結論: 普通配当は45円へ増配、一過性剥落でスコアは88→78点。
📊 スコア: B 78点
💰 配当: 普通配当40→45円(+5円)、特別配当20円を含む年間予想は65円
✅ 良い点: 自己資本比率64.5%、実質無借金、5期連続増配、通期予想据え置き
⚠️ 注意点: PLM利益△12.6%、実質利回り3.37%、特別配当は2028年3月期まで
1. 業績ハイライト
- Q1売上: 169.43億円(+1.1%)、通期予想に対する進捗率23.3%。
- 営業利益: 22.95億円(△6.0%)、営業利益率14.58→13.55%(△1.03pt)。
- PLM事業: 売上+0.4%に対しセグメント利益△12.6%、増収減益。
- EDA事業: 売上+19.7%・セグメント利益+130.8%と伸長。
- 四半期純利益: 14.30億円(△13.6%)、EPSは20.82円(+7.2%・前期の自己株式取得で期中平均株式数が85.2→68.7百万株へ減ったため純利益減でも増加)。
サマリー
- 本業は横ばい圏で増収減益: 売上169.43億円(+1.1%)に対し営業利益22.95億円(△6.0%)。会社は半導体業界向けが堅調な一方、セールスミックスの変化、一部の仕入遅延、成長を見据えた人材投資の継続を減益要因に挙げている。
- 業績の質に留意: 当第1四半期から工具器具備品等の減価償却方法を定率法から定額法へ変更し、営業利益が0.50億円押し上げられている。この影響を除いた営業利益は22.44億円で、前年同期比は△8.1%相当となる。
- 通期予想は据え置き: 2026年5月15日公表の通期予想(売上726.00億円・営業利益103.00億円)から変更なし。営業利益の進捗率は22.3%で、前期の一過性利益が剥落する減益計画が維持されている。
2. 配当判断サマリー
- 当期予想は年間65円(中間32円+期末33円)。うち特別配当20円を除いた実質普通配当は45円で、前期の40円から+5円の増配となる。
- 会社は「業績連動方式を基本とし、安定配当に配慮しつつ、連結配当性向を今中期経営計画の最終年度である2028年3月期に40%以上へ引き上げる」方針を継続。当期の普通配当ベース配当性向は43.0%で、すでに目標水準に届いている。
- 実質普通配当ベースでは2022年3月期から5期連続増配、当期予想で6期目。株式分割を遡及換算した系列で全期間減配がない。
- 表面の年間配当は前期80円→当期予想65円と減るが、これは前期の特別配当40円が20円に縮むためで、普通配当は逆に増えている。同じ情報・通信業のコムチュア(3844)のように連続増配の年数だけを見ると、この構造は読み落としやすい。
3. スコア内訳
配当持続性ランク: B(78/100点) ★★★★☆
| カテゴリ | 配点 | 得点 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 配当 | 50 | 39 | 性向9・DOE10・利回り4・方針6・耐性10 |
| 財務 | 25 | 20 | 自己資本10・ネットキャッシュ7・営業CF安定性3 |
| 収益 | 25 | 19 | 営業利益率12・ROE7 |
| 合計 | 100 | 78 | — |
3-1. 主な加点(高得点項目)
- DOE 10/10: 11.6%(2026年3月期 決算短信「配当の状況」の純資産配当率)、ガイドの「5%以上」帯で満点。第1四半期決算短信には純資産配当率の欄がないため前期実績の記載値を用いている。特別配当40円を除いた実質普通配当ベースに引き直しても約5.9%で、同じ帯に収まる
- 増配減配耐性 10/10: 直近5期(2022〜2026年3月期)の実質普通配当は分割後換算で15.75→18.25→22.50→27.50→40.00円と減配なしの5期連続増配、当期予想45.00円も増配で、判定順1の「3年以上連続増配+直近5年で減配なし+来期増配予想」に該当
- 自己資本比率 10/10: 64.5%(前期末60.3%から+4.2pt)、60%以上の帯で満点。総資産が未払法人税等の支払いなどで△75.95億円縮んだ分、比率は上昇している
- 配当性向 9/10: 当期通期予想の実質普通配当ベースで43.0%(45円 ÷ 予想EPS104.76円)。情報・通信業の中央値35%から+8.0ptの乖離で「中央値〜+10pt」帯。特別配当を含む表面値は62.0%(決算短信記載値)
- 営業利益率 12/15: 採点根拠は当期通期予想14.19%(103.00億円÷726.00億円)で、ガイドの「10〜15%」帯。四半期単独の13.55%は採点には使わない
- ネットキャッシュ 7/10: 現金及び預金284.36億円+短期有価証券5.00億円−有利子負債0円=+289.36億円、時価総額約1,068.80億円に対して27.1%で「プラス・10〜30%」帯
- ROE 7/10: 採点根拠は当期通期予想14.99%(予想純利益72.00億円÷期首自己資本と第1四半期末自己資本の平均480.42億円)、ガイドの「10〜15%」帯
3-2. 主な減点(低得点項目)
- 配当利回り 4/10: 3.37%(当期通期の会社予想DPSのうち実質普通配当ベース45円 ÷ 株価¥1,336)。ガイドの「2.5〜3.5%」帯。特別配当20円を含む表面65円で計算すると4.87%になるが、本ブログは記念配当・単発の特別配当を分子から除く
3-3. スコアの動き(定点観測)
- スコア変動: 前期88点 → 今期78点(△10点)、ランクはA→Bへ移動
- 変動の内訳: 配当46→39(利回り10→4・配当性向10→9)、財務23→20(ネットキャッシュ10→7)、収益は19で変わらず(営業利益率12・ROE7)。利回りの下げは、前期の実績DPS80円(特別配当40円込み・6.05%)から、当期通期の会社予想DPSのうち実質普通配当ベース45円(3.37%)へ分子が切り替わったことによる。配当性向は表面30.4%から実質43.0%へ基準が揃い、中央値35%以下から+8.0pt乖離へ移った。ネットキャッシュは現金及び預金が325.49→284.36億円へ減り、時価総額比が30.8%から27.1%へ下がったことによる
- 配当本体は満点維持: DOE10/10・増配減配耐性10/10・自己資本比率10/10の3項目は据え置き。実質普通配当ベースの増配(40→45円)と、借入金・社債の計上がない財務構造は前期から変わっていない
- 現在の位置づけ: 78点は、配当・財務の土台が高い水準で維持される一方、収益2項目が通期予想ベースで「10〜15%」帯にとどまり、利回りも特別配当を除くと3%台前半に落ち着くという位置にある。前期の88点との差は主に利回りとネットキャッシュの2項目で、いずれも特別配当と手元現金の水準が変わったことを映している
※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。
4. 事業の強み・構造リスク
※本章はスコア(§3)に入っていない事業上の強み・構造リスクを扱います。
4-1. ✅ 事業の強み
- ストック型サービスへの転換: 会社はサーバー機器を自社保有し月額利用料で提供するマネージドサービスが当期から本格化すると開示し、減価償却を定額法へ変更した。機器の一括販売に依存しない収益基盤が育てば、配当原資の振れを抑える方向に働く。
- EDA事業による需要サイクルの分散: 連結子会社ジーダットが担うEDA事業は自社製品の大型受注で増収・利益倍増(決算短信)。半導体設計向けで自動車偏重のPLM事業とは需要の波が異なり、構成比4.1%ながら配当原資の変動を和らげる分散余地がある。
4-2. ⚠️ 構造リスク
- 製造業・自動車業界への依存: 会社は事業等のリスクで製造業向け売上高比率の高さを挙げ、Q1でも主要顧客の自動車業界は中国EV台頭と米国通商政策で慎重な事業環境が続くと説明する。製造業の情報化投資が縮む局面では配当原資も細りやすい。
- 主力製品の仕入先集中: 会社は3次元設計システム「CATIA」の仕入先がフランスのダッソーシステムズ社に集中する点をリスクとして開示。Q1のPLM事業では実際に一部の仕入遅延がセグメント利益△12.6%の要因に挙がり、調達条件の変化が主力の利益=配当原資を直接揺らしうる。
保有状況: 筆者は本銘柄を 保有しています(株数は非開示・2026年8月時点)。
5. 筆者メモ
前期の特別配当の縮小と売却益の剥落でスコアは大きく下がりましたが、私が持っている理由だった実質無借金と自己資本64.5%は変わっていません。普通配当が45円へ増えた点は素直に受け止めています。
6. 配当の見方
6-1. 配当の中身
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 2026年3月期実績 | 中間80円(分割前)+期末60円(分割後)=分割後換算80円。うち特別配当40円(期末)、実質普通配当ベース40円 |
| 2027年3月期予想 | 65円(中間32円+期末33円)。うち特別配当20円(中間10円+期末10円)、実質普通配当ベース45円(+5円) |
| 配当性向(連結・当期通期予想・実質普通配当ベース) | 43.0%(45円 ÷ 予想EPS104.76円)。決算短信は普通配当ベース42.9%と記載(EPS104.78円時点)。特別配当を含む表面ベースは62.0% |
| DOE(連結・純資産配当率) | 11.6%(2026年3月期 決算短信記載値・第1四半期決算短信には欄がないため前期実績値)。特別配当40円を除くと約5.9% |
| 配当利回り | 3.37%(予想DPS45円〔実質普通配当ベース〕 ÷ 株価¥1,336・2026-08-17終値・J-Quants API) |
| 配当方針 | 「業績連動方式を基本とし、安定配当に配慮しつつ、連結配当性向を今中期経営計画の最終年度である2028年3月期に40%以上へ引き上げる」(2026年3月期 決算短信「(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」)。累進配当の宣言やDOE目標の明示はない |
| 特別配当の位置づけ | 2026年3月期に発生した投資有価証券売却益の株主還元として、2026年3月期に40円を実施済み、2027年3月期・2028年3月期も20円ずつ実施する予定と開示。期間を区切った還元のため、本ブログは実質普通配当ベースの系列から除外している |
| 株式分割 | 2025年10月1日付で1株につき4株の分割を実施(2019年4月1日付の1:2と合わせ累積1:8) |
| 連続増配年数 | 5期連続増配(2022〜2026年3月期・実質普通配当ベース) + 当期予想45円で 6期目 継続見込み |
6-2. 過去年度 連結DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用、配当÷EPS再計算)
2022年以前の履歴を表示
| 年度 | DPS(円・分割後換算) | 実質普通DPS(円・分割後換算) | EPS(円・分割後換算) | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 2017/3期 | 8.25 | 8.25 | 24.73 | 33.4% |
| 2018/3期 | 9.125 | 9.125 | 30.24 | 30.2% |
| 2019/3期 | 11.25 | 11.25 | 41.33 | 27.2% |
| 2020/3期 | 15.00 | 15.00 | 49.34 | 30.4% |
| 2021/3期 | 15.00 | 15.00 | 46.38 | 32.3% |
| 2022/3期 | 15.75 | 15.75 | 52.84 | 29.8% |
| 年度 | DPS(円・分割後換算) | 実質普通DPS(円・分割後換算) | EPS(円・分割後換算) | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 2023/3期 | 18.25 | 18.25 | 63.52 | 28.7% |
| 2024/3期 | 22.50 | 22.50 | 76.48 | 29.4% |
| 2025/3期 | 27.50 | 27.50 | 87.39 | 31.5% |
| 2026/3期 | 80.00(特別40.00含む) | 40.00 | 263.53 | 15.2% |
| 2027/3期(予想) | 65.00(特別20.00含む) | 45.00 | 104.76 | 43.0% |
(注)
- データ基準: EDINET DB引用、直近期は決算短信記載と一致確認済。配当性向は実質普通DPS ÷ EPS で再計算している
- 株式分割の換算: 2019年4月1日付1:2分割と2025年10月1日付1:4分割(累積1:8)を遡及して分割後相当に統一。2018/3期以前のDPSには累積1:8を適用(2018/3期は開示73円÷8)。2019/3期はDPS(開示90円)に1:8を適用する一方、EPS(開示165.32円)は2019年4月1日付分割を既に遡及調整済みのため1:4のみを適用している。2020/3期〜2025/3期は2025年10月1日付分割のみ反映(1:4)。2026/3期の中間配当80円は分割前の基準日に支給されたもので、分割後換算では20円にあたる
- 特別配当の扱い: 2026/3期の期末配当60円には特別配当40円が含まれ、実質普通配当は40円(中間20円〔分割後換算〕+期末20円)。2027/3期予想65円にも特別配当20円が含まれ、実質普通配当は45円。本ブログは記念配当・期間を区切った特別配当を除いた実質普通DPS列を採点に用いるため、両年度の配当性向も実質ベースで記載している(表面ベースなら2026/3期30.4%・2027/3期62.0%)
- 異常値の説明: 2026/3期のEPS263.53円は投資有価証券売却益160億円を含む。同じ利益の株主還元として特別配当40円が実施されたため、表面DPSとEPSが同時に跳ね上がり、実質ベースの配当性向は15.2%と低く出る
- 配当政策の傾向: 実質普通配当ベースでは2022/3期から5期連続増配、当期予想で6期目。配当性向は27〜33%台で推移してきたが、当期予想は43.0%で、会社が掲げる2028年3月期40%以上という目標水準に先行して到達している
6-3. 配当の評価ポイント(3点)
- 増配構造: 実質普通配当は2022/3期から5期連続増配、当期予想45円で6期目。会社は「普通配当を5円増配して1株当たり45円」と明示しており、増配は特別配当とは別枠で説明されている
- 方針シグナル: 中期経営計画の最終年度である2028年3月期に連結配当性向40%以上へ引き上げると数値で明示。累進配当やDOE目標の宣言はないため、配当方針の得点は6/10にとどまる
- 耐性実績: 分割を遡及換算した実質普通配当ベースで、2017/3期以降の全期間で減配がない。2021/3期に15.00円で据え置いた1期を除けば増配が続いており、コロナ期も維持している
7. 詳細データ
7-1. 業績サマリー(第1四半期累計)
| 指標 | 当期(Q1累計) | 前期(Q1累計) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 16,943百万円 | 16,755百万円 | +1.1% |
| 営業利益 | 2,295百万円 | 2,442百万円 | △6.0% |
| 経常利益 | 2,405百万円 | 2,579百万円 | △6.7% |
| 親会社株主帰属四半期純利益 | 1,430百万円 | 1,655百万円 | △13.6% |
| EPS | 20.82円 | 19.42円 | +7.2% |
| 営業利益率(四半期単独) | 13.55% | 14.58% | △1.03pt |
| ROE | —(四半期非開示) | — | — |
セグメント別(対前年同期比)
| 区分 | 売上(外部顧客) | 前期比 | セグメント利益 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| PLM事業 | 16,241百万円 | +0.4% | 2,037百万円 | △12.6% |
| EDA事業 | 702百万円 | +19.7% | 257百万円 | +130.8% |
(注)報告セグメントは PLM事業・EDA事業 の2区分。セグメント利益の合計2,295百万円は営業利益と一致する(調整額なし)。EDA事業は連結子会社の株式会社ジーダットが中心となって行う事業。
業績増減要因の「業績の質」診断
| 観点 | 評価 | 解釈 |
|---|---|---|
| 一過性要因 | 🟡 注意 | 当第1四半期は特別利益・特別損失いずれも計上なし(前年同期は投資有価証券評価損15百万円)。一方、減価償却方法を定率法から定額法へ変更した影響で営業利益・経常利益が50百万円押し上げられている |
| 営業外損益 | 🟡 注意 | 営業外収益は184→111百万円へ減少。受取配当金が144→70百万円へ半減しており、前期の政策保有株売却の反映とみられる。営業外費用は前年同期の自己株式取得費用38百万円が剥落し47→0百万円 |
| 純利益押し下げ要因 | 🟡 注意 | 純利益△13.6%は営業利益△6.0%より減少幅が大きい。実効税率が32.8%→35.8%へ上がったこと、EDA事業の好調で非支配株主帰属分が68→114百万円へ増えたことが重なっている |
| 開示の誠実性 | 🟢 高 | 減価償却方法変更の影響額を50,545千円と数値で明示。四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していない旨と減価償却費・のれん償却額を注記し、貸借対照表の表示方法変更も組替額付きで開示している |
→ 業績の質: おおむね素直だが、営業利益には減価償却方法変更による押し上げ50百万円が含まれる。これを除くと営業利益は2,244百万円で前年同期比△8.1%相当。
7-2. 財務・CFサマリー
| 指標 | 2026年3月期末 | 2027年3月期Q1末 |
|---|---|---|
| 営業CF(百万円) | 4,663 | N/A(CF未作成) |
| 投資CF(百万円) | +12,947 | N/A(CF未作成) |
| 財務CF(百万円) | △21,447 | N/A(CF未作成) |
| 現金及び預金(BS・百万円) | 32,549 | 28,436 |
| 短期有価証券(BS流動・百万円) | 0 | 500 |
| 現金及び現金同等物 期末残高(CF・百万円) | 32,213 | N/A(CF未作成) |
| 自己資本比率(%) | 60.3 | 64.5(+4.2pt) |
- 有利子負債: 第1四半期連結貸借対照表に短期借入金・長期借入金・社債・リース債務の計上はなく0円。流動負債は買掛金・未払法人税等・賞与引当金など、固定負債は退職給付に係る負債・株式給付引当金などで構成され、実質無借金の状態が続いている
- ネットキャッシュ: 現金及び預金28,436百万円 + 短期有価証券500百万円 − 有利子負債0円 = +28,936百万円(時価総額約1,068.80億円〔株価¥1,336×期末発行済株式数80,000,000株・自己株式を含む〕の27.1%・「プラス・10〜30%」帯=7/10点)。短期有価証券は流動資産の「有価証券」500百万円(前期末は計上なしのため0円)。投資その他の資産の投資有価証券14,087百万円と長期預金900百万円は長期のため分子に算入していない
- 営業CF安定性の評価対象5期(2022〜2026年3月期・単位百万円): 5,959 → 3,365 → 9,676 → 6,458 → 4,663。5期とも黒字だが、5期平均6,024百万円からの乖離は△44.1%〜+60.6%と大きく、どの1期を外しても残り4期が±20%以内に収まらないため「黒字維持だがブレあり」帯の3/5点。当第1四半期は四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため、四半期の営業CFは採点にも表示にも用いていない
- 資産・負債の変化: 総資産は80,966→73,371百万円(△7,595百万円)。現金及び預金△4,113、受取手形・売掛金及び契約資産△5,695が減る一方、商品+1,533、投資有価証券+1,357が増えた。負債は未払法人税等の△6,307を主因に29,587→23,462百万円へ減少している
- 自己株式: 期末自己株式数は11,287,408→11,273,308株(△14,100株)。期末発行済株式数(自己株式を含む)は80,000,000株で前期末から変わらず、当第1四半期に自己株式の取得・消却はない。前年同期に計上されていた自己株式取得費用38百万円も当期は発生していない
- 監査法人指摘・継続企業の前提に関する注記: いずれも該当なし
7-3. 通期業績予想(2027年3月期)
| 項目 | 予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 72,600百万円 | +1.5% |
| 営業利益 | 10,300百万円 | △4.1% |
| 経常利益 | 10,600百万円 | △7.2% |
| 親会社株主帰属当期純利益 | 7,200百万円 | △62.5% |
| EPS | 104.76円 | △60.2% |
| 営業利益率(通期予想) | 14.19%(10,300百万円÷72,600百万円・本ブログ算出) | △0.8pt(前期実績15.0%) |
| ROE(通期予想) | 14.99%(7,200百万円÷48,042百万円・本ブログ算出) | △21.2pt(前期実績36.2%) |
(注)当期純利益△62.5%予想は、前期に計上した投資有価証券売却益160億円の反動が主因。営業利益△4.1%は本業ベースの計画で、2026年5月15日公表の予想から変更されていない。ROEの分母は期首自己資本48,787百万円と第1四半期末自己資本47,297百万円の平均。予想EPS104.76円は第1四半期決算短信の値で、2026年3月期決算短信時点では104.78円だった。
7-4. データ出典の透明性
| 項目 | 出典 | 信頼度 |
|---|---|---|
| Q1累計の売上・営業利益・経常利益・四半期純利益・EPS | 2027年3月期 第1四半期決算短信(2026-07-31開示) | 🟢 一次情報 |
| 通期業績予想 | 2027年3月期 第1四半期決算短信「3.2027年3月期の連結業績予想」 | 🟢 一次情報 |
| 配当方針・特別配当の位置づけ | 2026年3月期 決算短信「(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」 | 🟢 一次情報 |
| 営業利益率(通期予想)・ROE(通期予想) | 本ブログ算出(会社予想値より計算・ROE分母は期首自己資本(前期末)と第1四半期末自己資本の平均) | 🟡 補助データ |
| 配当実績・当期配当予想・特別配当の内訳・株式分割 | 2027年3月期 第1四半期決算短信「2.配当の状況」注記1〜3 / 2020年3月期 決算短信「2.配当の状況」注記(2019年4月1日付1:2分割) | 🟢 一次情報 |
| DOE(純資産配当率)・配当性向(表面) | 2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」 | 🟢 一次情報 |
| 自己資本比率・現金及び預金・短期有価証券・有利子負債・自己株式・発行済株式数 | 2027年3月期 第1四半期決算短信「四半期連結貸借対照表」「発行済株式数」 | 🟢 一次情報 |
| 営業CF・投資CF・財務CF・現金及び現金同等物 期末残高 | 2026年3月期 決算短信「連結キャッシュ・フロー計算書」(当第1四半期は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していない旨を第1四半期決算短信で注記) | 🟢 一次情報 |
| セグメント別 | 2027年3月期 第1四半期決算短信「セグメント情報等の注記」 | 🟢 一次情報 |
| 過去配当履歴・EPS推移(2017〜2025年3月期) | EDINET DB | 🟢 一次情報 |
| 株価¥1,336(2026-08-17終値) | J-Quants API(JPX 公式) | 🟢 一次情報 |
【免責事項】 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
本記事は配当持続性スコアの枠組みに基づき、筆者が一次情報と内容を確認・編集して公開しています。下書き・集計・整形には補助ツールを使用しています。誤りにお気づきの方は X(@haitoukarte) へお知らせください。