中間純利益・EPS・営業利益率・品目別売上・コア売上・調整後営業利益・SOの状況 2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)(2026-10-30開示)「1.当中間決算に関する定性的情報」「中間損益計算書」 🟢 一次情報
通期業績予想・中間配当40円・期末配当予想17.50円とその内訳・配当支払開始予定日・株式分割(1:2)の内容と1株当たり情報の算定基準 同上「2.配当の状況」「3.2027年3月期の業績予想」「(重要な後発事象の注記)」 🟢 一次情報
自己資本比率・現金及び預金・短期有価証券・投資有価証券・短期借入金・純資産・発行済株式数・自己株式数・信託口の保有株式数 同上「中間貸借対照表」「(3)発行済株式数(普通株式)」 🟢 一次情報
中間期の営業CF・投資CF・財務CF・現金及び現金同等物 中間期末残高 同上「中間キャッシュ・フロー計算書」 🟢 一次情報
中間期予想(2026年9月16日修正後)・通期予想の修正・第2四半期末のエクストラ配当の増額(10円→15円) 「2027年3月期第2四半期(中間期)及び通期業績予想の修正」及び「第2四半期末配当(エクストラ配当)予想の修正」に関するお知らせ(2026-09-16開示) 🟢 一次情報
2026年3月期の実績(売上高・営業利益・経常利益・当期純利益・EPS・自己資本当期純利益率)・配当実績・配当性向36.6%・DOE6.4%・配当方針・期初の通期予想と見通し・ベース配当/エクストラ配当の内訳 2026年3月期 決算短信(2026-04-30開示)「1.(4)今後の見通し」「1.(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」「2.(2)中長期的な会社の経営戦略」「2.配当の状況」「損益計算書」 🟢 一次情報
第1四半期末の現金及び預金 2027年3月期 第1四半期決算短信(2026-07-31開示)「四半期貸借対照表」 🟢 一次情報
営業利益率(通期予想)・ROE(通期予想)・配当性向(通期予想ベース)・分割後換算のDPS・EPS・ネットキャッシュ・時価総額比・進捗・下期に必要な額・予想比 本ブログ算出(会社予想値・決算短信の自己資本および株式数より計算。ROE分母は期首自己資本(前期末)と中間期末自己資本の平均) 🟡 補助データ
過去配当履歴・EPS推移・営業CF推移 EDINET DB 🟢 一次情報
株価・配当利回り 筆者が確認した終値を採点にのみ使用(数値は非掲載) 🟡 補助データ

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