結論: Q1営業益△19.0%、通期98円で4期目の増配予想
📊 スコア: A 86点
💰 配当: 82→98円(+16円)、3期連続増配から4期目へ
✅ 良い点: 通期営業利益率15.7%、DOE5.2%、自己資本比率69.0%、受注+26.4%
⚠️ 注意点: 全社費用が1.9倍、管工機材の営業損失が継続、営業CFの振れ
1. 業績ハイライト
- 売上高 6,425百万円(△0.9%)・営業利益 422百万円(△19.0%)
- 売上総利益率 28.5%(+1.9pt)と連結ベースの粗利率は改善
- 報告セグメント合計の利益は +3.4%・全社費用が132→254百万円へ
- 受注工事高 9,995百万円(+26.4%)・繰越工事高 +31.0%
- 自己資本比率 69.0%(+1.5pt)・通期予想と配当予想はいずれも据え置き
サマリー
- 減益の中身は全社費用: 営業利益422百万円(△19.0%)に対し、報告セグメント合計の利益は654→676百万円(+3.4%)。各セグメントに配分しない全社費用が132→254百万円へ増えた分が、営業段階の減益をほぼそのまま説明する。
- 連結の粗利率は改善: 売上高は △0.9% だが売上原価が4,755→4,591百万円へ減り、売上総利益率は26.7%→28.5%(+1.9pt)。管工機材事業の営業損失も170→114百万円へ縮んだ。ただし売上総利益率は連結全体の数値で、セグメント別の工事採算は短信では開示されない。
- 経常と純利益の落差: 受取配当金129百万円(+36.9%)と持分法投資利益16百万円が効き、経常利益は △2.6% にとどまる。一方で実効税率が36.0%→42.6%へ上がり、純利益は △12.2% まで下がった。
2. 配当判断サマリー
- 当期予想は中間49円+期末49円=年98円。前期82円から +16円 で、3期連続増配から4期目へ。第1四半期決算短信でも配当予想の修正はない。
- 「連結配当性向40%以上又はDOE(株主資本配当率)4.8%以上の、いずれか高い方」の新方針は当期が運用初年度。前期実績は配当性向35.0%・DOE5.2%(決算短信「配当の状況」)で、旧方針の「DOE3.6%以上」から下限が引き上がった。
- 通期予想の配当性向は40.0%(98円 ÷ 予想EPS245.25円)で、新方針が定める性向下限とほぼ同水準に置かれている。
- 同じ設備工事系のダイダン(1980)も「配当性向40%以上かつ純資産配当率(DOE)4.8%を下限」を掲げ、下限水準まで一致する型。ただし1980が両基準を「かつ」で束ねるのに対し、1736は「いずれか高い方」を採る点が異なる。
3. スコア内訳
配当持続性ランク: A(86/100点) ★★★★★
| カテゴリ | 配点 | 得点 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 配当 | 50 | 44 | 性向9・DOE10・利回り7・方針8・耐性10 |
| 財務 | 25 | 20 | 自己資本10・ネットキャッシュ7・営業CF安定性3 |
| 収益 | 25 | 22 | 営業利益率15・ROE7 |
| 合計 | 100 | 86 | — |
3-1. 主な加点(高得点項目)
- 営業利益率 15/15: 通期予想15.7%(5,400百万円 ÷ 34,500百万円)で「15%以上」帯。Q1累計は6.6%(△1.5pt)だが、四半期カルテの採点根拠は通期予想ベース
- DOE 10/10: 5.2%(2026年3月期 決算短信「配当の状況」純資産配当率(連結)欄)で「5%以上」帯。新方針が定める下限4.8%を上回る
- 増配減配耐性 10/10: 判定対象の直近5年(2022年3月期〜2026年3月期)に減配なし・分割後換算ベースで3期連続増配(2024年3月期〜2026年3月期)・当期も +16円 の増配予想で「3年以上連続増配+減配なし+増配予想」帯
- 自己資本比率 10/10: 69.0%(前期末67.5%・+1.5pt)。建設業の業種補正下では40%以上で満点、本則の60%以上でも満点
- 配当性向 9/10: 通期予想40.0%(98円 ÷ 予想EPS245.25円・決算短信記載値)。本ブログ採点基準の中央値35%との乖離 +5.0pt で「中央値〜+10pt」帯
- 配当方針 8/10: 「連結配当性向40%以上又はDOE4.8%以上の、いずれか高い方」を当期から適用。DOE目標と配当性向目標の併記でDOE目標相当の8点
- 配当利回り 7/10: 4.04%(予想DPS98円 ÷ 株価¥2,427)で「3.5〜4.5%」帯
- ネットキャッシュ 7/10: 現金及び預金11,902百万円 + 短期有価証券700百万円 − 有利子負債2,067百万円 = +10,535百万円。時価総額約415億円の25.4%で「プラス・10〜30%」帯
- ROE 7/10: 通期予想14.3%(予想純利益3,800百万円 ÷ 期首自己資本26,528百万円と当Q1末26,602百万円の平均26,565百万円)で「10〜15%」帯
3-2. 主な減点(低得点項目)
- 該当する明確な低得点項目なし(全項目で40%超の得点を確保・最も低いのは営業CF安定性の5点満点中3点で中庸帯)
3-3. スコアの動き(定点観測)
- スコア変動: 前期(2026年3月期 通期)87点 → 今期(2027年3月期Q1)86点(△1点)
- 変動の内訳: 動いたのは配当性向のみで10点→9点。前カルテは2026年3月期実績の35.0%が中央値35%以下で満点だったのに対し、当期カルテは通期予想の40.0%を採点根拠とするため乖離 +5.0pt の「中央値〜+10pt」帯へ移った。残り9項目は同点で、自己資本比率67.5%→69.0%(+1.5pt)、ネットキャッシュの時価総額比22.4%→25.4%、配当利回り3.90%→4.04%(株価¥2,515→¥2,427)はいずれも同じ帯にとどまった。なおネットキャッシュの時価総額比は、前カルテが区分表示されていたリース債務358百万円を有利子負債に含めた基準、当カルテは四半期連結貸借対照表に区分表示がないため借入金ベースで算定している。当カルテもリース債務を同額とみなして控除すると24.5%となり、どちらの基準でも「プラス・10〜30%」帯で同点
- 満点項目の維持: DOE10点・増配減配耐性10点・自己資本比率10点・営業利益率15点の4項目が満点で継続し、点数の柱は動いていない
- 現在の位置づけ: A帯(85点以上)の下限から1点上。満点に届かないのは配当性向9/10・配当方針8/10・配当利回り7/10・ネットキャッシュ7/10・ROE7/10・営業CF安定性3/5の6項目で、配当性向は新方針が性向40%以上を下限に据えたことで中央値超の帯に入る構造になっている
※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。
4. 事業の強み・構造リスク
4-1. ✅ 事業の強み
- 完成が受注に遅れて付いてくる構造: 繰越工事高が19,275百万円(+31.0%)、うち新設工事は12,691百万円(+43.1%)。契約から完成まで期間があるため翌四半期以降の完成工事高になる余地があり、配当原資となる利益の先行きを売上計上前に測る材料になる。
- 試運転調整・保守の内製化: 2026年4月に空調自動制御の試運転調整・保守を担う有限会社ケー・ティー・エス(取得対価200百万円)を100%子会社化。保守工事(+8.2%)の収益を取り込む余地が広がり、景気の波を受けにくい保守領域は配当原資の振れを抑える。
4-2. ⚠️ 構造リスク
- セグメントに紐づかない費用の不透明さ: 全社費用は短信で「主に報告セグメントに帰属しない一般管理費」としか説明されず、内訳も増減要因も開示されない。事業別の採算が見えていても全社費用の増減で営業利益が動くため、外部からは配当原資の変動要因を事業側だけでは追えない。
- 完成工事の下半期集中: 環境システム事業は完成工事が下半期に偏る季節性を短信が明記しており、通期営業利益予想5,400百万円に対するQ1進捗は7.8%。年間の配当原資が下半期の工事採算に依存する構造になっている。
保有状況: 筆者は本銘柄を 保有していません(観察対象として継続フォロー予定)。
5. 筆者メモ
繰越工事高が19,275百万円と前年比+31.0%まで積み上がった。環境システム事業は完成が下半期に寄る構造なので、この残高が下期にどれだけ売上へ変わるかを見たい。
次回(2027年3月期 中間決算・2026年11月予定)見るポイント:
- 全社費用254百万円の水準が中間期も続くのか、Q1限りの計上だったのか
- 繰越工事高19,275百万円(+31.0%)が中間期の完成工事高へどこまで転化するか
- 新方針の初年度として中間配当49円が予定どおり実施されるか
6. 配当の見方
6-1. 配当の中身
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 2026年3月期実績 | 82円(分割後・中間29+期末53) |
| 2027年3月期Q1実績 | —(第1四半期末配当の設定は行っていません) |
| 2027年3月期予想 | 中間49円+期末49円=年98円(分割後・前期比 +16円) |
| 配当性向(連結・表面・通期予想ベース) | 40.0%(98円 ÷ 予想EPS245.25円・決算短信記載値) |
| DOE(連結・純資産配当率) | 5.2%(2026年3月期 決算短信「配当の状況」純資産配当率(連結)欄・第1四半期決算短信では同欄の記載なし) |
| 配当利回り | 4.04%(予想DPS98円 ÷ 株価¥2,427・2026-08-28終値・J-Quants API) |
| 配当方針 | 当期(2027年3月期)から「連結配当性向40%以上又はDOE(株主資本配当率)4.8%以上の、いずれか高い方の基準に基づき配当を実施」を適用(2026年5月14日公表「配当方針の変更に関するお知らせ」)。DOE4.8%を下限とし、配当性向40%以上と併記する二本立て。前期までの基本方針は「安定的かつ継続的な配当の実施に努め、DOE(株主資本配当率)3.6%以上」で、下限を4.8%へ引き上げた |
| 連続増配年数 | 3期連続増配(2024年3月期→2026年3月期・分割後換算ベース)+ 当期予想で 4期目 継続見込み |
6-2. 過去年度 連結DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用、配当÷EPS再計算・分割後ベース統一)
2022年以前の履歴を表示
| 年度 | DPS(円・分割後換算) | 実質普通DPS(円・分割後換算) | EPS(円・分割後換算) | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 2016/3期 | 12.67(特別2.67含む) | 10.00 | 63.25 | 15.8% |
| 2017/3期 | 16.00 | 16.00 | 68.52 | 23.3% |
| 2018/3期 | 16.67(記念0.67含む) | 16.00 | 66.35 | 24.1% |
| 2019/3期 | 21.67 | 21.67 | 73.94 | 29.3% |
| 2020/3期 | 28.33 | 28.33 | 102.88 | 27.5% |
| 2021/3期 | 26.67 | 26.67 | 84.22 | 31.7% |
| 2022/3期 | 28.33 | 28.33 | 85.71 | 33.1% |
| 年度 | DPS(円・分割後換算) | 実質普通DPS(円・分割後換算) | EPS(円・分割後換算) | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 2023/3期 | 28.33 | 28.33 | 79.59 | 35.6% |
| 2024/3期 | 41.67 | 41.67 | 90.41 | 46.1% |
| 2025/3期 | 56.67 | 56.67 | 186.10 | 30.4% |
| 2026/3期 | 82 | 82 | 234.06 | 35.0% |
| 2027/3期(予想) | 98 | 98 | 245.25 | 40.0% |
(注)
- データ基準: 2025年4月1日付1株→3株の株式分割を遡及適用し、全期を分割後ベースへ統一。DPSは2025年3月期以前の開示額を3で除算(2026年3月期・2027年3月期予想は短信が分割後で記載)。EPSは2022年3月期〜2026年3月期が2026年3月期 有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の遡及適用後の開示値、2021年3月期以前は当時の開示値を3で除算した換算値、2027年3月期は短信の会社予想値
- 2025年3月期の基準ずれ: 同期は配当と利益で分割の反映時点が異なる。期末配当の基準日2025年3月31日が分割の効力発生日(2025年4月1日)より前のため配当は分割前の170円で開示される一方、EPSは分割を期首に遡及した186.10円で開示されている。上表は比較のためDPSを分割後換算の56.67円に揃えており、配当性向30.4%は短信「配当の状況」の記載値と一致する
- 記念配当・特別配当の扱い: 2018年3月期の年間配当50円(分割後換算16.67円)には設立70周年記念配当2円(同0.67円)、2016年3月期の年間配当38円(同12.67円)には特別配当8円(同2.67円)が含まれる(出典: 2021年3月期 有価証券報告書 注記2・2016年3月期 有価証券報告書 注記3〜4)。本ブログは記念配当と単発の特別配当を除いた実質普通DPSを採点に用いるため、両年度の配当性向も実質ベースで記載している。他の年度は表面DPSと実質普通DPSが一致する
- 配当政策の傾向: 実質普通配当ベースでは2022年3月期・2023年3月期が28.33円で横ばい、増配の起点は2024年3月期。以降は3期連続で増配し、配当性向は2023年3月期35.6%から当期予想40.0%へ切り上がった。途中の2024年3月期46.1%は増配幅(28.33→41.67円)がEPSの伸びを上回った年で、翌2025年3月期はEPSが186.10円へ伸びて30.4%へ戻っている
6-3. 配当の評価ポイント(3点)
- 増配構造: 分割後換算ベースで28.33→41.67→56.67→82円と3期連続増配し、当期予想98円(+16円)で4期目へ。配当金総額も886→1,283百万円(+44.8%・決算短信「配当の状況」)と実額で増えている。
- 方針シグナル: 2026年5月14日に配当方針を変更し、「DOE3.6%以上」から「連結配当性向40%以上又はDOE4.8%以上の、いずれか高い方」へ。DOEの下限が +1.2pt 引き上がり、性向基準が併記された。
- 耐性実績: 判定対象の直近5年(2022年3月期〜2026年3月期)に減配はない。コロナ期の2021年3月期には表面85→80円(分割後換算28.33→26.67円)の減配があるが、当期カルテの判定対象期間からは外れている。
7. 詳細データ
7-1. 業績サマリー(2027年3月期 第1四半期累計)
| 指標 | 当期Q1 | 前期Q1 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,425百万円 | 6,485百万円 | △0.9% |
| 売上総利益 | 1,833百万円 | 1,730百万円 | +6.0% |
| 販売費及び一般管理費 | 1,411百万円 | 1,207百万円 | +16.8% |
| 営業利益 | 422百万円 | 522百万円 | △19.0% |
| 経常利益 | 597百万円 | 613百万円 | △2.6% |
| 親会社株主帰属四半期純利益 | 340百万円 | 387百万円 | △12.2% |
| EPS(Q1累計) | 21.99円 | 25.04円 | △12.2% |
| 売上総利益率 | 28.5% | 26.7% | +1.9pt |
| 営業利益率(Q1累計) | 6.6% | 8.1% | △1.5pt |
| 自己資本比率 | 69.0% | 67.5%(前期末) | +1.5pt |
| 受注工事高(環境システム事業) | 9,995百万円 | 7,907百万円 | +26.4% |
| 繰越工事高(環境システム事業) | 19,275百万円 | 14,710百万円 | +31.0% |
セグメント別(対前年同期比)
| セグメント | 売上 | 前期比 | セグメント利益 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 環境システム事業 | 3,893百万円 | △3.0% | 791百万円 | △4.1% |
| 管工機材事業 | 2,533百万円 | +2.5% | △114百万円 | 損失縮小(前期△170百万円) |
| 全社費用(調整額) | — | — | △254百万円 | △121百万円(前期△132百万円) |
業績増減要因の「業績の質」診断
| 観点 | 評価 | 解釈 |
|---|---|---|
| 一過性要因 | 🟢 | 特別損失は2,467千円(管工機材事業の無形固定資産の減損2,119千円+固定資産除却損347千円)、特別利益はなし。売上原価が4,755→4,591百万円へ減り売上総利益率は26.7%→28.5%(+1.9pt)で、連結の粗利段階に悪化はない。なお比較対象の前年同四半期は営業利益 +851.9%・純利益 +698.1% と急伸した期(短信表紙の前年同四半期欄)で、当期の減益率はその高い水準に対するもの |
| 営業外損益 | 🟡 | 営業外収益が111→195百万円(+75.2%)へ増え、受取配当金129百万円(+36.9%)と持分法投資利益16百万円(前期は損失1百万円)が主因。経常利益の △2.6% は営業段階の △19.0% を営業外が埋めた形で、本業の減益幅は営業段階の方が大きい |
| 純利益押し下げ/押し上げ要因 | 🟡 | 税金等調整前四半期純利益は △2.7% にとどまるが、法人税等合計が219→253百万円へ増え実効税率は36.0%→42.6%(+6.6pt)へ上昇。うち法人税等調整額が89→131百万円と増加分の大半を占め、純利益を △12.2% へ押し下げた |
| 開示の誠実性 | 🟢 | 環境システム事業の下半期偏重という季節的変動を本文で明示。四半期連結キャッシュ・フロー計算書の不作成も注記で示し、子会社取得ののれん62百万円・取得関連費用45百万円・受入資産負債の内訳まで金額で開示している |
→ 業績の質: 概ね良好(営業利益 △19.0% の主因は、報告セグメント合計の利益が +3.4% の増益であるなか全社費用が132→254百万円へ拡大したこと)
7-2. 財務・CFサマリー
| 指標 | 2026年3月期(前期) | 2027年3月期Q1 |
|---|---|---|
| 営業CF(百万円) | 4,617 | N/A(CF未作成) |
| 投資CF(百万円) | △1,246 | N/A(CF未作成) |
| 財務CF(百万円) | △1,371 | N/A(CF未作成) |
| 現金及び預金(BS・百万円) | 10,934 | 11,902 |
| 短期有価証券(BS流動・百万円) | 700 | 700 |
| 現金及び現金同等物 期末残高(CF・百万円) | 10,340 | N/A(CF未作成) |
| 自己資本比率(%) | 67.5 | 69.0 |
- 有利子負債: 短期借入金1,574百万円 + 長期借入金492百万円 = 2,067百万円(前期末の借入金合計1,659百万円から +407百万円)。四半期連結貸借対照表にはリース債務の独立掲記がなく、前期末に区分表示されていたリース債務358百万円(流動56+固定302)は流動負債・固定負債の「その他」に含まれている
- ネットキャッシュ: 現金及び預金11,902百万円 + 短期有価証券700百万円 − 有利子負債2,067百万円 = +10,535百万円(時価総額約415億円〔株価¥2,427×期末発行済株式数17,100,000株・自己株式を含む〕の25.4%・「プラス・10〜30%」帯で7点)。四半期BSで区分表示されないリース債務を前期末と同額の358百万円とみなして追加控除しても10,177百万円・24.5%で同じ帯にとどまる。投資有価証券9,578百万円は投資その他の資産(長期)のため分子に算入しない。建設業の業種補正はネット有利子負債側の救済のため、プラス計上の本件は基本帯で評価
- 営業CF推移(直近6期): 2021年3月期 +1,235 / 2022年3月期 +1,064 / 2023年3月期 +779 / 2024年3月期 +2,779 / 2025年3月期 +3,542 / 2026年3月期 +4,617(百万円)。判定対象の直近5年(2022〜2026年3月期)は全期黒字だが、平均2,556百万円に対して最小1,064百万円・最大4,617百万円と振れ幅が±20%を大きく超えるため営業CF安定性は3点
- 第1四半期の資金動向: 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていない(短信注記)。現金及び預金は10,934→11,902百万円(+968百万円)。売上債権(受取手形・完成工事未収入金等、電子記録債権、売掛金)が3,284百万円減って回収が進む一方、未払法人税等936百万円・仕入債務840百万円の支払いがあり、総資産は39,314→38,550百万円(△1.9%)
7-3. 通期業績予想(2027年3月期・据え置き)
| 項目 | 予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 34,500百万円 | +2.3% |
| 営業利益 | 5,400百万円 | +6.2% |
| 経常利益 | 5,700百万円 | +6.4% |
| 親会社株主帰属当期純利益 | 3,800百万円 | +4.8% |
| EPS | 245.25円 | +4.8% |
| 営業利益率(通期予想) | 15.7%(5,400百万円÷34,500百万円・本ブログ算出) | +0.6pt |
| ROE(通期予想) | 14.3%(3,800百万円÷期首自己資本26,528百万円と当Q1末26,602百万円の平均26,565百万円・本ブログ算出) | △0.5pt |
- 据え置きの根拠: 短信「(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」に「2026年5月14日に発表した公表数値に変更はありません」と明記。配当予想も修正なし。
- 進捗評価: Q1時点の進捗は売上高18.6%・営業利益7.8%・経常利益10.5%・親会社株主純利益9.0%。環境システム事業は完成工事が下半期に偏る季節性があるため、四半期均等(25%)との単純比較では判断できない構造。
7-4. データ出典の透明性
| 項目 | 出典 | 信頼度 |
|---|---|---|
| Q1売上高・営業利益・経常利益・純利益・EPS・自己資本比率・セグメント別・受注工事高 | 2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(2026-08-07開示) | 🟢 一次情報 |
| 通期業績予想・据え置きの説明・企業結合(子会社取得) | 2027年3月期 第1四半期決算短信「1.(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」「(企業結合等関係)」 | 🟢 一次情報 |
| 営業利益率(通期予想)・ROE(通期予想) | 本ブログ算出(会社予想値より計算・ROE分母は期首自己資本(前期末)と直近開示時点自己資本の平均) | 🟡 補助データ |
| 配当実績・当期配当予想・配当性向・DOE・配当方針 | 2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」「1.(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」・2027年3月期 第1四半期決算短信「2.配当の状況」 | 🟢 一次情報 |
| 現金及び預金・短期有価証券・有利子負債・期末発行済株式数 | 2027年3月期 第1四半期決算短信「四半期連結貸借対照表」「注記事項(4)発行済株式数」 | 🟢 一次情報 |
| 営業CF・投資CF・財務CF・現金及び現金同等物 期末残高 | 2026年3月期 決算短信「連結キャッシュ・フロー計算書」・2026年3月期 有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」(2022年3月期以降) | 🟢 一次情報 |
| 過去配当履歴・EPS推移・記念配当/特別配当の内訳 | EDINET DB・2026年3月期/2021年3月期/2016年3月期 有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」注記 | 🟢 一次情報 |
| 株価¥2,427(2026-08-28終値) | J-Quants API(JPX 公式) | 🟢 一次情報 |
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