結論: 増収増益だが受注残は減少、スコアはB71点で不変
📊 スコア: B 71点
💰 配当: 135→140円(+5円)、中間70+期末70・第1四半期時点で修正なし
✅ 良い点: 無借金、自己資本比率87.4%、予想利回り4.14%
⚠️ 注意点: 予想配当性向53.8%、受注残高△12.7%、通期予想ROE 8.1%
1. 業績ハイライト
- 売上高10,126百万円(+5.5%)で増収
- 営業利益1,216百万円(+3.8%)の増益
- 経常利益1,255百万円(+4.5%)
- 四半期純利益849百万円(+3.2%)
- 通期予想は据え置き、営業利益の進捗率23.8%
サマリー
- 主力2区分がそろって増収: 売上高は10,126百万円で前年同期比+5.5%。オープンシステムが7,490百万円(+5.7%)、通信システムが1,854百万円(+4.0%)と伸び、組み込みシステム596百万円(△1.2%)の減少を吸収した。
- 増益率は増収率に届かず: 営業利益は1,216百万円で+3.8%。売上原価が+5.9%と売上の伸びを上回り、売上総利益率は24.75%から24.42%へ△0.33pt下がった。販管費の増加は+4.4%にとどまる。
- 通期予想は据え置き: 会社は2026年5月11日公表の通期予想(売上高42,500百万円・営業利益5,100百万円)を変更していない。営業利益の進捗率は23.8%、第2四半期累計予想2,300百万円に対しては52.9%の位置にある。
2. 配当判断サマリー
- 2027年3月期の年間配当予想は140円(中間70+期末70)で、第1四半期時点でも修正はない。前期135円から+5円の増配予想にあたる。
- 予想配当性向は53.8%(予想DPS140円÷予想EPS260.00円)で、成長IT・SIerの標準ライン25%から+28.8pt。会社は配当性向50%を目標に掲げており、目標の上側で推移している。
- 実質普通配当ベースでは直近5年(2022〜2026年3月期)に減配がなく、当期予想140円は2期目の増配にあたる。表面DPSが2022→2023年3月期に80→70円と下がって見えるのは、記念配当30円の剥落によるもの。
- 同じ情報・通信業でSIerのNSD(9759)も、記念配当を挟んだ年の表面DPSが減配に見える点で本銘柄と同型の読み方が必要になる。
3. スコア内訳
配当持続性ランク: B(71/100点) ★★★★☆
| カテゴリ | 配点 | 得点 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 配当 | 50 | 32 | 性向4・DOE7・利回り7・方針6・耐性8 |
| 財務 | 25 | 23 | 自己資本10・ネットキャッシュ10・営業CF安定性3 |
| 収益 | 25 | 16 | 営業利益率12・ROE4 |
| 合計 | 100 | 71 | — |
営業利益率とROEは、第1四半期単独ではなく当期通期の会社予想を採点根拠とした。営業利益率は通期予想12.0%(営業利益5,100百万円÷売上高42,500百万円)、ROEは通期予想8.1%(予想当期純利益3,650百万円÷自己資本45,233百万円=期首45,334百万円と第1四半期末45,133百万円の平均)である。配当性向・配当利回りも当期通期予想の年140円を基準に判定している。
3-1. 主な加点(高得点項目)
- 自己資本比率 10/10: 87.4%(前期末85.2%から+2.2pt)。60%以上で満点の帯で、情報・通信業のなかでも高い水準
- ネットキャッシュ 10/10: 現金及び預金22,454百万円 + 短期有価証券100百万円 − 有利子負債0百万円 = +22,554百万円。時価総額約475.0億円比47.5%で「プラス・時価総額の30%以上」帯
- 営業利益率 12/15: 通期予想12.0%(営業利益5,100百万円÷売上高42,500百万円)。10〜15%帯で、2026年3月期実績12.1%からは△0.1pt
- 増配減配耐性 8/10: 実質普通配当ベースで直近5年(2022〜2026年3月期)に減配なし。当期予想140円は前期比+5円の増配予想で、「直近5年で減配なし+来期維持以上」帯。3年以上の連続増配には届かないため満点にはならない
- DOE 7/10: 4.3%(2026年3月期の純資産配当率・決算短信記載値)。3〜5%帯
- 配当利回り 7/10: 4.14%(予想DPS140円÷株価¥3,380・2026-08-26終値)。3.5〜4.5%帯
3-2. 主な減点(低得点項目)
- 配当性向 4/10: 当期通期予想53.8%(予想DPS140円÷予想EPS260.00円)。成長IT・SIerの標準ライン25%対比+28.8ptで「+20〜+30pt」帯。前カルテは2026年3月期実績50.5%(+25.5pt)で、同じく4点だった
- ROE 4/10: 通期予想8.1%(予想当期純利益3,650百万円÷期首・第1四半期末平均自己資本45,233百万円)。5〜10%帯で、自己資本比率87.4%という資本の厚さが分母を押し上げている
3-3. スコアの動き(定点観測)
- スコア変動: 前期71点 → 今期71点(±0点)
- 変動の内訳: 配当32・財務23・収益16の3カテゴリとも前カルテから不変で、10項目すべてが同じ得点帯に収まった。配当利回りは分子が2026年3月期実績135円から当期通期予想140円へ切り替わり3.98%→4.14%と上がったが、いずれも3.5〜4.5%帯の中にある。配当性向も50.5%→53.8%と上がったが「+20〜+30pt」帯を出ていない
- 満点2項目は維持: 自己資本比率 10/10(85.2%→87.4%)・ネットキャッシュ 10/10(時価総額比48.0%→47.5%)の財務2項目は前カルテから不変で、無借金と厚い手元資金という支柱は動いていない
- 現在の位置づけ: B帯(70〜84点)の下位。財務23/25に対し配当は32/50で、配当性向4/10とROE 4/10がA(85点以上)との距離をつくっている。予想EPS260.00円に対して年140円という配分が続く限り、配当性向は「+20〜+30pt」帯の中にある
※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。
4. 事業の強み・構造リスク
4-1. ✅ 事業の強み
- 受託開発の供給力を左右する採用の進捗: 会社は積極的な採用活動により人材確保が順調に進んだと説明し、IT人材の需給ギャップから開発単価の上昇が続いているとする。稼働人員が売上の上限を決める受託開発では、増員が売上余地の確保に直結する。
- AI・金融領域への需要シフト: 情報通信区分はAI研究開発関連で1,144百万円(+31.7%)、金融区分は決済中継や金融系クラウド基盤で1,691百万円(+36.5%)と伸びた。会社はAIを前提とした開発プロセスの検討も進めており、需要の厚い領域へ人員を回せている。
4-2. ⚠️ 構造リスク
- 売上を下回る受注と受注残高の取り崩し: 受注高は8,779百万円(△6.5%)と売上高10,126百万円を下回り、受注残高は前期末10,638百万円から9,291百万円へ△12.7%減った。受注が売上に先行する受託開発では、残高の減少が下期以降の売上余地を狭める。
- 流通・サービス区分の縮小: 販売実績1,957百万円(△18.7%)に加え受注高1,268百万円(△15.2%)も減り、基幹業務システムとEコマース関連が主因と説明されている。オープンシステム内で2番目に大きい区分の縮小は全社の増収率を押し下げる。
保有状況: 筆者は本銘柄を 保有していません(観察対象として継続フォロー予定)。
5. 筆者メモ
140円への増配は当期純利益△2.7%の減益予想のなかで決まっており、原資は利益成長ではなく配当性向の引き上げ(50.5→53.8%)で作られている。
次回(2027年3月期 中間期・2026年11月発表予定)見るポイント:
- 第2四半期累計予想(売上高20,300百万円・営業利益2,300百万円)に対する着地
- 受注高と受注残高が第1四半期の減少から戻るかどうか
- 流通・サービス区分の売上・受注が下げ止まるかどうか
6. 配当の見方
6-1. 配当の中身
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 2026年3月期実績 | 135円(中間60+期末75・前期比+10円。期末配当は当初予想65円から75円へ増額) |
| 2027年3月期予想 | 140円(中間70+期末70・+5円・直近公表の配当予想からの修正なし) |
| 配当性向(単体・当期通期予想・表面) | 53.8%(予想DPS140円 ÷ 予想EPS260.00円)。2027年3月期予想に記念配当・特別配当は含まれないため実質普通配当ベースでも同値。前期実績は50.5%(決算短信「2.配当の状況」記載値) |
| DOE(単体・純資産配当率) | 4.3%(2026年3月期実績・決算短信記載値。第1四半期決算短信に純資産配当率の記載はない) |
| 配当利回り | 4.14%(予想DPS140円 ÷ 株価¥3,380・2026-08-26終値・J-Quants API) |
| 配当方針 | 安定的かつ継続的な配当による利益還元を維持し、業績・利益水準に応じて配当水準の更なる向上を図ることを基本方針とし、配当性向50%を目標として明示(2026年3月期 決算短信「1.(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」)。DOE目標および減配しないことを明示する累進配当の宣言はない |
| 連続増配年数 | 実質普通配当ベースで1期連続増配(2026年3月期に100→135円)。2025年3月期の普通配当は前期と同じ100円の据え置きで、ここで連続増配がいったん途切れている。2027年3月期予想140円は2期目にあたる |
6-2. 過去年度 DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用、配当÷EPS再計算)
2022年以前の履歴を表示
| 年度 | DPS(円) | 実質普通DPS(円) | EPS(円) | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 2018 | 50 | 50 | 134.30 | 37.2% |
| 2019 | 50 | 50 | 145.05 | 34.5% |
| 2020 | 70(普通50+記念20) | 50 | 163.38 | 30.6% |
| 2021 | 50 | 50 | 162.54 | 30.8% |
| 2022 | 80(普通50+記念30) | 50 | 198.64 | 25.2% |
| 年度 | DPS(円) | 実質普通DPS(円) | EPS(円) | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 2023 | 70 | 70 | 207.91 | 33.7% |
| 2024 | 100 | 100 | 216.91 | 46.1% |
| 2025 | 125(普通100+記念25) | 100 | 228.76 | 43.7% |
| 2026 | 135 | 135 | 267.14 | 50.5% |
| 2027(予想) | 140 | 140 | 260.00 | 53.8% |
(注)
- データ基準: 2018〜2025年3月期のDPS・EPSは EDINET DB(有価証券報告書由来)引用。2026年3月期の実績と2027年3月期(予想)は2026年3月期 決算短信(2026年5月11日開示)および2027年3月期 第1四半期決算短信(2026年8月5日開示)の記載値。EPSはいずれも会社開示値で、配当性向から逆算していない
- 表の基準と株式分割: 上表のDPS・EPSは各期の開示実額で、分割換算は行っていない。2027年3月期 第1四半期決算短信・2026年3月期 決算短信のいずれにも株式分割・株式併合の注記はなく、期末発行済株式総数(自己株式を含む)は2019年3月期以降14,052,400株で一定である
- DPS列の方針: 1列目は表面DPS(記念配当を含む年額)、2列目は記念配当を除いた実質普通配当ベース。該当のない年は両列が同値。配当性向は実質普通配当ベースで再計算している
- 記念配当の内訳: 2025年3月期の期末配当75円は普通配当50円+記念配当25円(2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」注記)。2020年3月期の期末配当45円は普通配当25円+記念配当20円(2020年3月期 決算短信「2.配当の状況」注記1)、2022年3月期の期末配当55円は普通配当25円+記念配当30円(2022年3月期 決算短信「2.配当の状況」注記)と、いずれも当該期の決算短信に内訳が明記されており、普通配当分はどちらも期末25円である。中間配当は2018〜2022年3月期を通じて25円で一定で、実質普通配当ベースの年額はこの5期とも50円になる
- 連続増配の数え方: 実質普通配当ベースでは2025年3月期が前期と同じ100円の据え置きで、ここで連続増配が途切れている。したがって現在の連続増配は2026年3月期(100→135円)の1期のみで、2027年3月期予想140円は2期目にあたる。表面DPSでは2024→2026年3月期が100→125→135円と3期続けて増えて見えるが、これは2025年3月期の記念配当25円を含んだ数え方である
- 配当政策の傾向: 実質普通配当ベースの年額は2018〜2022年3月期の5期が50円で横ばい、2023年3月期に70円、2024年3月期に100円へ切り上がり、2025年3月期の据え置きを挟んで2026年3月期135円・2027年3月期予想140円へ。配当性向(実質普通配当ベース)は2022年3月期の25.2%を底に上昇が続き、会社が掲げる「配当性向50%」の水準に到達している
6-3. 配当の評価ポイント(3点)
- 増配構造: 135→140円(+5円)で2期目の増配予想。ただし増配幅は前期の+10円から縮み、通期予想の当期純利益が△2.7%の減益であることと合わせると、増配は利益成長ではなく配当性向の引き上げ(50.5%→53.8%)で賄われる形になっている
- 方針シグナル: 「配当性向50%を目標」と決算短信で数値明示しており、2026年3月期実績50.5%・2027年3月期予想53.8%はいずれも目標の上側にある。一方でDOE目標や累進配当の宣言はなく、予想EPSが下がれば配当額も追随しうる設計である
- 耐性実績: 直近5年(2022〜2026年3月期)に実質普通配当ベースの減配はなく、コロナ期の2021年3月期も普通配当50円を維持した。表面DPSが2022→2023年3月期に80→70円と下がって見えるのは記念配当30円の剥落によるもので、普通配当の減配ではない
7. 詳細データ
7-1. 業績サマリー(第1四半期累計)
| 指標 | 当期(Q1累計) | 前期(Q1累計) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 10,126百万円 | 9,599百万円 | +5.5% |
| 営業利益 | 1,216百万円 | 1,172百万円 | +3.8% |
| 経常利益 | 1,255百万円 | 1,201百万円 | +4.5% |
| 四半期純利益 | 849百万円 | 822百万円 | +3.2% |
| EPS | 60.49円 | 58.61円 | +3.2% |
| 営業利益率(四半期単独) | 12.01% | 12.21% | △0.20pt |
| ROE | —(四半期非開示・通期予想は§7-3) | — | — |
セグメント別(対前年同期比)
| 区分 | 売上 | 前期比 |
|---|---|---|
| 通信システム | 1,854百万円 | +4.0% |
| オープンシステム | 7,490百万円 | +5.7% |
| 組み込みシステム | 596百万円 | △1.2% |
| その他 | 184百万円 | +48.0% |
(注)上表は販売実績(セグメント間の内部振替前)。報告セグメントは「ソフトウェア開発関連事業」と「その他」の2区分で、セグメント利益はソフトウェア開発関連事業1,183百万円(+2.1%)・その他42百万円(+102.6%)、各報告セグメントに配分していない人件費の調整額は△9百万円。オープンシステムの内訳は公共2,106百万円(+12.8%)・流通・サービス1,957百万円(△18.7%)・金融1,691百万円(+36.5%)・情報通信1,144百万円(+31.7%)・その他589百万円(△16.5%)。各区分・内訳はいずれも百万円未満を丸めた決算短信の記載値のため、単純に合算しても上表の区分計や売上高10,126百万円と一致しない場合がある。
通期予想に対する進捗率
| 項目 | 当期Q1 | 通期予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 10,126百万円 | 42,500百万円 | 23.8% |
| 営業利益 | 1,216百万円 | 5,100百万円 | 23.8% |
| 経常利益 | 1,255百万円 | 5,300百万円 | 23.7% |
| 当期純利益 | 849百万円 | 3,650百万円 | 23.3% |
業績増減要因の「業績の質」診断
| 観点 | 評価 | 解釈 |
|---|---|---|
| 一過性要因 | 🟢 | 特別利益は固定資産売却益2百万円のみ、特別損失は固定資産除却損5百万円のみで、いずれも税引前四半期純利益1,252百万円に対して僅少。減損損失の計上はなく、営業利益+3.8%は増収に伴う本業の増益がそのまま出た形 |
| 営業外損益 | 🟢 | 営業外収益は32→42百万円(受取利息20→27百万円・受取配当金0→1百万円)、営業外費用は賃貸収入原価3→4百万円のみ。経常利益+4.5%が営業利益+3.8%を上回るのは受取利息の増加による |
| 純利益押し下げ要因 | 🟡 | 税引前四半期純利益は1,183→1,252百万円(+5.8%)だが、法人税等合計が360→402百万円へ増え税負担率は30.5%→32.2%へ上昇。四半期純利益の伸びは+3.2%と税引前段階を下回った。法人税等合計の大半は法人税等調整額(357→400百万円)で、当期計上額としての法人税、住民税及び事業税は2百万円にとどまる |
| 開示の誠実性 | 🟢 | 受注高△6.5%・受注残高の前期末比△12.7%という不利なデータも「3.その他(1)生産、受注及び販売の状況」で区分別に開示。四半期キャッシュ・フロー計算書を作成していないことも注記している。一方で決算補足説明資料の作成・決算説明会の開催はいずれも「無」 |
→ 業績の質: 一過性要因のない本業ベースの増収増益だが、増益率は増収率に届かず、受注残高は前期末比△12.7%と減っている
7-2. 財務・CFサマリー
| 指標 | 前期(2026年3月期) | 当第1四半期(2026年6月末) |
|---|---|---|
| 営業CF(百万円) | 3,026 | N/A(CF未作成) |
| 投資CF(百万円) | △3,053 | N/A(CF未作成) |
| 財務CF(百万円) | △1,894 | N/A(CF未作成) |
| 現金及び預金(BS・百万円) | 22,774 | 22,454 |
| 短期有価証券(BS流動・百万円) | 100 | 100 |
| 現金及び現金同等物 期末残高(CF・百万円) | 20,074 | N/A(CF未作成) |
| 自己資本比率(%) | 85.2 | 87.4 |
- 有利子負債: 短期借入金・1年内返済予定の長期借入金・長期借入金・社債・リース債務のいずれも当第1四半期貸借対照表に計上がなく0百万円。2026年3月期 決算短信のキャッシュ・フロー関連指標の注記にも「有利子負債及び利払いはありません」と明記されている
- ネットキャッシュ: 現金及び預金22,454百万円 + 短期有価証券100百万円 − 有利子負債0百万円 = +22,554百万円。時価総額約475.0億円(株価¥3,380×期末発行済株式数14,052,400株・自己株式を含む)の47.5%で、「プラス・時価総額の30%以上」帯の10/10点。投資その他の資産に計上される投資有価証券5,303百万円は長期資産のため分子に算入していない。情報・通信業はネットキャッシュの業種補正対象外で本則を適用している
- 営業CF安定性の評価対象5期(2022年3月期〜2026年3月期・単位百万円): 2,929 → 2,946 → 4,706 → 1,568 → 3,026。5期とも黒字だが、5期平均3,035百万円からの乖離は2024年3月期+55.1%と2025年3月期△48.3%の2期が±20%を超えるため、「黒字維持だがブレあり」帯の3/5点。当第1四半期は四半期キャッシュ・フロー計算書が作成されていない(決算短信の注記)ため、四半期の営業CFは採点に使っていない
- 四半期中の資産・負債の動き: 総資産は前期末比1,576百万円減の51,662百万円。売掛金及び契約資産が△1,250百万円、現金及び預金が△319百万円と、期末集中の回収を映した減少が中心。負債は1,375百万円減の6,528百万円で、賞与引当金1,783→509百万円・未払法人税等692→75百万円が主因。純資産は201百万円減の45,133百万円で、四半期純利益849百万円に対し2026年3月期の期末配当(1株75円・総額約1,052百万円)の支払が上回り、利益剰余金は203百万円減った。なお本項の増減額はいずれも決算短信の記載値で、百万円未満の丸めにより上表の差引と1百万円の差が出る場合がある
- 自己株式の動き: 自己株式数は13,756株→13,776株へ20株増えた一方、期末発行済株式総数(自己株式を含む)は14,052,400株で前期末から変わっていない。当第1四半期に自己株式の消却は行われていない
7-3. 通期業績予想(2027年3月期)
| 項目 | 予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 42,500百万円 | +4.4% |
| 営業利益 | 5,100百万円 | +3.1% |
| 経常利益 | 5,300百万円 | +3.7% |
| 当期純利益 | 3,650百万円 | △2.7% |
| EPS | 260.00円 | △2.7% |
| 年間配当 | 140円 | +5円 |
| 営業利益率(通期予想) | 12.0%(5,100百万円÷42,500百万円・本ブログ算出) | △0.1pt |
| ROE(通期予想) | 8.1%(3,650百万円÷45,233百万円・本ブログ算出) | △0.3pt |
(注)ROEの分母45,233百万円は、期首自己資本45,334百万円(2026年3月期末)と第1四半期末自己資本45,133百万円の平均。前期比は2026年3月期の会社開示の自己資本当期純利益率8.4%・売上高営業利益率12.1%との差。会社は2026年5月11日公表の通期予想を据え置いており、第1四半期時点で修正はない。
7-4. データ出典の透明性
| 項目 | 出典 | 信頼度 |
|---|---|---|
| 第1四半期の売上高・営業利益・経常利益・四半期純利益・EPS・特別損益・法人税等 | 2027年3月期 第1四半期決算短信(2026年8月5日開示)「四半期損益計算書」 | 🟢 一次情報 |
| 通期業績予想(売上高・営業利益・経常利益・当期純利益・EPS)・第2四半期累計予想 | 2027年3月期 第1四半期決算短信「3.2027年3月期の業績予想」(2026年3月期 決算短信の公表値から修正なし) | 🟢 一次情報 |
| 営業利益率(通期予想)・ROE(通期予想) | 本ブログ算出(会社予想値より計算・ROE分母は期首自己資本(前期末)と第1四半期末自己資本の平均) | 🟡 補助データ |
| 配当実績・当期配当予想・配当性向 | 2027年3月期 第1四半期決算短信「2.配当の状況」、2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」 | 🟢 一次情報 |
| DOE(純資産配当率4.3%) | 2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」 | 🟢 一次情報 |
| 配当方針(配当性向50%を目標)・2026年3月期 期末配当の増額 | 2026年3月期 決算短信「1.(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」「2.配当の状況」注記 | 🟢 一次情報 |
| 2025年3月期 期末配当の記念配当25円の内訳 | 2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」注記 | 🟢 一次情報 |
| 2020年3月期 期末配当の記念配当20円の内訳 | 2020年3月期 決算短信(2020年5月11日開示)「2.配当の状況」注記1 | 🟢 一次情報 |
| 2022年3月期 期末配当の記念配当30円の内訳 | 2022年3月期 決算短信(2022年5月10日開示)「2.配当の状況」注記 | 🟢 一次情報 |
| 自己資本比率・現金及び預金・短期有価証券・投資有価証券・有利子負債・総資産・純資産・利益剰余金・期末発行済株式数・自己株式数 | 2027年3月期 第1四半期決算短信「四半期貸借対照表」「(3)発行済株式数」 | 🟢 一次情報 |
| 営業CF・投資CF・財務CF・現金及び現金同等物 期末残高(2026年3月期)・有利子負債なしの注記 | 2026年3月期 決算短信「キャッシュ・フロー計算書」「キャッシュ・フロー関連指標の推移」注記 | 🟢 一次情報 |
| セグメント別売上・生産実績・受注高・受注残高 | 2027年3月期 第1四半期決算短信「1.経営成績等の概況」「セグメント情報等の注記」「3.その他(1)生産、受注及び販売の状況」 | 🟢 一次情報 |
| 過去配当履歴・EPS推移・営業CF推移(2018〜2025年3月期) | EDINET DB | 🟢 一次情報 |
| 株価¥3,380(2026-08-26終値) | J-Quants API(JPX 公式) | 🟢 一次情報 |
【免責事項】 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
本記事は配当持続性スコアの枠組みに基づき、筆者が一次情報と内容を確認・編集して公開しています。下書き・集計・整形には補助ツールを使用しています。誤りにお気づきの方は X(@haitoukarte) へお知らせください。