【KSK(9687)】配当B(76点)・4期連続増配 — 2027年3月期Q1

観察中(筆者は当該銘柄を未保有)📁 情報・通信業

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結論: 増収増益、四半期の現金減で財務が1段下がる

📊 スコア: B 76点
💰 配当: 181→190円(+9円)、期末一括・第1四半期時点で修正なし
良い点: 無借金、自己資本比率75.5%、DOE 6.3%
⚠️ 注意点: 予想配当性向50.1%、ネットキャッシュ時価総額比25.8%、純利益+1.1%


1. 業績ハイライト

  • 売上高6,684百万円(+9.7%)で増収
  • 営業利益923百万円(+9.2%)の増益
  • 経常利益965百万円(+10.2%)
  • 四半期純利益649百万円(+1.1%)
  • 通期予想は据え置き、営業利益の進捗率29.8%

サマリー

  • 報告3区分がそろって増収増益: 売上高は6,684百万円で前年同期比+9.7%。システムコア(+13.4%)・ITソリューション(+14.1%)・ネットワークサービス(+6.9%)の3区分すべてが増収で、セグメント利益もそろって増益となった。
  • 税負担増で純利益だけ伸びが鈍化: 経常利益965百万円(+10.2%)に対し四半期純利益は649百万円(+1.1%)。会社は賃上げ促進税制の適用除外による税額控除の減少と防衛特別法人税の導入で法人税等が増えたと説明している。
  • 通期予想は据え置き: 会社は2026年4月30日公表の通期予想(売上高28,100百万円・営業利益3,100百万円)を変更していない。営業利益の進捗率は29.8%、売上高は23.8%の位置にある。

2. 配当判断サマリー

  • 2027年3月期の年間配当予想は190円(期末一括)で、第1四半期時点でも修正はない。前期181円から+9円の増配予想にあたる。
  • 実質普通配当ベースでは2023年3月期から2026年3月期まで4期連続増配(80→88→124→181円)で、当期予想190円は5期目にあたる。表面DPSが2024→2025年3月期に226→124円と下がって見えるのは、創業50周年記念配当138円の剥落によるもの。
  • 予想配当性向は50.1%(予想DPS190円÷予想EPS378.92円)で、成長IT・SIerの標準ライン25%から+25.1pt。会社は中期経営計画の最終年度である2027年3月期に配当性向50%を目指すと掲げており、高い性向は方針に沿った水準といえる。
  • 同じ情報・通信業のSIerであるキューブシステム(2335)も、創立50周年記念配当を挟んだ年の表面DPSが減配に見える点で本銘柄と同型の読み方が必要になる。

3. スコア内訳

配当持続性ランク: B(76/100点) ★★★★☆

カテゴリ 配点 得点 主な内容
配当 50 37 性向4・DOE10・利回り7・方針6・耐性10
財務 25 20 自己資本10・ネットキャッシュ7・営業CF安定性3
収益 25 19 営業利益率12・ROE7
合計 100 76

営業利益率ROEは、第1四半期単独ではなく当期通期の会社予想を採点根拠とした。営業利益率は通期予想11.03%(営業利益3,100百万円÷売上高28,100百万円)、ROEは通期予想12.6%(予想純利益2,300百万円÷自己資本18,189百万円=期首18,383百万円と第1四半期末17,995百万円の平均)である。配当性向・配当利回りも当期通期予想の年190円を基準に判定している。

3-1. 主な加点(高得点項目)

  • DOE 10/10: 6.3%(2026年3月期の純資産配当率・決算短信記載値)。5%以上で満点の帯にあり、前期の4.6%から+1.7pt切り上がった水準が続いている
  • 増配減配耐性 10/10: 実質普通配当ベースで2023年3月期から2026年3月期まで4期連続増配、直近5年に減配なし。当期予想190円は前期比+9円の増配予想で、「3年以上連続増配+直近5年で減配なし+来期増配予想」帯
  • 自己資本比率 10/10: 75.5%(前期末70.4%から+5.1pt)。60%以上で満点の帯で、賞与引当金と未払法人税等の取り崩しで総資産が縮んだ分だけ比率が上がっている
  • 営業利益率 12/15: 通期予想11.03%(営業利益3,100百万円÷売上高28,100百万円)。10〜15%帯で、2026年3月期実績10.6%からは+0.4pt
  • 配当利回り 7/10: 4.31%(予想DPS190円÷株価¥4,410・2026-08-24終値)。3.5〜4.5%帯にあり、前カルテの4.13%(当時の分子は実績DPS181円)から分子が当期予想190円へ切り替わって4.31%となったが、帯は変わらない
  • ROE 7/10: 通期予想12.6%(予想純利益2,300百万円÷期首・第1四半期末平均自己資本18,189百万円)。10〜15%帯で、中期経営計画が掲げるROE12%は上回っている
  • ネットキャッシュ 7/10: 現金及び預金5,296百万円 + 短期有価証券3,402百万円 − 有利子負債0百万円 = +8,698百万円。時価総額約336.8億円比25.8%で「プラス・時価総額の10〜30%」帯

3-2. 主な減点(低得点項目)

  • 配当性向 4/10: 当期通期予想50.1%(予想DPS190円÷予想EPS378.92円)。成長IT・SIerの標準ライン25%対比+25.1ptで「+20〜+30pt」帯。前カルテは2026年3月期実績50.3%(+25.3pt)で、同じく4点だった

3-3. スコアの動き(定点観測)

  • スコア変動: 前期79点 → 今期76点(△3点)
  • 変動の内訳: 動いたのは財務カテゴリの23→20のみで、配当37・収益19は前カルテから不変。ネットキャッシュが時価総額比31.3%から25.8%へ下がり10→7点となった。第1四半期に賞与引当金1,888百万円の取り崩しと配当金1,097百万円の支払があり、現金及び預金が6,877→5,296百万円へ減ったことが要因である
  • 満点3項目は維持: DOE 10/10・増配減配耐性 10/10(配当)、自己資本比率 10/10(財務)の3項目は前カルテから不変で、自己資本比率はむしろ70.4%→75.5%へ上がっている
  • 現在の位置づけ: B帯(70〜84点)の中位。財務20/25・収益19/25に対し配当は37/50で、配当性向4/10と配当方針6/10がA(85点以上)との距離をつくっている。予想EPS378.92円に対して年190円という配分が続く限り、配当性向はSIerの標準ライン25%から+20pt超の帯の中にある

※本スコアは決算短信の数値から機械的に算出した独自指標であり、将来の減配可能性を予測するものではありません。過去のデータ上の傾向を整理した参考情報としてご利用ください。


4. 事業の強み・構造リスク

4-1. ✅ 事業の強み

  • 自社開発パッケージが牽引する区分: ITソリューション事業は売上1,575百万円(+14.1%)に対しセグメント利益491百万円(+23.6%)と利益の伸びが上回った。会社は自社開発パッケージソフトが収益を牽引したと説明しており、人月単価に依らない収益源が利益率を支える。
  • 半導体・医療機器向け設計開発の広がり: システムコア事業は売上1,229百万円(+13.4%)・利益352百万円(+19.0%)。会社は半導体関連の設計開発案件、通信機器の組込ソフト、医療機器分野の設計開発が堅調と説明しており、顧客産業の分散が配当原資の振れを抑える。

4-2. ⚠️ 構造リスク

  • ネットワークサービス事業への売上集中: 同事業の売上3,878百万円は連結売上高6,684百万円の58.0%を占める一方、増収率は+6.9%・利益+5.4%と他2区分より低い。最大区分の伸びが鈍い状態が続けば全社の利益成長を規定する。
  • 人件費先行の収益構造: 会社は給与水準の引き上げを4期連続で実施したと明記し、AI・クラウド・セキュリティ人材の確保を課題に挙げる。売上総利益率は27.6%へ改善したが、単価見直しが人件費上昇に追いつかなければ圧縮されうる。

保有状況: 筆者は本銘柄を 保有していません(観察対象として継続フォロー予定)


5. 筆者メモ

中期経営計画は今期が最終年度で、ROE12%・配当性向50%はすでに到達済み。次の計画で還元の目標がどこに置かれるかが、配当を見るうえでの次の焦点になる。

次回(2027年3月期 中間期・2026年10月発表予定)見るポイント:

  • 第2四半期累計の着地と、通期予想(売上高28,100百万円・営業利益3,100百万円)の据え置きが続くかどうか
  • ネットワークサービス事業の増収率が他2区分に追いつくかどうか
  • 中期経営計画「Blue Wind ChapterⅡ」が最終年度を迎えたあとの次期計画と、そこで示される配当方針

6. 配当の見方

6-1. 配当の中身

項目
2026年3月期実績 181円(期末一括・前期比+57円)
2027年3月期予想 190円(期末一括・+9円・直近公表の配当予想からの修正なし)
配当性向(連結・当期通期予想・表面) 50.1%(予想DPS190円 ÷ 予想EPS378.92円)。2027年3月期予想に記念配当・特別配当は含まれないため実質普通配当ベースでも同値。前期実績は50.3%(決算短信「2.配当の状況」記載値)
DOE(連結・純資産配当率) 6.3%(2026年3月期実績・決算短信記載値。第1四半期決算短信に純資産配当率の記載はない)
配当利回り 4.31%(予想DPS190円 ÷ 株価¥4,410・2026-08-24終値・J-Quants API)
配当方針 中期経営計画「Blue Wind ChapterⅡ」の最終年度である2027年3月期に、自己資本当期純利益率(ROE)12%と配当性向50%を目指すと明示(2026年3月期 決算短信「1.(4)今後の見通し」)。2026年3月期 有価証券報告書「3.配当政策」(2026年6月25日提出)でも、2026年3月期以降は連結業績を基準に配当性向50%を目途とすること、期末配当として年1回とすることを基本方針に掲げ、配当性向50%は最終年度の目標を1年前倒しで実施したと記載している。DOE目標は示しておらず、減配しないことを明示する累進配当の宣言はない
連続増配年数 実質普通配当ベースで4期連続増配(2023年3月期80円から2026年3月期181円まで・起点は2022年3月期77円の据え置き)。2027年3月期予想190円は5期目にあたる

6-2. 過去年度 連結DPS・EPS・配当性向(EDINET DB 引用、配当÷EPS再計算)

2022年以前の履歴を表示
年度 DPS(円) 実質普通DPS(円) EPS(円) 配当性向
2020 55 55 181.48 30.3%
2021 77 77 256.47 30.0%
2022 77 77 251.58 30.6%
年度 DPS(円) 実質普通DPS(円) EPS(円) 配当性向
2023 80 80 266.27 30.0%
2024 226(普通88+記念138) 88 284.90 30.9%
2025 124 124 309.37 40.1%
2026 181 181 360.17 50.3%
2027(予想) 190 190 378.92 50.1%

(注)

  • データ基準: 2020〜2025年3月期のDPS・EPSは EDINET DB(有価証券報告書由来)引用。2026年3月期の実績と2027年3月期(予想)は2026年3月期決算短信(2026年4月30日開示)および2027年3月期第1四半期決算短信(2026年7月31日開示)の記載値。EPSはいずれも会社開示値で、配当性向から逆算していない
  • DPS列の方針: 1列目は表面DPS(記念配当を含む年額)、2列目は記念配当を除いた実質普通配当ベース。該当のない年は両列が同値。配当性向は実質普通配当ベースで再計算している
  • 2024年の表面 vs 実質普通配当: 2024年3月期の期末配当226円は、普通配当88円と創業50周年記念配当138円の合計である(2024年3月期 決算短信「2.配当の状況」注記)。表面ベースでは2024→2025年3月期が226→124円の減配に見えるが、実質普通配当ベースでは88→124円の+36円増配にあたる
  • 株式分割: 本表の掲載期間中に株式分割・株式併合の実施はない。期末発行済株式総数は7,636,368株で一定であり、分割後換算は発生していない
  • 連続増配の数え方: 本ブログの「N期連続増配」は1株当たり年間配当が前期より増えた期の数で、前期と同額(据え置き)の期があればそこで途切れる。2021年3月期77円→2022年3月期77円で据え置きとなったため連続はいったん途切れ、2023年3月期(77→80円)から再開して2026年3月期まで4期連続増配(80→88→124→181円・2024年は実質普通配当ベース)。2027年3月期予想190円は5期目にあたる。なお本表は2020年3月期以降を対象としており、それ以前の配当は集計範囲外
  • 配当政策の傾向: 配当性向(実質普通配当ベース)は2020〜2024年3月期が30%台で横ばいだったが、2025年3月期40.1%、2026年3月期50.3%と切り上がった。中期経営計画が掲げる配当性向50%の水準に到達し、2027年3月期予想も50.1%で同水準に置かれている

6-3. 配当の評価ポイント(3点)

  • 増配構造: 181→190円(+9円)で、実質普通配当ベースの連続増配は5期目の見込み。増配幅は前期の+57円から縮んだが、これは配当性向を30%台から50%へ引き上げる局面が一巡したためで、当期の増配率+5.0%は予想EPSの+5.2%とほぼ見合っている
  • 方針シグナル: 中期経営計画「Blue Wind ChapterⅡ」の最終年度にROE12%と配当性向50%を掲げ、2026年3月期にROE12.5%・配当性向50.3%で到達済み。2027年3月期予想も50.1%で同水準に置いている。一方でDOE目標や累進配当の宣言はなく、予想EPSが下がれば配当額も追随しうる設計にある
  • 耐性実績: 直近5年(2022〜2026年3月期)に実質普通配当ベースの減配はなく、コロナ禍の影響が及んだ2021年3月期も55→77円へ増配した。表面DPSが2024→2025年3月期に226→124円と下がって見えるのは創業50周年記念配当138円の剥落によるもので、普通配当は88→124円の増配である

7. 詳細データ

7-1. 業績サマリー(第1四半期累計)

指標 当期(Q1累計) 前期(Q1累計) 前期比
売上高 6,684百万円 6,095百万円 +9.7%
営業利益 923百万円 845百万円 +9.2%
経常利益 965百万円 876百万円 +10.2%
親会社株主に帰属する四半期純利益 649百万円 642百万円 +1.1%
EPS 107.08円 106.10円 +0.9%
営業利益率(四半期単独) 13.81% 13.86% △0.05pt
ROE —(四半期非開示・通期予想は§7-3)

セグメント別(対前年同期比)

区分 売上 前期比
システムコア事業 1,229百万円 +13.4%
ITソリューション事業 1,575百万円 +14.1%
ネットワークサービス事業 3,878百万円 +6.9%

(注)売上は外部顧客への売上高。セグメント利益はシステムコア352百万円(+19.0%)・ITソリューション491百万円(+23.6%)・ネットワークサービス999百万円(+5.4%)で、報告セグメント計1,843百万円からセグメント間取引消去△1百万円と全社費用△919百万円を調整して営業利益923百万円となる。

通期予想に対する進捗率

項目 当期Q1 通期予想 進捗率
売上高 6,684百万円 28,100百万円 23.8%
営業利益 923百万円 3,100百万円 29.8%
経常利益 965百万円 3,300百万円 29.2%
親会社株主に帰属する当期純利益 649百万円 2,300百万円 28.2%

業績増減要因の「業績の質」診断

観点 評価 解釈
一過性要因 🟢 特別利益は受取保険金0百万円、特別損失は固定資産除却損0百万円にとどまる。会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示はいずれも「無」、連結範囲の重要な変更も「無」と注記されており、営業利益+9.2%は増収に伴うもの
営業外損益 🟢 営業外収益は30→42百万円(受取利息18→25・受取配当金12→15)、営業外費用は0百万円。経常利益+10.2%が営業利益+9.2%をやや上回るのは受取利息・受取配当金の増加による
純利益押し下げ要因 🟡 税金等調整前四半期純利益は876→965百万円(+10.2%)だが、法人税等が234→316百万円へ増え税負担率は26.7%→32.7%へ上昇。会社は賃上げ促進税制の適用除外による税額控除の減少と防衛特別法人税の導入を要因に挙げており、四半期純利益の伸びは+1.1%にとどまった
開示の誠実性 🟢 報告3セグメントの売上・利益を開示し、増収の背景を区分ごとに記述。給与水準の引き上げを4期連続で実施したことも本文に明記している。四半期特有の会計処理(見積実効税率による税金費用の計算)の適用も注記

業績の質: 3区分そろっての増収と採算維持による本業ベースの増益で、純利益の鈍化は税制要因にとどまる

7-2. 財務・CFサマリー

指標 前期(2026年3月期) 当第1四半期(2026年6月末)
営業CF(百万円) 3,417 N/A(CF未作成)
投資CF(百万円) △1,138 N/A(CF未作成)
財務CF(百万円) △724 N/A(CF未作成)
現金及び預金(BS・百万円) 6,877 5,296
短期有価証券(BS流動・百万円) 3,603 3,402
現金及び現金同等物 期末残高(CF・百万円) 6,677 N/A(CF未作成)
自己資本比率(%) 70.4 75.5
  • 有利子負債: 短期借入金・1年内返済予定の長期借入金・長期借入金・社債・リース債務のいずれも当第1四半期連結貸借対照表に計上がなく0百万円。流動負債は買掛金・未払法人税等・賞与引当金とその他、固定負債は退職給付に係る負債・資産除去債務とその他で構成され、実質無借金の状態が続いている
  • ネットキャッシュ: 現金及び預金5,296百万円 + 短期有価証券3,402百万円 − 有利子負債0百万円 = +8,698百万円。時価総額約336.8億円(株価¥4,410×期末発行済株式数7,636,368株・自己株式を含む)の25.8%で、「プラス・時価総額の10〜30%」帯の7/10点。投資その他の資産に計上される投資有価証券7,151百万円は長期資産のため分子に算入していない。情報・通信業はネットキャッシュの業種補正対象外で本則を適用している
  • 営業CF安定性の評価対象5期(2022年3月期〜2026年3月期・単位百万円): 991 → 1,431 → 1,936 → 1,825 → 3,417。5期とも黒字だが、5期平均1,920百万円からの乖離は2022年3月期△48.4%・2023年3月期△25.5%・2026年3月期+78.0%の3期が±20%を超えるため、「黒字維持だがブレあり」帯の3/5点。当第1四半期は四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていない(決算短信の注記)ため、四半期の営業CFは採点に使っていない
  • 四半期中の資産・負債の動き: 総資産は前期末比2,272百万円減の23,838百万円。現金及び預金△1,581百万円、受取手形・売掛金及び契約資産△394百万円、有価証券△201百万円が中心で、負債側は賞与引当金△1,888百万円・未払法人税等△453百万円が減った。純資産は408百万円減の18,201百万円で、四半期純利益649百万円の増加に対し配当金の支払1,097百万円が上回っている
  • 自己株式の動き: 自己株式数は1,572,948株→1,564,348株へ8,600株減った一方、期末発行済株式総数(自己株式を含む)は7,636,368株で前期末から変わっていない。当第1四半期に自己株式の消却は行われておらず、「株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記」も該当事項なしである

7-3. 通期業績予想(2027年3月期)

項目 予想 前期比
売上高 28,100百万円 +9.1%
営業利益 3,100百万円 +13.1%
経常利益 3,300百万円 +14.6%
親会社株主帰属当期純利益 2,300百万円 +5.4%
EPS 378.92円 +5.2%
年間配当 190円 +9円
営業利益率(通期予想) 11.03%(3,100百万円÷28,100百万円・本ブログ算出) +0.4pt
ROE(通期予想) 12.6%(2,300百万円÷18,189百万円・本ブログ算出) +0.1pt

(注)ROEの分母18,189百万円は、期首自己資本18,383百万円(2026年3月期末)と第1四半期末自己資本17,995百万円の平均。前期比は2026年3月期の会社開示ROE 12.5%・売上高営業利益率10.6%との差。会社は2026年4月30日公表の通期予想を据え置いており、第1四半期時点で修正はない。なお第1四半期決算短信の予想EPS 378.92円は、2026年3月期決算短信時点の379.32円から自己株式数の変動に伴い小幅に変わっている。

7-4. データ出典の透明性

項目 出典 信頼度
第1四半期の売上高・営業利益・経常利益・四半期純利益・EPS 2027年3月期 第1四半期決算短信(2026年7月31日開示)「四半期連結損益計算書」 🟢 一次情報
通期業績予想(売上高・営業利益・経常利益・純利益・EPS) 2027年3月期 第1四半期決算短信「3.2027年3月期の連結業績予想」(2026年3月期 決算短信の公表値から修正なし) 🟢 一次情報
営業利益率(通期予想)・ROE(通期予想) 本ブログ算出(会社予想値より計算・ROE分母は期首自己資本(前期末)と第1四半期末自己資本の平均) 🟡 補助データ
配当実績・当期配当予想・配当性向 2027年3月期 第1四半期決算短信「2.配当の状況」、2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」 🟢 一次情報
DOE(純資産配当率6.3%) 2026年3月期 決算短信「2.配当の状況」 🟢 一次情報
配当方針(中期経営計画のROE12%・配当性向50%目標) 2026年3月期 決算短信「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」、2026年3月期 有価証券報告書「3.配当政策」(2026年6月25日提出) 🟢 一次情報
自己資本比率・現金及び預金・短期有価証券・投資有価証券・有利子負債・期末発行済株式数・自己株式数 2027年3月期 第1四半期決算短信「四半期連結貸借対照表」「(4)発行済株式数」 🟢 一次情報
営業CF・投資CF・財務CF・現金及び現金同等物 期末残高(2026年3月期) 2026年3月期 決算短信「連結キャッシュ・フロー計算書」 🟢 一次情報
セグメント別売上・セグメント利益 2027年3月期 第1四半期決算短信「1.経営成績等の概況」「セグメント情報等の注記」 🟢 一次情報
2024年3月期 期末配当226円の創業50周年記念配当138円の内訳 2024年3月期 決算短信「2.配当の状況」注記 🟢 一次情報
過去配当履歴・EPS推移(2020〜2025年3月期) EDINET DB 🟢 一次情報
株価¥4,410(2026-08-24終値) J-Quants API(JPX 公式) 🟢 一次情報

【免責事項】 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

本記事は配当持続性スコアの枠組みに基づき、筆者が一次情報と内容を確認・編集して公開しています。下書き・集計・整形には補助ツールを使用しています。誤りにお気づきの方は X(@haitoukarte) へお知らせください。